ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-05-15 05:49:26 |
平成22年5月6日
両備グループ広報 「エコ公共交通大国おかやま構想実現の提言」 〜世界一のエコ公共交通都市を岡山市において実現〜 岡山市長 高谷茂男様 政令市となった岡山市内交通を、LRTと新世代バス(電気、LNG等)を中心として、環境と高齢化に対応し、情報システム化した21世紀に誇れる公共交通に大変革するエコ公共交通大国おかやま構想の実現を提言します。 平成22年5月6日 両備グループ 代表 小嶋光信 政令市となった岡山市の発展は、交通の拠点性を活用した商都、学都、医都としての魅力を発揮するとともに、先進的に環境と高齢化に対応した生きがいのある都市機能を創ることが急務です。その実現のために、岡山市を発信地として21世紀の世界に誇れる都市交通への大変革「エコ公共交通大国おかやま構想」を提言致します。 先進諸国の中で公共交通を民間に任せきったのは、日本だけであり、特に地方では三位一体改革と不況による財源不足に加えて、退出自由の規制緩和により、地域公共交通は倒産、再生や路線の減少の嵐にさらされ、危機的状況に陥っています。現状では、ただ黒字の路線のみを守っていくだけであり、21世紀に必要とされる「環境」と「高齢化」に対応した交通システムにすることが出来るのは、ごく一部の大都会に限られてしまいます。 岡山市においても、民間企業では現状維持がやっとの状況です。これを打開するため、両備グループは様々な取り組みをして、公共交通の維持・発展に努めましたが、 1.公共交通が全国的にも稀な、民間で7社もあり一本化した政策が引きにくいこと。 2.民意がそこまでの危機意識がないこと。 3.国の制度を補助金行政から公設民営などのヨーロッパ方式に法整備が必要。 ということで、大きな改革を実現できませんでした。 そのため、舞台をお困りの他地域に移して、和歌山電鐵の再生の事例で公有民営化という法律が制定され、中国バス再生の事例で補助金行政の非効率を立証して、補助金制度に経営インセンティブを導入するという画期的変革を引き出すことが出来ました。 しかし、これらを抜本的に解決するには、国民に移動の権利を保証する交通権を前提にした交通基本法の成立とその財源の確保が不可欠で、来年の法律制定でかなりの期待が出来るところまで進展しました。 しかし、交通基本法が成立しても、今までの補助金行政との違いがなかなか理解しきれないので、それに先立ち先進的取り組み事例として、世界に誇れるエコ公共交通大国への実証を、政令市となった岡山市の21世紀に誇れる事業として提言します。 基本は、公有民営による官の役割と民の役割を明確にした施策により、LRTと新世代バスによる「歩いて楽しいまちづくり」であり、環境に優しく、高齢化社会に対応した先進的、且つ総合的都市交通システムへの提言です。 具体的には、岡山市が他都市に比べて後れをとっている法定協議会を早急に立ち上げ、 1. 環境にやさしく、市街地の公共交通として世界的に注目されている、次世代移動装置としてのLRT(路面電車)の延伸により、エコでバリアフリーなシステム化された回遊性のまちづくりを実現する。 そのステップは、 第一ステップ:1〜2年内目標 路面電車を岡山駅構内に乗り入れて、電車とバスによる分かりやすい方面別乗り場を実践する。・・・4億円 第二ステップ:2〜3年内目標 路面電車を岡山駅〜市役所〜水道局前〜岡大病院〜清輝橋に延伸し、環状化する。 (淳風会〜岡大病院〜川崎病院の間を健康ゾーンと呼ぶ)・・・50億円 (車両6両含む) 第三ステップ:3〜4年内目標 路面電車を岡山駅西口に延伸し、奉還町〜岡山駅〜表町の各商店街の回遊性を図る。 (将来はJR吉備線へ乗り入れを検討する。)・・・10億円 第四ステップ:4〜5年内目標 路面電車を城下〜後楽園下へ延伸し、カルチャーゾーン内の回遊性を図る。 ・・・11億円(車両2両含む) 第五ステップ:6〜10年内目標 路面電車を清輝橋〜岡電岡南営業所(15億円、車両3両含む)、水道局〜JR大元駅前へ延伸(39億円、複線、車両4両含む)する。 岡電岡南営業所、大元駅前、東山をターミナル化(45百万円)し、レール&バス ライドで路線バスのシームレス化を図る。 