NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.8041 【東武】2014年度の鉄道事業設備投資計画(運行管理システム他)
ほりうち(ccbu8181) 2014-05-01 09:07:22

TOBU NEWS 
2014年4月30日

2014年度の鉄道事業設備投資計画

  設備投資計画は総額322億円

  東武アーバンパークラインの沿線価値向上施策を積極的に推進します



東武鉄道株式会社

 東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、2014年度に鉄道事業において総額322億円の設備投資を行い、安全対策、環境対策およびお客さまサービスの向上施策を推進し、お客さまに安心して、より便利に、そしてより快適にご利用いただけるように努めます。

1.安全対策
(本線運行管理システムの構築)
 運行管理システムについては、東上線・越生線(2001年度)および東武アーバンパークライン(2009年度)に導入しております。東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線については、2014年度中の導入・使用開始を目指し、工事を推進します。
 この工事が完成すると、全線において、信号制御の集中化と列車位置情報の集約がなされ、更なる安定輸送の確保と、お客さまへのより詳細な運行情報の提供が図れます。

(東上線新運転保安システムの構築)
 東上線では、現行のATS(自動列車停止装置)に代え、より高性能なATC(自動列車制御装置:前方に走行中の列車の位置から列車速度を制御する装置)を導入します。
 2014年度は、川越市〜小川町間を第1期として使用開始し、2015年度の池袋〜小川町間での工事完成を目指します。
 東武型ATCは、車上・地上間情報伝送装置から得た線路情報(列車間距離・勾配等)によりスムーズな速度制御を実現させるほか、踏切支障時の防護機能や停車駅の定位置停止・誤通過防止などの拡張性を持たせています。

(駅の安全対策)
 駅ホームの転落防止対策については、2011年8月に国土交通省から示された「ホームドアの整備促進等に関する検討会(中間とりまとめ)」の整備方針に基づき、1日の利用者数10万人以上の駅である東武アーバンパークライン柏駅への可動式ホーム柵設置(2015年春使用開始予定)を進めます。
 また、東上線については、可動式ホーム柵の設置に向けて車両関係工事に着手するほか、和光市駅および川越駅の詳細設計を実施いたします。

 さらに、1日の利用者数1万人以上の駅については、前述の中間とりまとめの整備方針に基づき、目の不自由なお客さまにホームの内側をお知らせする内方線付き点状ブロックの整備を推進しております。2014年度は、東武スカイツリーライン4駅、日光線1駅、東武アーバンパークライン7駅および東上線5駅の計17駅の整備を推進します。その他の対象駅についても整備に向け、引き続き計画を進めます。
 上記以外にも、より安全に駅をご利用いただけるよう、ホーム改修工事(電車床面とホームとの離れ・段差の改修)、転落検知マットの改良および非常停止ボタンの増設等を推進します。


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キャプション: 本線運行管理所イメージ
画像サイズ: 746×441(43%表示)
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キャプション: 東上線新運転保安システム導入区間
画像サイズ: 536×424(60%表示)
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キャプション: 柏駅設置イメージ
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キャプション: 柏駅設置位置
画像サイズ: 435×341(74%表示)
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キャプション: 内方線付き点状ブロック
画像サイズ: 653×260(49%表示)
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No.8042 (Re:8041) 【東武】2014年度の鉄道事業設備投資計画(高架化工事の推進)
ほりうち(ccbu8181) 2014-05-01 09:13:31
(高架化工事の推進)
・竹ノ塚駅付近高架化工事
 東武スカイツリーライン西新井〜谷塚間では、足立区の都市計画事業として連続立体化工事を施行中です。2014年度は、下り急行線の高架橋本体工事に着手し、2020年度の事業完成を目指して工事を推進します。
 なお、この工事が完成すると、竹ノ塚駅が高架駅となり、2箇所の踏切が除却されます。

・清水公園〜梅郷間高架化工事
 東武アーバンパークライン清水公園〜梅郷間では、千葉県の都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2014年度は、清水公園〜愛宕間で高架橋本体工事および清水公園駅のホーム改修工事を実施し、2017年度の事業完成を目指して工事を推進します。
 なお、この工事が完成すると、愛宕駅と野田市駅の2駅が高架駅となり、11箇所の踏切が除却されます。

