ほりうち(ccbu8181) 2013-05-01 18:12:15 |
JR東海 ニュースリリース
┃2013.04.30 ┃平成25年3月期 決算短信 平成25年3月期 決算短信について、別紙のとおりお知らせします。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2013-05-01 18:13:03 |
平成25年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
平成25年4月30日 上場会社名 東海旅客鉄道株式会社 上場取引所 東 大 名 コード番号 9022 URL http://jr-central.co.jp 代表者 (役職名)代表取締役社長 (氏名) 山田 佳臣 問合せ先責任者 (役職名)広報部長 (氏名) 江尻 良 TEL 052-564-2549 定時株主総会開催予定日 未定 配当支払開始予定日 未定 有価証券報告書提出予定日 未定 決算補足説明資料作成の有無 :有 決算説明会開催の有無 :有 (百万円未満切捨て) 1.平成25年3月期の連結業績(平成24年4月1日〜平成25年3月31日) (1)連結経営成績(%表示は対前期増減率) ┌─────┬─────────┬─────────┬─────────┬─────────┐ | | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | ├─────┼─────┬───┼─────┬───┼─────┬───┼─────┬───┤ | | 百万円| %| 百万円| %| 百万円| %| 百万円| %| |25年 3月期| 1,585,319| 5.1| 426,142| 14.4| 328,099| 24.4| 199,970| 50.6| |24年 3月期| 1,508,083| 0.3| 372,521| 6.6| 263,805| 15.4| 132,781|△ 0.8| └─────┴─────┴───┴─────┴───┴─────┴───┴─────┴───┘ (注)包括利益 25年3月期 216,104百万円(58.6%) 24年3月期 136,298百万円( 2.7%) ┌─────┬─────┬─────┬─────┬─────┬─────┐ | |1株当たり|潜在株式調|自己資本当|総資産経常|売上高営業| | |当期純利益|整後1株当|期純利益率|利益率 |利益率 | | | |たり当期純| | | | | | |利益 | | | | ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤ | | 円銭| 円 銭| %| %| %| |25年 3月期| 1,016.12| − | 14.1| 6.3| 26.9| |24年 3月期| 674.70| − | 10.5| 5.0| 24.7| └─────┴─────┴─────┴─────┴─────┴─────┘ (参考)持分法投資損益 25年3月期 2百万円 24年3月期 199百万円 (注)平成24年10月1日を効力発生日として、普通株式1株を100株に分割し、1単元の株式の数を100株とする単元株制度を採用しています。これに伴い、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり当期純利益を算定しています。 (2)連結財政状態 ┌─────┬─────┬─────┬──────┬────────┐ | | 総資産 | 純資産 |自己資本比率|1株当たり純資産| ├─────┼─────┼─────┼──────┼────────┤ | | 百万円| 百万円| %| 円 銭| |25年 3月期| 5,231,104| 1,557,972| 28.9| 7,689.65| |24年 3月期| 5,214,038| 1,363,251| 25.3| 6,715.74| └─────┴─────┴─────┴──────┴────────┘ (参考) 自己資本 25年3月期 1,513,317百万円 24年3月期 1,321,654百万円 (注)平成24年10月1日を効力発生日として、普通株式1株を100株に分割し、1単元の株式の数を100株とする単元株制度を採用しています。これに伴い、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり純資産を算定しています。 (3)連結キャッシュ・フローの状況 ┌─────┬───────┬───────┬───────┬───────┐ | |営業活動による|投資活動による|財務活動による|現金及び | | |キャッシュ・ |キャッシュ・ |キャッシュ・ | 現金同等物 | | | フロー| フロー| フロー| 期末残高| ├─────┼───────┼───────┼───────┼───────┤ | | 百万円| 百万円| 百万円| 百万円| |25年 3月期| 512,324| △262,114| △259,838| 75,106| |24年 3月期| 447,674| △269,954| △208,549| 84,692| └─────┴───────┴───────┴───────┴───────┘ 2.