第六ステップ:2〜7年内目標 市内バスはバスロケで情報化するとともに、全車両バリアフリーの環境対応の新世代(電気、LNG)バスに入れ替える。・・・1両3〜4千万円 IC化、PTPS、バスロケの導入による情報システム化・・・9〜10億円 第七ステップ:10年内目標 将来は一人乗りのマイカーについては、ロードプライシング等で市内への乗り入れを制限し、バス・タクシー専用レーンを設けることで、郊外でパーク&レール・バスライド(6ヵ所90百万円)を実施して歩いて楽しいまちづくりを確立し、 市内中心部の環境を守り、且つ歩くことで“まち”の賑わいなどの活性化を図る。 2.岡山駅前を除く新しく延伸した路線は架線レスとする。 3.キックオフとして、超低床車両MOMO2号を来年度導入し「エコ公共交通 政令市おかやま号」と銘打ち、岡山市の広告塔として、車内には市の広報やワンストップのアイデアを盛り込んで、官民一体の都市づくりをアピールする。・・・2〜3億円(現行補助で国・市・社で1/3負担) 4.環状化されて一部架線レスの路線は、未来型の充電式電車(世界初のSWIMOなど)を登場させて未来都市を「見える化」する。 ・・・現有車両を架線レス車両へ入れ替え60億円 5.岡山駅ターミナルは、2階から方面別化、乗り物別化する透明チューブの エスカレーターを配して、交通拠点としての未来都市を象徴するシンボルとする。 施策の効果は、 1. 世界一のエコ公共交通都市を岡山市において実現します。 2. 3つの商店街の回遊性を高めることによりと買い回り効果を上げ、商圏人口を現状の60万人から高松市並みに人口2倍の140万人を目指して、都市の活力をつくり出します。少なくとも年間1000億円以上の第三次産業によるプラス効果を期待しています。 3. 後楽園下への延伸で、ミシュラン3つ星を獲得した後楽園やカルチャーゾーンの魅力度をアップし、観光都市おかやまを具体化します。和歌山電鐵で培った観光の活性化を岡山市でも積極的に図ります。 4. 公有民営により、高齢者無料化などの施策で、高齢者の外出を促し、老人性痴呆症の発症を抑制し、健康で自立できる、生き甲斐のある都市を目指します。 5. CO2排出量25%削減を目指し、抑制することで国際的公約を実現する国際都市を目指します。 以上ご賢察の上、実施に向けて格段のご配慮をお願いします。 岡山市長 高谷茂男様 政令市となった岡山市内交通を、LRTと新世代バス(電気、LNG等)を中心として、環境と高齢化に対応し、情報システム化した21世紀に誇れる公共交通に大変革するエコ公共交通大国おかやま構想の実現を提言します。 平成22年5月6日 両備グループ 代表 小嶋光信 政令市となった岡山市の発展は、交通の拠点性を活用した商都、学都、医都としての魅力を発揮するとともに、先進的に環境と高齢化に対応した生きがいのある都市機能を創ることが急務です。その実現のために、岡山市を発信地として21世紀の世界に誇れる都市交通への大変革「エコ公共交通大国おかやま構想」を提言致します。 先進諸国の中で公共交通を民間に任せきったのは、日本だけであり、特に地方では三位一体改革と不況による財源不足に加えて、退出自由の規制緩和により、地域公共交通は倒産、再生や路線の減少の嵐にさらされ、危機的状況に陥っています。現状では、ただ黒字の路線のみを守っていくだけであり、21世紀に必要とされる「環境」と「高齢化」に対応した交通システムにすることが出来るのは、ごく一部の大都会に限られてしまいます。 岡山市においても、民間企業では現状維持がやっとの状況です。これを打開するため、両備グループは様々な取り組みをして、公共交通の維持・発展に努めましたが、 公共交通が全国的にも稀な、民間で7社もあり一本化した政策が引きにくいこと。 民意がそこまでの危機意識がないこと。 国の制度を補助金行政から公設民営などのヨーロッパ方式に法整備が必要。 ということで、大きな改革を実現できませんでした。 そのため、舞台をお困りの他地域に移して、和歌山電鐵の再生の事例で公有民営化という法律が制定され、中国バス再生の事例で補助金行政の非効率を立証して、補助金制度に経営インセンティブを導入するという画期的変革を引き出すことが出来ました。 しかし、これらを抜本的に解決するには、国民に移動の権利を保証する交通権を前提にした交通基本法の成立とその財源の確保が不可欠で、来年の法律制定でかなりの期待が出来るところまで進展しました。 