NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.7770 【両備】民間企業初となるEST交通環境大賞「環境大臣賞」を受賞
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2014-02-19 17:38:50
平成26年2月17日
両備グループ広報

          両備グループ、民間企業では全国初
    公共交通利用で「歩いて楽しいまちづくり運動」の取り組みに対して
        第5回 EST交通環境大賞「環境大臣賞」>受賞


両備グループ(事務局:岡山市北区錦町6−1、両備ホールディングス鞄焉A代表兼CEO:小嶋光信、企業数:全国56社)は、この度、長期的視野に立って交通・環境政策を策定・実施する取組みの、EST(Environmentally Sustainable Transport:環境的に持続可能な交通)普及推進委員会(委員長:太田 勝敏/東京大学名誉教授)が選定する「第5回 EST交通環境大賞」(主催:EST普及推進委員会、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団、後援:国土交通省、警察庁、環境省、一般社団法人日本自動車工業会、公益社団法人日本バス協会、一般社団法人日本民営鉄道協会)において、民間企業としては初めて「環境大臣賞」を受賞致しました。
つきましては、下記にてその表彰式が開催され、両備グループ代表兼・CEO小嶋光信が、参加、受賞講演を行いますので、お知らせいたします。 

                  記

催事名称  第5回 EST交通環境大賞 授賞式
      *第7回EST普及推進フォーラム(13:30〜17:00)席上にて実施

開催日時  平成26年2月21日(金)14:20〜

開催場所  ルポール麹町 2階「ロイヤルクリスタル」
      〒102-0093 東京都千代田区平河町2−4−3
式次第
14:20  第5回 EST交通環境大賞 表彰式
       (国土交通大臣賞、環境大臣賞、優秀賞、奨励賞)
       講評:EST普及推進委員会委員長 太田 勝敏 東京大学名誉教授
14:40  (休憩 14:40〜14:55)
14:50  授賞団体講演
       授賞講演@「大賞 国土交通大臣賞を授賞した富山市の取組み」
             講演者:森 雅志 富山市長
       授賞講演A「大賞 環境大臣賞を授賞した両備グループの取組み」
             講演者:小嶋 光信 両備グループ代表 兼 CEO

他プログラム
13:30  開会挨拶(エコモ財団、国土交通省、環境省)
13:40  基調講演「地球にも人にもやさしい持続可能な交通の実現に向けて
              〜交通政策基本法をどう活かすか〜」
       (講演者:加藤 博和 名古屋大学大学院環境学研究科 准教授)

 ★14:20〜15:30ごろまでが表彰式関連催事です。

15:40  パネルディスカッション
       「交通と環境配慮を考える(仮)〜交通政策基本法の制定を受けて〜」
        コーディネーター:太田 勝敏 東京大学名誉教授
        パネリスト:加藤 博和 名古屋大学大学院環境学研究科准教授
              赤城 正敏 日立市都市建設部公共交通政策課長
              堀江 信幸 国土交通省総合政策局環境政策課地球環境政策室長
              島田 勘資 国土交通省総合政策局公共交通政策部参事官
              大村 卓  環境省水・大気環境局自動車環境対策課長
17:00 閉会



            【大賞 環境大臣賞】両備グループ
         「公共交通利用で『歩いて楽しいまちづくり運動』」 

(授賞理由)
 地元である岡山に限らず、地方の公共交通を守るため、和歌山電鐵、中国バス、井笠鉄道等の経営困難な企業を引き受けて路線を維持したことに加え、様々な場所で公共交通の普及振興のためのコンサルティングやアドバイス、普及啓発活動等を行っている点が高く評価された。岡山市内で優れたデザインの環境に優しいLRVやバスの導入など、公共交通の利用促進のための様々な取組を継続的に進め温暖化防止にも貢献している。この結果、本表彰制度において、民間企業による初めての大賞授賞となった。 

(概要)
 両備グループでは、瀕死の状態にある地域公共交通を、より良いカタチで次世代へ残すために、公共交通の利用促進を図るプランを次々と実施したが、利用者の減少を緩める効果があっただけで、抜本的に需要を増やす力にはならず、残念ながら、地域公共交通の活性化には至らなかった。
 そこで、様々な利用促進プランの実施を通して、公共交通の活性化には肝心要の「地域=まち」が元気になる必要があり、公共交通は、「まち」を元気にするツールの一つであると気づいた。
 現在、地方都市では特に、マイカーでドア・ツー・ドアの通勤や通学となり「まち」を歩く人が減っている。外出が歩行障害と認知症のリスクを大幅に軽減するという研究成果や公共交通を利用しての移動が体型維持(肥満リスクの軽減)に有効であるという研究成果からも、歩くことが環境面だけでなく、地域社会の活性化や人々の幸せな日常生活に必要不可欠であることは明白であり、公共交通の利便性を高めることで、一人でも多くの人に歩いて外出してもらえるようにと始めた運動が、「公共交通利用で『歩いて楽しいまちづくり運動』」である。

・公共交通利用のパネルディスカッションの開催
・「岡山県公共交通利用を進める県民会議」を結成
・パーク&バスライドやエコ定期券、ことぶきパスやサマーKidsパス(夏休み子供パス)などの魅力ある定期券を導入 
・日本で初めて平成15年3月、MCDecaux(エムシードゥコー)社のバスシェルターを設置(岡山市に2基)
・両備グループのバス用機器の独自開発(バス停簡易照明の自社開発、世界初のバス車載用ウイルス除去装置の開発)
・LRV「MOMO」(次世代型超低床車両)の開発・投入とコンパクトシティのシンボルとしてのグレースタワー建設
・未来バス「SOLARVE(ソラビ)」やEV車両の開発・導入(ソラビは、ソーラーシステムやハイブリッドシステム等、先進技術を集約した世界で唯一の未来型路線バス)  等