NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.848 【JR東海】在来線車両における安全対策工事の完了について(1/3)
ほりうち(ccbu8181) 2008-03-18 23:05:46
JR東海 ニュースリリース

平成20年3月18日

 在来線車両における安全対策工事の完了について



 当社では、福知山線脱線事故以降の対策として、車両に下記の運転情報記録装置、緊急列車停止装置等の安全装置の整備を進めてきましたが、予定通りに工事が進捗し、平成20年3月31日に整備を完了する見込みとなりましたので、お知らせいたします。

 この工事完了により、当社の運用している在来線全ての先頭車両834両(※1)に下記(1)〜(4)の装置が搭載されます。

 また、引き続き自動列車停止装置(ATS)の更新(※2)など、より一層安全安定輸送を確保する取り組みを進めていきます。


◎改良項目

(1)運転情報記録装置
・施工期間:平成17年12月〜平成20年3月
・施工両数:702両

(2)緊急列車停止装置(エマージェンシー・ブレーキ装置、略称:EB装置)
・施工期間:平成18年2月〜平成20年3月
・施工両数:98両

(3)緊急防護装置(ワン・タッチ・オペレイティブ・エマージェンシー装置、略称:TE装置)
・施工期間:平成18年2月〜平成20年3月
・施工両数:150両

(4)防護無線バックアップ電源設置
・施工期間:平成18年2月〜平成20年3月
・施工両数:702両


※1:運用している電車・気動車の合計(平成20年4月1日現在)
※2:ATS−PTの導入


※詳細は別紙をご覧ください。

NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.849 (Re:848) 【JR東海】在来線車両における安全対策工事の完了について(2/3)
ほりうち(ccbu8181) 2008-03-18 23:09:09

◎機能概要

(1)運転情報記録装置

 運転情報記録装置を取り付けた車両では、列車速度、非常ブレーキ操作、ATS動作などの運転情報を、装置本体及び運転士が携帯するICカードに
常時記録します。

 これにより運転事故等の原因究明の迅速化が図られるほか、運転士の日常
指導への活用が可能になります。


(2)緊急列車停止装置(エマージェンシー・ブレーキ装置、略称:EB装置)

 緊急列車停止装置を取り付けた車両では、運転士が60秒間運転操作をしなかった場合、運転台にある表示灯が点灯しブザーが鳴ります。この後さらに5秒間運転操作がなかった場合に自動的に非常ブレーキが動作します。

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 運転情報記録装置
画像サイズ: 640×479(50%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 緊急列車停止装置
画像サイズ: 640×345(50%表示)
NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.850 (Re:848) 【JR東海】在来線車両における安全対策工事の完了について(3/3)
ほりうち(ccbu8181) 2008-03-18 23:11:31

(3)緊急防護装置(ワン・タッチ・オペレイティブ・エマージェンシー装置、略称:TE装置)

 緊急防護装置を取付けた車両では、運転室にあるTEスイッチを扱うことにより列車防護の一連の動作を一斉に行うことができます。


(4)防護無線バックアップ電源設置

 脱線転覆等の大規模な事故が発生した際には、列車分離等により防護無線の電源が断たれる可能性があります。万一、このような事象が発生した場合でも、列車防護が確実に行われるよう、防護無線へバックアップ電源を設置します。

 また、今回設置するバックアップ電源は、通常使用している電源断たれた場合バックアップ電源に自動的に切り替わる構造とします。

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 緊急防護装置
画像サイズ: 640×289(50%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 防護無線バックアップ電源設置
画像サイズ: 640×350(50%表示)