・伊勢崎駅付近高架化工事
 伊勢崎線剛志〜伊勢崎間では、群馬県の都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中であり、2013年10月18日に高架橋への切替を実施し、新伊勢崎駅と伊勢崎駅の2駅の高架駅が完成、13箇所の踏切を除却しました。2014年度は、仮線撤去、高架下整備および駅周辺整備等を実施し、事業完成を目指します。

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キャプション: 竹ノ塚駅付近高架化完了後イメージ
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キャプション: 事業概要図
画像サイズ: 912×493(35%表示)
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キャプション: 上:清水公園駅ホーム改修後イメージ 下:伊勢崎駅
画像サイズ: 280×463(原寸表示)
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No.8043 (Re:8041) 【東武】2014年度の鉄道事業設備投資計画(防災対策、線路・電気等施設の更新改良)
ほりうち(ccbu8181) 2014-05-01 09:17:54
(防災対策、線路・電気等施設の更新改良)
 橋梁・高架橋・土構造物等に対する防災対策、線路の重軌条化・弾性ポイント化・ロングレール化等の軌道強化、駅舎・跨線橋・ホーム上家等の改修・改築・耐震補強および電気設備の更新改良等を計画的に推進します。
 また、踏切においては、さらなる安全性向上を目指し、検知範囲の広い新型(レーダー式)踏切支障報知装置への更新を進めるとともに、踏切が支障した場合に踏切に設置された「押ボタン」を操作すると、ATS(自動列車停止装置)と連動し、列車を停止させる工事を引き続き推進します。

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キャプション: レンガ橋台の耐震補強工事(東上線志木〜柳瀬川間 神明橋梁)
画像サイズ: 431×324(74%表示)
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キャプション: 橋脚基礎の耐震補強工事(施工中)(東武スカイツリーライン北千住〜小菅間 荒川橋梁)
画像サイズ: 433×322(74%表示)
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キャプション: 高架橋の耐震補強工事(東武スカイツリーライン谷塚〜草加間)
画像サイズ: 435×327(74%表示)
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キャプション: 法面補強工事(東上線東武練馬〜下赤塚間)
画像サイズ: 435×325(74%表示)
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キャプション: 新型(レーダー式)踏切支障報知装置
画像サイズ: 802×326(40%表示)
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No.8044 (Re:8041) 【東武】2014年度の鉄道事業設備投資計画(通勤用車両の新造他)
ほりうち(ccbu8181) 2014-05-01 09:24:24
2.環境対策
(通勤用車両の新造)
 東武アーバンパークラインでは、新型車両60000系を2014年3月末までに8編成48両導入しました。2014年度は、引き続き8編成48両の導入を行います。
 この60000系車両は、車体にアルミ合金を使用し、車両の灯装置を全てLED照明としたほか、搭載機器についても軽量化を図るなど、代替する8000系車両に比べ使用電力量が約40%削減となります。また、車いすスペースを中間車に各1か所設置、車内には案内用液晶ディスプレイを採用したほか、当社車両では初となる公衆無線LANを搭載するなど、「人と環境にやさしい車両」となっております。

(通勤用車両のリニューアル)
 既存車両については、10000系車両26両をリニューアルし、車いすスペースや車内案内表示器の設置等のバリアフリー化に加え、シートや内貼り等を全面的に更新するなど、車内の快適性を向上させます。また、車両冷房機の冷媒を地球温暖化に対する影響が少ない代替フロンに変更するとともに、車内照明を消費電力の少ないLED照明に変更するなど、環境にも配慮します。さらに、一部の車両では、主制御器をより省エネ効果の高いVVVFインバーター制御器に変更します。

(駅照明のLED化)
 LED照明は消費電力が低く省エネルギー効果があることや光源寿命が長いなど環境負荷低減に寄与することから、駅照明のLED化を積極的に進めています。2014年度は、越谷駅および新越谷駅の駅構内照明と柏駅のホーム照明をLED化します。

(電力貯蔵装置の新設)
 東武アーバンパークラインは、2013年度から電力回生ブレーキを搭載した省エネ車両(回生車両)である10000系車両と60000系車両の運転を開始し、2014年度末には運行する車両の過半数が回生車両となります。この回生車両の効果をより効率的に発揮させるため、運河駅付近に電力貯蔵装置を新設します。

