NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.4450 (Re:4445) 【JR東海】平成23年3月期 決算短信(6/9)
ほりうち(ccbu8181) 2011-04-28 23:20:21

1) 運輸業
 東海道新幹線については、引き続き脱線・逸脱防止対策をはじめとする地震対策に取り組んだほか、新幹線車両の全般検査を行う工場である浜松工場について、耐震性向上等を目的とするリニューアル工事を推進しました。また、引き続きN700系車両の投入を積極的に進め、本年3月に実施したダイヤ改正では、東海道新幹線の定期「のぞみ」の概ね9割をN700系による運転とするなど、一段と利便性を高めました。
 在来線については、ATS−PT(パターン照査式自動列車停止装置)の設置を進め、主要線区での使用を開始しました。また、さらなる輸送サービスの充実に向けて、新型車両への取替等に取り組みました。なお、本年3月14日からは、一部の線区で東京電力株式会社の計画停電の影響を受けましたが、安全に留意しながら可能な限り運行の確保に努めました。
 販売面については、「エクスプレス予約」について、一層の会員数拡大に向けた取組みを推進するとともに、TOICAについては、相互利用サービスの拡大、電子マネー加盟店舗の拡大等を行いました。さらに、平城遷都1300年を迎えた奈良をはじめ、京都、東京、伊勢等の各方面へ向けた観光キャンペーンを展開し、これと連動した様々な旅行商品の設定に努めました。また、東海道新幹線のお子様連れ専用商品や海外のお客様向け商品の開発など、新たな営業施策の展開に取り組みました。
 当期においては、景気低迷や高速道路料金値下げ政策の影響に加え、「東日本大震災」によるご利用の減少があったものの、上記の諸施策の取組みに加え、一昨年受けた新型インフルエンザによる影響の反動もあり、東海道新幹線の輸送人キロは前期比2.5%増の437億4千1百万人キロ、在来線の輸送人キロは前期比0.1%増の90億1百万人キロとなりました。
 バス事業においては、競争激化等の状況も踏まえ、引き続き業務の効率化等を進めました。
 上記の結果、当期における営業収益は前期比2.4%増の1兆1,697億円、営業利益は前期比18.8%増の3,230億円となりました。


2) 流通業
 流通業においては、ジェイアール名古屋タカシマヤについて、開店10周年記念企画を実施し、新たな食料品をはじめとした魅力ある品揃えの充実、売場のリニューアル、お客様のニーズを捉えたアプローチ強化等に努めました。
 また、農業事業については、グループ会社への出荷を着実に行いました。
 上記の結果、景気低迷等の影響及び「東日本大震災」の影響を受けたものの、当期における営業収益は前期比3.4%増の1,950億円、営業利益は前期比37.3%増の51億円となりました。

3) 不動産業
 不動産業においては、駅立地を一層有効に活用し、お客様の拡大につなげるため、東京駅における商業施設のリニューアル等を着実に進めました。また、名古屋駅新ビル計画については、昨年5月に具体的内容を公表するとともに、既存の「名古屋ターミナルビル」の解体工事に着手するなど新ビル建設着手に向けた諸準備を進めました。あわせて、保有資産の有効活用の親点から行っている社宅跡地開発については、「セントラルガーデン・レジデンス静岡」の第二期分譲マンションの建設、販売を進め、完売しました。
 当期においては、「名古屋ターミナルビル」の閉鎖等の影響により、営業収益は前期比0.5%減の664億円、営業利益は前期比76.5%増の118億円となりました。

4) その他
 ホテル業においては、お客様の志向にあった商品設定、高品質なサービスの提供、販売力強化に努めました。
 旅行業においては、平城遷都1300年を迎えた奈良をはじめ、京都、東京等の各方面へ向けた観光キャンペーンと連動した魅力ある旅行商品を積極的に販売するとともに、インターネットを活用し