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No.1743 (Re:1736) 【東武】「東京スカイツリー地区」熱供給(地域冷暖房:DHC)事業許可(8/8)
ほりうち(ccbu8181) 2009-02-18 12:39:38

※5 CO2削減量の森林換算値について

天然生林 3.30トン-CO2/haのCO2吸収量
 (出典…環境省「京都議定書目標達成計画参考資料」2005年4月28日)

 2,271トン-CO2÷3.30トン-CO2/ha=688ha

 墨田区の面積は13.75Km2(=1,375ha)であり、688haは約半分に相当。



※6 熱源機器・設備について

「ターボ冷凍機」
 ターボ式圧縮機(遠心圧縮機)を用いた水冷却装置です。大容量に適するものであり、近年、技術の進歩により著しい性能向上が図られています。

「ヒーティングタワーヒートポンプ」「水熱源ヒートポンプ」
 空気中の熱、あるいは地中にある熱(=ヒート)をくみ上げて(=ポンプ)、その熱エネルギーをより高いレベルに上げたり、低いレベルに下げる技術を用いて、エネルギー効率の高い冷暖房を可能にする装置です。

「大規模水蓄熱槽」
 蓄熱システムは、夜間電力を利用して冷房時は冷水、暖房時には温水を蓄熱槽に蓄え、この蓄えた熱エネルギーを昼間に使う経済的なシステムです。夜間に熱エネルギーを蓄えるため、受変電設備や熱源機器の容量が小さくて済み、熱源機器の定格運転で効率向上が図れます。



※7 蓄熱槽水の提供事例について

 墨田区においては、東武グループの錦糸町熱供給(株)と、2005年11月に地方自治体と熱供給会社とでは全国で初めて、蓄熱槽水を災害時の生活用水として提供する協定が締結されております。



※8 国土交通省「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」採択決定について

 本モデル事業は、住宅・建築物における省CO2対策を強力に推進するため、省エネ性能の高い住宅・建築物の普及を促進すべく、先進的かつ効果的な省CO2技術が導入される住宅・建築物のモデルプロジェクトを、国が公募により募り、採択するものです。

 本DHCは、開発プロジェクト(西街区・東街区<仮称>)と共に、省CO2対策の実現性に優れたリーディングプロジェクトとして評価いただき、2008年11月、同モデル事業の採択決定を受けました。
 建物、DHC、並びに建物と共同で取り組む環境への取り組みの概要は左図のとおりです。

*図中のLCEM(=エルセム)ツールとは、国土交通省が開発した空調エネルギーシミュレーションシステムです。

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 環境への取り組みの概要
画像サイズ: 640×495(50%表示)