※ 電力貯蔵装置は、回生車両がブレーキを使用した際に発生する回生電力を吸収・貯蔵し、その貯蔵した電力を電車が加速走行するときに再供給するなど、電力の有効活用ができる装置です。
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キャプション: 新型車両60000系
画像サイズ: 902×551(35%表示)
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キャプション: 上:簡易型案内用液晶ディスプレイ 下:リニューアル実施後の車内
画像サイズ: 500×532(64%表示)
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キャプション: 電力貯蔵装置イメージ図
画像サイズ: 850×281(38%表示)
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No.8045 (Re:8041) 【東武】2014年度の鉄道事業設備投資計画(橋上駅舎化化他)
ほりうち(ccbu8181) 2014-05-01 09:27:06
3.お客さまサービスの向上
(橋上駅舎化)
 東武アーバンパークライン岩槻駅および伊勢崎緑川俣駅では、関係自治体のご支援により、橋上化工事を推進します。
 また、この工事に合わせ、関係自治体にて駅前広場整備を実施していただくことになっており、完成後は駅施設のバリアフリー化とともに駅アクセスの向上が図られます。

(駅舎のリニューアル)
 お客様により便利に、より快適に駅をご利用いただくために、駅施設のリニューアル工事を推進しています。2014年度は、大宮公園、清水公園、新船橋、船橋、下今市、葛生および鉢形駅について、駅舎のリニューアル工事を推進します。

・大宮公園駅
 大宮公園駅周辺には、大宮公園や氷川神社、盆栽村など、広域からの来訪が見込まれる賑わい施設があるほか、閑静な住宅エリアになっていることから、地域の玄関口にふさわしくデザイン性の高い駅舎に改築するとともに、駅構内においては、地域の暮らしと住みやすいまちづくりをサポートする福祉施設を計画するなど、駅周辺の環境整備を進めます。

・清水公園駅
 路線愛称名「東武アーバンパークライン」の導入に合わせ、沿線の代表的な公園「清水公園」のある清水公園駅において、コンコース、旅客トイレおよび自由通路等の大幅なリニューアル工事を実施します。また、駅前では戸建住宅を中心とした約500区画(約9.1ha)の大規模分譲開発「ソライエ清水公園アーバンパークタウン」を計画しており、2014年6月には駅前広場にカフェや図書館を併設した販売センターをオープンします。

(大宮〜春日部間急行運転対応工事)
 東武アーバンパークラインの環状路線としての特徴を活かし、ご利用するお客様の更なる利便性の向上を図るため、大宮〜春日部間において、急行運転(2016年春予定)を計画しており、2014年度は踏切制御回路改修等の急行運転対応工事を推進します。

(駅施設のバリアフリー化)
 全てのお客さまにご利用しやすい駅施設を目指し、2011年3月に改正された移動等円滑化の促進に関する基本方針の整備目標に沿って、バリアフリー化工事を推進します。
 2014年度は、橋上化による整備のほかにエレベーターを3駅、多機能トイレ(個室)を3駅に設置します。
┌───┬───┬──────┬──────┐
|路線名|駅名 |エレベーター|多機能トイレ|
├───┼───┼──────┼──────┤
|日光線|新古河|  4基  | 1個室  |
├───┼───┼──────┼──────┤
|日光線|下今市|  3基  | 1個室  |
├───┼───┼──────┼──────┤
|東上線|上板橋|  1基  |  −   |
├───┼───┼──────┼──────┤
|東上線|鉢形 |   −  | 1個室  |
└───┴───┴──────┴──────┘

(駅に直結した拠点病院の建設)※病院の建設費は鉄道事業の設備投資対象外
 東武スカイツリーライン曳舟駅では、2017年度の開業を目指して、2014年度から駅に直結した拠点病院の建設を推進します。
 救急医療機能のある拠点病院を駅に直結して開設することは、交通弱者に利用しやすいだけでなく、駅を利用されるお客さまや駅周辺をはじめ、沿線にお住いの方の利便性向上や安心・安全に大きく寄与し、駅を中心とした地域の活性化が期待されます。

以上

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キャプション: 橋上駅舎化
画像サイズ: 419×680(76%表示)
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キャプション: 駅舎リニューアル
画像サイズ: 410×621(78%表示)
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キャプション: 曳舟駅に直結した拠点病院(イメージ)
画像サイズ: 427×640(75%表示)