NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.1438 (Re:1436) 【JRグループ】京都デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅キャンペーン」を開催します!(3/9)
ほりうち(ccbu8181) 2008-11-06 00:57:58

別紙1

キャンペーン期間中の特別企画



1 非公開文化財特別公開

 普段は見学できない文化財が期間中、特別公開されます。各対象施設ではガイドによるご案内も行っていますので、見るだけでは気づかない歴史や文化を詳しく知ることができます。



・公開期間

 平成21年1月10日(土)〜3月18日(水) ※高台寺は平成20年12月6日(土)からの公開です。
※法要等、都合により拝観できない日や時間帯が生じる場合があります。

・公開時間
 午前10時〜午後4時(受付終了) ※一部、公開時間が異なる箇所があります。

・料金
 1箇所600円 ※東寺五重塔は800円(通常公開部分も含みます)。



(1) 東山・伏見エリア

・高台寺(こうだいじ)
[JR京都駅から奈良線で東福寺駅乗換、京阪電車「祇園四条駅」下車 約13分]

 豊臣秀吉の菩提を弔うために正室 北政所ねねが建立したお寺。今回は、秀吉と北政所を祀る霊屋[重文]の厨子に安置されている本尊 大随求菩薩像や、「高台寺蒔絵」として名高い華麗な厨子の扉の蒔絵文様を間近でご覧いただけます。その他、天井に龍が描かれた開山堂[重文]の内陣なども特別公開します。


・東福寺 退耕庵(とうふくじ たいこうあん)
[JR京都駅から奈良線で「東福寺駅」下車 約5分]

 「小町の寺」として知られる東福寺の塔頭寺院。用心のための忍び天井や護衛の武士が控えたとされる「伏侍の間」のある茶室「作夢軒」や、北に広がる池泉鑑賞式庭園、南に広がる枯山水庭園「真隠庭」をご覧いただけます。小野小町との縁も深く「小町百才の像」や玉章地蔵尊が安置されています。


・東福寺 勝林寺(とうふくじ しょうりんじ)
[JR京都駅から奈良線で「東福寺駅」下車 約5分]

 「東福寺の毘沙門天」と呼ばれる塔頭寺院で「京の冬の旅」初公開。毘沙門堂に安置されている毘沙門天立像は平安時代に作られ、宝塔・三叉戟を持った姿が特別に開帳されます。また、日本画家 田村月樵作の「毘沙門天曼荼羅」の繊細な版木、「七難七福図」等の寺宝も合わせて特別展観します。


・伏見稲荷大社 お茶屋(ふしみいなりたいしゃ おちゃや)
[JR京都駅から奈良線で「稲荷駅」下車 約5分]

 全国稲荷神社の総本宮。お茶屋[重文]は後水尾院より御所の古御殿の一部を拝領した書院式の茶室で、稲荷山を借景とした回遊式庭園「松の下屋庭園」内に佇む風雅な「松の下屋」では、棟方志功筆の襖絵「御牡丹図」「御鷹図」などを特別展観します。



(2) 右京エリア

・妙心寺 三門(みょうしんじ さんもん)
[JR京都駅から嵯峨野線で「花園駅」下車 約5分]

 妙心寺は46 の塔頭をもつ京都最大の禅寺。10 万余坪の境内に一直線に並ぶ典型的な禅宗伽藍のなかでも三門[重文]は東福寺・大徳寺についで古く、七堂伽藍を一望する楼上には、観音菩薩像や十六羅漢像が祀られ、天井には雲間に袖を翻す人面鳥身の迦陵頻伽や楽器、飛龍などが描かれています。


・妙心寺 衡梅院(みょうしんじ こうばいいん)
[JR京都駅から嵯峨野線で「花園駅」下車 約5分]

 妙心寺の塔頭寺院。江戸時代初期再建の方丈[重文]には、羅漢や龍虎、獅子を墨一色で描いた狩野派の絵師大岡春卜の障壁画が残っています。また、枯山水庭園「四河一源の庭」や茶室「長法庵」も見ることができます。


・仁和寺 金堂・経蔵(にんなじ こんどう・きょうぞう)
[JR京都駅から嵯峨野線で円町駅乗換、市バス・JRバスで「御室仁和寺」下車すぐ]

 桃山時代に立てられた御所の紫宸殿を移築した金堂[国宝]は、当時の宮殿建築を伝える貴重な建物で、壁に極彩色の浄土図を描いた堂内に本尊 阿弥陀三尊像を安置しています。経蔵[重文]は「京の冬の旅」初公開で、中央に据えられた「天海版」一切経を納めた八角形の回転式輪蔵や描かれた壁画の細部まで、往時の美しい色彩を今にとどめています。


・宝厳院(ほうごんいん)
[JR京都駅から嵯峨野線で「嵯峨嵐山駅」下車 約10分]

 天龍寺の塔頭寺院。嵐山を借景にした回遊式庭園「獅子吼の庭」に加え、本堂再建を記念し、田村能里子画伯により描かれた障壁画「風河燦燦三三自在」が初公開されます。


・妙光寺(みょうこうじ)
[JR京都駅から嵯峨野線で円町駅乗換、市バス・JRバスで「福王子」下車 約5分]

 室町時代に「京都十刹」第八位に列せられた由緒ある禅寺で「京の冬の旅」初公開。今回、寺宝であった俵屋宗達の「風神雷神図屏風」の複製画をはじめ、所蔵の寺宝を特別展開します。



(3) 南・伏見エリア

・東寺 五重塔(とうじ ごじゅうのとう)
[JR「京都駅」下車 約15分]

 平安京造営の際、国家鎮護のために創建され、後に弘法大師空海に下賜された東寺。金堂[国宝]、講堂[重文]とともに境内にそびえる五重塔[国宝]は、木造塔として国内最高の高さを誇り、特別公開の初層内部には四仏や菩薩像を安置し、壁に描かれた真言八祖像や柱や天井の極彩色の文様が鮮やかに残っています。


・東寺 観智院(とうじ かんちいん)
[JR「京都駅」下車 約15分]

 東寺の塔頭寺院で、本堂には本尊 五大虚空蔵菩薩像[重文]を祀ります。客殿[国宝]は宮本武蔵筆と伝える水墨画「鷲の図」「竹林図」が残り、客殿前には大陸や遣唐船を石組みで表現した「五大の庭」が広がっています。日本画家 浜田泰介筆の襖絵「四季の図」や、書院風茶室「楓泉観」もご覧いただけます。


・安楽寿院(あんらくじゅいん)
[JR京都駅から地下鉄烏丸線「竹田駅」下車 約5分]

 鳥羽上皇の離宮跡で、「京の冬の旅」初公開。上皇の念持仏と伝わる本尊 阿弥陀如来坐像[重文]は胸に卍が刻まれていることから「卍の阿弥陀」と呼ばれています。その他、「孔雀明王画像」[重文]、「鳥羽法皇像」「美福門院像」などの寺宝が特別展観されます。