NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.8054 【阪神】踏切の遮断桿が降下していない状態で列車が通過した事象について
ほりうち(ccbu8181) 2014-05-03 20:55:17
平成26年5月2日

阪神電気鉄道株式会社


  踏切の遮断桿が降下していない状態で列車が通過した事象(インシデント)について


 平成26年5月1日(木)17時05分ごろ、阪神本線 香櫨園〜打出駅間の打出東口踏切道及び打出春日町踏切道において、踏切の遮断桿が降下していない状態で、列車が通過したことが判明しました。
 本件につきましては重大事故につながりかねない事象であると認識しており、ご利用のお客様、近隣にお住まいの皆様を初め、関係各位にはご心配とご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、今後、迅速に対策を講じていく所存であります。


1 発生日時
 平成26年5月1日(木) 17時05分ごろ

2 発生場所
 阪神本線 打出〜香櫨園間
 ・打出東口踏切道(所在地:兵庫県芦屋市春日町12)※遮断機及び警報機あり、車の通行不可
 ・打出春日町踏切道(所在地:兵庫県芦屋市春日町18)※遮断機及び警報機あり

3 発生列車
 上り直通特急列車 山陽姫路駅(15時49分)発 梅田駅行き 6両編成

4 概況
 当該列車が、打出東口踏切道の西方に差し掛かったところ、打出春日町踏切道を通行する自動車とバイクを認めたため、すぐに急停止処置をとりましたが、両踏切道を通過して停止しました。
 なお、通行人及び車などには接触しておらず、乗客、乗務員にも怪我などはありませんでした。

5 影響
 本線上下線10本(※最大約4分)の遅れ(後続列車により安全確認を行ったため)

6 原因
 両踏切道を点検した結果、踏切遮断機を制御する装置にヤモリの死骸が付着していたことから、ヤモリが踏切制御の回路を短絡させたものです。

7 対策
 今回の事象が発生しました制御装置及び同型の装置につきましては、本日から順次、ヤモリ等が侵入しないよう隙間を塞ぐことで対策を講じております。

以上