配当の状況 ┌────────┬─────────────────────────┬────┬────┬───┐ | | 年間配当金 | 配当金 |配当性向|純資産| | ├────┬────┬────┬────┬─────┤ 総額 | |配当率| | |第1 |第2 |第3 | 期末 | 合計 | (合計) | (連結) |(連結)| | |四半期末|四半期末|四半期末| | | | | | ├────────┼────┼────┼────┼────┼─────┼────┼────┼───┤ | | 円 銭| 円 銭| 円 銭| 円 銭| 円 銭| 百万円| %| %| |24年 3月期 | − |4,500.00| − |5,000.00| 9,500.00| 18,715| 14.1| 1.5| |25年 3月期 | − |5,000.00| − | 55.00| − | 20,685| 10.3| 1.5| ├────────┼────┼────┼────┼────┼─────┼────┼────┼───┤ |25年 3月期(予想)| − | 55.00| − | 55.00| 110.00|××××| 9.8|×××| └────────┴────┴────┴────┴────┴─────┴────┴────┴───┘ (注)平成24年10月1日を効力発生日として、普通株式1株を100株に分割し、1単元の株式の数を100株とする単元株制度を採用しています。なお、平成25年3月期の第2四半期末以前の配当金については当該株式分割が行われる前の金額を記載しています。 3.平成26年3月期の連結業績予想(平成25年4月1日〜平成26年3月31日) (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率) ┌────────┬─────────┬─────────┬─────────┬─────────┬─────┐ | | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |1株当たり| | | | | | |当期純利益| ├────────┼─────┬───┼─────┬───┼─────┬───┼─────┬───┼─────┤ | | 百万円| %| 百万円| %| 百万円| %| 百万円| %| 円 銭| |第2四半期(累計)| 793,000| 0.4| 266,000| 9.2| 225,000| 21.8| 145,000| 26.9| 736.79| | 通期 | 1,598,000| 0.8| 427,000| 0.2| 347,000| 5.8| 222,000| 11.0| 1,128.05| └────────┴─────┴───┴─────┴───┴─────┴───┴─────┴───┴─────┘ ※注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無 (2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示 @ 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有 A @以外の会計方針の変更 : 無 B 会計上の見積りの変更 : 有 C 修正再表示 : 無 (3)発行済株式数(普通株式) ┌─────┬───────┬─────┬───────┐ @ 期末発行済株式数(自己株式を含む) |25年 3月期| 206,000,000株|24年 3月期| 215,000,000株| ├─────┼───────┼─────┼───────┤ A 期末自己株式数 |25年 3月期| 9,200,620株|24年 3月期| 18,200,620株| ├─────┼───────┼─────┼───────┤ B 期中平均株式数 |25年 3月期| 196,799,380株|24年 3月期| 196,799,380株| └─────┴───────┴─────┴───────┘ (注)平成24年10月1日を効力発生日として、普通株式1株を100株に分割し、1単元の株式の数を100株とする単元株制度を採用しています。これに伴い、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して発行済株式数(普通株式)を算定しています。 (参考)個別業績の概要 1.25年3月期の個別業績(平成24年4月1日〜平成25年3月31日) (1)個別経営成績(%表示は対前期増減率) ┌─────┬─────────┬─────────┬─────────┬─────────┐ | | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | ├─────┼─────┬───┼─────┬───┼─────┬───┼─────┬───┤ | | 百万円| %| 百万円| %| 百万円| %| 百万円| %| |25年 3月期| 1,245,082| 5.1| 399,136| 15.5| 302,405| 26.1| 187,804| 55.4| |24年 3月期| 1,184,577| 1.1| 345,553| 6.2| 239,836| 15.5| 120,817| △1.8| └─────┴─────┴───┴─────┴───┴─────┴───┴─────┴───┘ ┌─────┬─────┬──────────┐ | |1株当たり| 潜在株式調整後 | | |当期純利益|1株当たり当期純利益| ├─────┼─────┼──────────┤ | | 円 銭| 円 銭| |25年 3月期| 953.32| ― | |24年 3月期| 613.28| ― | └─────┴─────┴──────────┘ (注)平成24年10月1日を効力発生日として、普通株式1株を100株に分割し、1単元の株式の数を100株とする単元株制度を採用しています。