しかし、交通基本法が成立しても、今までの補助金行政との違いがなかなか理解しきれないので、それに先立ち先進的取り組み事例として、世界に誇れるエコ公共交通大国への実証を、政令市となった岡山市の21世紀に誇れる事業として提言します。 基本は、公有民営による官の役割と民の役割を明確にした施策により、LRTと新世代バスによる「歩いて楽しいまちづくり」であり、環境に優しく、高齢化社会に対応した先進的、且つ総合的都市交通システムへの提言です。 具体的には、岡山市が他都市に比べて後れをとっている法定協議会を早急に立ち上げ、 1. 環境にやさしく、市街地の公共交通として世界的に注目されている、次世代移動装置としてのLRT(路面電車)の延伸により、エコでバリアフリーなシステム化された回遊性のまちづくりを実現する。 そのステップは、 第一ステップ:1〜2年内目標 路面電車を岡山駅構内に乗り入れて、電車とバスによる分かりやすい方面別乗り場を実践する。・・・4億円 第二ステップ:2〜3年内目標 路面電車を岡山駅〜市役所〜水道局前〜岡大病院〜清輝橋に延伸し、環状化する。 (淳風会〜岡大病院〜川崎病院の間を健康ゾーンと呼ぶ)・・・50億円 (車両6両含む) 第三ステップ:3〜4年内目標 路面電車を岡山駅西口に延伸し、奉還町〜岡山駅〜表町の各商店街の回遊性を図る。 (将来はJR吉備線へ乗り入れを検討する。)・・・10億円 第四ステップ:4〜5年内目標 路面電車を城下〜後楽園下へ延伸し、カルチャーゾーン内の回遊性を図る。 ・・・11億円(車両2両含む) 第五ステップ:6〜10年内目標 路面電車を清輝橋〜岡電岡南営業所(15億円、車両3両含む)、水道局〜JR大元駅前へ延伸(39億円、複線、車両4両含む)する。 岡電岡南営業所、大元駅前、東山をターミナル化(45百万円)し、レール&バス ライドで路線バスのシームレス化を図る。 第六ステップ:2〜7年内目標 市内バスはバスロケで情報化するとともに、全車両バリアフリーの環境対応の新 世代(電気、LNG)バスに入れ替える。・・・1両3〜4千万円 IC化、PTPS、バスロケの導入による情報システム化・・・9〜10億円 第七ステップ:10年内目標 将来は一人乗りのマイカーについては、ロードプライシング等で市内への乗り入 れを制限し、バス・タクシー専用レーンを設けることで、郊外でパーク&レー ル・バスライド(6ヵ所90百万円)を実施して歩いて楽しいまちづくりを確立し、 市内中心部の環境を守り、且つ歩くことで“まち”の賑わいなどの活性化を図る。 2.岡山駅前を除く新しく延伸した路線は架線レスとする。 3.キックオフとして、超低床車両MOMO2号を来年度導入し「エコ公共交通 政令市おかやま号」と銘打ち、岡山市の広告塔として、車内には市の広報やワンストップのアイデアを盛り込んで、官民一体の都市づくりをアピールする。・・・2?3億円(現行補助で国・市・社で1/3負担) 4.環状化されて一部架線レスの路線は、未来型の充電式電車(世界初のSW IMOなど)を登場させて未来都市を「見える化」する。 ・・・現有車両を架線レス車両へ入れ替え60億円 5.岡山駅ターミナルは、2階から方面別化、乗り物別化する透明チューブの エスカレーターを配して、交通拠点としての未来都市を象徴するシンボル とする。 施策の効果は、 世界一のエコ公共交通都市を岡山市において実現します。 3つの商店街の回遊性を高めることによりと買い回り効果を上げ、商圏人口を現状の60万人から高松市並みに人口2倍の140万人を目指して、都市の活力をつくり出します。少なくとも年間1000億円以上の第三次産業によるプラス効果を期待しています。 後楽園下への延伸で、ミシュラン3つ星を獲得した後楽園やカルチャーゾー ンの魅力度をアップし、観光都市おかやまを具体化します。和歌山電鐵で培 った観光の活性化を岡山市でも積極的に図ります。 公有民営により、高齢者無料化などの施策で、高齢者の外出を促し、老人性 痴呆症の発症を抑制し、健康で自立できる、生き甲斐のある都市を目指します。 CO2排出量25%削減を目指し、抑制することで国際的公約を実現する国際都市を目指します。 以上ご賢察の上、実施に向けて格段のご配慮をお願いします。 以上 >エコ大国構想 岡山市への提言(PDF書類) |
|
|
|
|