NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.7309 【東武】「東京スカイツリー(R)地区」熱供給システムにおいて国内トップレベルの省エネ・省CO2を達成
ほりうち(ccbu8181) 2013-08-28 20:55:16

TOBU NEWS 
2013年8月27日

 「東京スカイツリー(R)地区」熱供給システムにおいて
 国内トップレベルの省エネ・省COを達成(開業後1年間実績)


 年間総合エネルギー効率(COP)は国内熱供給システムで最高レベルの1.362を実現!!
 墨田区全面積と同等の天然生林が吸収する量のCOを削減



東武鉄道株式会社
株式会社東武エネルギーマネジメント

 東武鉄道(本社:東京都墨田区)のグループ会社の東武エネルギーマネジメント(本社:東京都墨田区)では、「東京スカイツリータウン(R)」並びにその周辺の建物・施設を対象に、個別熱源方式と比較して省エネなどの優れた性能を有する熱供給(地域冷暖房、またはDHCとも称する)システムを導入しており、昨年5月22日の「東京スカイツリータウン」グランドオープンと同時に本格全面稼働し、安全操業と安定供給、並びに省エネに一層努めながら運用を図ってまいりました。
 このたび、開業後1年間の省エネ・省CO実績がまとまり、省エネ効果としては年間総合エネルギー効率(COP)が、国内熱供給システムにおいて最高レベルの「1.362」を実現し、年間一次エネルギー消費量は、個別熱源方式と比べて約44%減と大幅に削減することができました。
 一方、省CO効果としてはCO排出削減率(量)で、個別熱源方式と比べて約50%(約4,634トン−CO)減を達成することができました。なお、このCO削減量は墨田区全面積<1,375ha>と同等の、1,404haの天然生林が吸収する量に相当するものです。
 当熱供給システムでは、世界最高水準の高効率・省エネ・省CO性能の大型熱源機器の導入や、大容量水蓄熱槽(みずちくねつそう)(保有水量約7,000トン)の設置に加え、我が国の熱供給で初の地中熱利用システムの導入、並びに熱源機器の計画的な定速運転等の効率的な運用により、国内トップレベルの省エネ・省COを達成することができました。
詳細は、別紙のとおりです。


撮影日:
撮影場所:
キャプション: 「東京スカイツリータウン」全景  (C)TOKYO−SKYTREETOWN
画像サイズ: 504×700(63%表示)
NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.7310 (Re:7309) 【東武】「東京スカイツリー(R)地区」熱供給システムにおいて国内トップレベルの省エネ・省CO2を達成[別紙]
ほりうち(ccbu8181) 2013-08-28 20:57:12
<別紙>

○「東京スカイツリー(R)地区」熱供給(地域冷暖房:DHC)システムの1年間(2012年5月22日から2013年5月21日まで)の省エネ、省CO実績について

1 省エネルギー実績

(1)年間総合エネルギー効率(COP=Coefficient Of Performance=成績係数)
 冷凍機、ヒートポンプ、ボイラー等の年間入力エネルギー(電気・ガス等)に対する年間出力エネルギー(冷水・温水等)の比を表わし、数値が大きいほど高効率であることを示します(年間総合エネルギー効率(COP)」=年間出力エネルギー÷年間入力エネルギー)。
 国内熱供給システムにおいて最高レベルの「1.362」(計画では1.35以上、なお国内熱供給システムの平均値は「約0.743」)を実現しました。
※国内熱供給システムのCOP平均値…「0.743」<注1>

(2)年間一次エネルギー消費量
 個別熱源方式と比べ約44%減(計画では約44%減)と大幅に削減することができました。<注2>


<注1>「熱供給事業便覧平成24年度版」(23年度実績データ)より算出
<注2>個別熱源方式(従来の個別分散的な熱源システム、当社試算)との比較値




2 省CO実績

 年間CO排出削減率(量)について、本格全面稼働後1年間(2012年5月22日から2013年5月21日まで)の実績値は、個別熱源方式と比べ約50%(約4,634トン−CO)減と大幅に削減することができました。
 このCO削減量は墨田区全面積<1,375ha>と同等の、1,404haの天然生林が吸収する量に相当するものです。

(1)年間CO排出削減率…「約50%減」(計画約48%減)<注3>
(2)年間CO排出削減量…「約4,634トン−CO減」<注3>
(3)CO削減量の森林換算値1,404ha<注4>


<注3>個別熱源方式(従来の個別分散的な熱源システム、当社試算)との比較
<注4>CO削減量の森林換算値 1,404ha
     =4,634トン−CO(年間CO排出削減量)÷3.30トン−CO/ha(天然生林のCO吸収量※)
 ※出典…環境省「京都議定書目標達成計画参考資料」2005年4月28日



以上

撮影日:
撮影場所:
キャプション: ※「熱供給事業便覧平成24年度版」(23年度実績データ)より作成  MJ=メガジュール
画像サイズ: 925×674(35%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: CO2排出量
画像サイズ: 849×485(38%表示)