これに伴い、前事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり当期純利益を算定しています。 (2)個別財政状態 ┌─────┬─────┬─────┬──────┬────────┐ | | 総資産 | 純資産 |自己資本比率|1株当たり純資産| ├─────┼─────┼─────┼──────┼────────┤ | | 百万円| 百万円| %| 円 銭| |25年 3月期| 5,042,962| 1,436,384| 28.5| 7,291.26| |24年 3月期| 5,033,598| 1,258,280| 25.0| 6,387.18| └─────┴─────┴─────┴──────┴────────┘ (参考)自己資本 25年3月期 1,436,384百万円 24年3月期 1,258,280百万円 (注)平成24年10月1日を効力発生日として、普通株式1株を100株に分割し、1単元の株式の数を100株とする単元株制度を採用しています。これに伴い、前事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり純資産を算定しています。 2.平成26年3月期の個別業績予想(平成25年4月1日〜平成26年3月31日) (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率) ┌────────┬─────────┬─────────┬─────────┬─────────┬─────┐ | | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |1株当たり| | | | | | |当期純利益| ├────────┼─────┬───┼─────┬───┼─────┬───┼─────┬───┼─────┤ | | 百万円| %| 百万円| %| 百万円| %| 百万円| %| 円 銭| |第2四半期(累計)| 613,000| △2.0| 256,000| 10.2| 217,000| 24.4| 142,000| 30.1| 720.81| | 通期 | 1,234,000| △0.9| 403,000| 1.0| 325,000| 7.5| 213,000| 13.4| 1,081.21| └────────┴─────┴───┴─────┴───┴─────┴───┴─────┴───┴─────┘ ※ 監査手続の実施状況に関する表示 この決算短信は、金融商品取引法に基づく監査手続の対象外であり、この決算短信の開示時点において、金融商品取引法に基づく連結財務諸表の監査手続は終了していません。 ※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項 1.本資料に掲載されている業績予想等の将来に関する記述は、発表日現在において入手可能な情報及び計画に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の経済情勢等によって予想数値と異なる場合があります。業績予想に関する事項については、添付資料3ページをご覧下さい。 2.決算補足説明資料はTDnetで同日開示するとともに、当社ホームページにも掲載することとしています。また、平成25年5月1日開催予定のアナリスト向け説明会で配布する資料を、開催後速やかに当社ホームページに掲載する予定です。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2013-05-01 18:14:19 |
○添付資料の目次
1.経営成績・財政状態に関する分析 …………………………………………………………………………………… 2 (1)経営成績に関する分析 …………………………………………………………………………………………… 2 (2)財政状態に関する分析 …………………………………………………………………………………………… 4 (3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 …………………………………………………………… 4 2.経営方針 ………………………………………………………………………………………………………………… 5 (1)会社の経営の基本方針 …………………………………………………………………………………………… 5 (2)目標とする経営指標 ……………………………………………………………………………………………… 5 (3)中長期的な会社の経営戦略 ……………………………………………………………………………………… 5 (4)会社の対処すべき課題 …………………………………………………………………………………………… 6 3.