ほりうち(ccbu8181) 2010-05-19 10:47:40 |
3) その他、新規誘発等による増収額 ………610億円 上記1)及び2)のほか、飛躍的な時間短縮に伴い都市圏間の流動が大いに活性化することによる新規誘発や、高速道路からの転移による増収効果も十分に期待できる。また、山梨県、長野県など中央新幹線各駅の新規利用や東海道新幹線「ひかり」「こだま」停車駅の利便性向上に伴う利用増も期待できる。 大阪開業効果として想定した増収額2,720億円と上記の2つの要素の合計額の差610億円がこの新規誘発等であり、これは次表の区間における6%の利用増に相当するが、4項目調査の需要予測モデルの東海道新幹線、航空以外の「他交通機関からの転換」は7%、「新規誘発」は24%であるので、この6%は相当固めの見込みである。 ┌────────────┬──────┬────────────┐ | |年間の新規誘| 当社の収入(税抜き) | | |発者数 ├─────┬──────┤ | |(a+b)×6% | 単価 | 増収額 | ├────┬─┬─────┼──────┼─────┼──────┤ | | |名古屋圏 | 134万人| 10,933円| 145億円| |東京圏 |⇔|大阪圏 | 241万人| 14,333円| 345億円| | | |山陽筋4県| 53万人| 〃 | 75億円| ├────┼─┼─────┼──────┼─────┼──────┤ | | |大阪圏 | 55万人| | | |名古屋圏|⇔| | | 6,457円| 45億円| | | |山陽筋4県| 13万人| | | ├────┴─┴─────┼──────┼─────┼──────┤ | 合計 | 496万人| − | 610億円| └────────────┴──────┴─────┴──────┘ 注)1)〜3)のいずれにおいても、旅客地域流動調査の都府県間データを使用し、三大都市圏の括りについては、次の通りとした。これは、次項「2)名古屋開業に伴う増収額」においても同じである。 東京圏 :茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県 名古屋圏:愛知県、岐阜県、三重県 大阪圏 :京都府、大阪府、兵庫県、奈良県 2)名古屋開業に伴う増収額 ・試算の前提とした収入額 … 名古屋開業前×1.1(名古屋開業により+10%) ⇒ 1,030億円の増収 ・内訳 1) 飛躍的な時間短縮による航空機からの転移に伴う増収額 …690億円 第一局面として名古屋までの開業であるが、名古屋での乗換えに必要な15分程度を考慮しても超電導リニアによる到達時間の短縮効果は大きいので、上記の大阪開業と同じ考え方及び手順で、航空機からの転移による増収額を見積る。 - 26 - |
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