連結財務諸表 …………………………………………………………………………………………………………… 7 (1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 7 (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 9 (連結損益計算書) ………………………………………………………………………………………………… 9 (連結包括利益計算書) …………………………………………………………………………………………… 10 (3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 11 (4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 13 (5)継続企業の前提に関する注記 …………………………………………………………………………………… 14 (6)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示 ……………………………………………………… 14 (7)追加情報 …………………………………………………………………………………………………………… 14 (8)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 14 (セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 14 (1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 17 (重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 17 4.個別財務諸表 …………………………………………………………………………………………………………… 18 (1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………………… 18 (2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………………………… 20 (3)株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………………………… 22 5.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 24 (1)役員の異動 ………………………………………………………………………………………………………… 24 |
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ほりうち(ccbu8181) 2013-05-01 18:15:07 |
1.経営成績・財政状態に関する分析
(1)経営成績に関する分析 当社グループは、事業の中核である鉄道事業における安全・安定輸送の確保を最優先に、一層のサービス充実を図るとともに、社員の業務遂行能力の向上、設備の強化、設備投資を含めた業務執行全般にわたる効率化・低コスト化等の取組みを続け、収益力の強化に努めました。 東海道新幹線については、脱線・逸脱防止対策をはじめとする地震対策を引き続き推進するとともに、さらなる輸送サービスの充実のために、本年2月には、最新の技術開発成果を採用した新型車両N700Aの営業運転を開始しました。在来線については、地震対策や落石対策、踏切保安設備改良等を計画的に推進するとともに、新型電車への取替等に取り組みました。また、販売面では、EX−ICサービスのご利用拡大に向けた取組みを推進するとともに、営業施策の積極的な展開に取り組みました。 超電導磁気浮上式鉄道(以下「超電導リニア」という。)による中央新幹線については、第一局面として進める東京都・名古屋市間の環境アセスメントについて、環境影響評価準備書の取りまとめに向けて、引き続き現地調査等を進めました。また、環境アセスメントの手続きに加え、超電導リニア特有の技術や環境の保全等についての理解をより一層深めていただくため、中央新幹線計画に関する説明会を開催しました。 超電導リニア技術については、山梨リニア実験線の42.8km への延伸と設備更新を推進するとともに、昨年11月に新型車両L0系5両を車両基地に搬入しました。 海外における高速鉄道及び超電導リニアプロジェクトへの取組みについては、海外の政府機関や企業等に精通した米国の会社と提携し、絞り込みを行った対象路線における事業化に向けたマーケティング活動に取り組みました。 鉄道以外の事業においては、ジェイアール名古屋タカシマヤについて商品力・販売力を高めるなど既存事業の強化に努めるとともに、名古屋駅新ビル計画等のプロジェクトを着実に進めました。 さらに、経営体力の一層の充実を図るため、安全を確保した上で設備投資を含めた業務執行全般にわたる効率化・低コスト化の徹底に取り組みました。 上記の結果、当期における全体の輸送実績(輸送人キロ)は、東日本大震災の影響を受けた前期との比較であることに加え、観光をはじめご利用が順調に推移したことから、前期比5.1%増の559億6千8百万人キロとなりました。また、営業収益は前期比5.1%増の1兆5,853億円、経常利益は前期比24.4%増の3,280億円、当期純利益は前期比50.6%増の1,999億円となりました。 これをセグメントごとに示すと以下のとおりです。 @ 運輸業 東海道新幹線については、引き続き脱線・逸脱防止対策をはじめとする地震対策に取り組んだほか、新幹線車両の全般検査(オーバーホール)を担う浜松工場について、耐震性向上等を目的とするリニューアル工事を推進しました。また、東海道新幹線における土木構造物の健全性の維持・向上を図るため、平成25年度から大規模改修工事に着手することを決定しました。さらに、本年2月には、最新の技術開発成果を採用した新型車両N700Aの営業運転を開始するとともに、本年3月のダイヤ改正では、新大阪駅27番線の使用を開始するなど、一段と利便性を高めました。 在来線については、地震対策や落石対策、踏切保安設備改良等を計画的に推進しました。また、本年3月のダイヤ改正では、新型電車313系の投入完了により、列車増発や編成両数の見直しを行うなど輸送サービスの充実に取り組みました。 販売面については、EX−ICサービスのご利用拡大及びエクスプレス予約の会員数拡大に向けた取組みを推進するとともに、既にお持ちのクレジットカードで東海道新幹線のネット予約とIC乗車サービスをご利用いただける「プラスEX」サービスを昨年10月から開始しました。また、TOICAについては、本年3月から全国相互利用サービスを開始するとともに、電子マネー加盟店舗の拡大等に取り組みました。さらに、京都・奈良、東京、伊勢等の各方面へ向けた観光キャンペーンを展開し、これと連動した様々な旅行商品の設定に努めました。また、東海道新幹線の夏休み・冬休み期間におけるお子様連れ専用車両の設定や海外のお客様向け商品の展開、観光施設等と連携した商品の充実等の営業施策に取り組みました。 当期における輸送実績(輸送人キロ)は、東日本大震災の影響を受けた前期との比較であることに加え、観光をはじめご利用が順調に推移したことから、東海道新幹線は前期比5.9%増の469億3千万人キロ、在来線は前期比1.0%増の90億3千8百万人キロとなりました。 バス事業においては、競争激化等の状況も踏まえ、安全の確保を前提に業務の効率化等を進めました。 上記の結果、当期における営業収益は前期比5.1%増の12,430億円、営業利益は前期比15.6%増の3,961億円となりました。 A 流通業 流通業においては、ジェイアール名古屋タカシマヤについて、魅力ある品揃えの充実やお客様のニーズを捉えたサービスの提供等により、収益力の強化に努めました。 上記の結果、当期における営業収益は前期比2.1%増の2,095億円、営業利益は前期比25.7%増の72億円となりました。 B 不動産業 不動産業においては、昨年10月に名古屋駅新ビル(仮称)の建設に着手しました。また、「東京駅一番街」や浜松駅ビル「メイワン」、新横浜駅「ぐるめストリート」など駅の商業施設をリニューアルし、お客様の拡大に取り組みました。 上記の結果、当期における営業収益は前期比3.5%増の649億円、営業利益は前期比2.7%減の127億円となりました。 C その他 ホテル業においては、お客様の志向にあった商品設定、高品質なサービスの提供、販売力強化に努めました。 旅行業においては、京都・奈良、東京、伊勢等の各方面へ向けた観光キャンペーン等と連動した魅力ある旅行商品を積極的に販売するとともに、インターネットを活用した販売に努めました。 鉄道車両等製造業においては、鉄道車両や建設機械等の受注・製造に努めました。 上記の結果、当期における営業収益は前期比3.3%増の2,331億円、営業利益は日本車輌製造株式会社の減益等により前期比17.4%減の94億円となりました。 次期については、引き続き安全・安定輸送の確保を最優先に取り組みます。鉄道事業においては、東海道新幹線の地震対策等を推進するとともに、N700Aの投入やN700系の改造工事等の輸送サービスの充実に努めます。また、グループ全般にわたり、より質の高いサービスを提供し、収益力の強化に取り組みます。一方で、設備投資を含めた業務執行全般にわたりさらなる効率化・低コスト化等に 努め、経営体力の充実を図ります。 次期の業績予想については、以下のとおりとします。 売上高 1兆5,980億円 (当期比 0.8%増) 営業利益 4,270億円 (当期比 0.2%増) 経常利益 3,470億円 (当期比 5.8%増) 当期純利益 2,220億円 (当期比 11.0%増) (2)財政状態に関する分析 当期末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前期末と比べ95億円減の751億円となりました。また、長期債務については、2,267億円縮減し、当期末の残高は2兆6,399億円となりました。 @ 営業活動によるキャッシュ・フロー 観光をはじめ鉄道のご利用が順調に推移したことから当社の運輸収入が増加したほか、利息の支払額が減少したことなどから、営業活動の結果得られた資金は前期比646億円増の5,123億円となりました。 A 投資活動によるキャッシュ・フロー 設備投資に伴う固定資産の取得にかかる支出が減少したことなどから、投資活動の結果支出した資金は前期比78億円減の2,621億円となりました。 B 財務活動によるキャッシュ・フロー 長期債務の返済による支出が増加したことなどから、財務活動の結果支出した資金は前期比512億円増の2,598億円となりました。 (3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 当社は、社会的使命の強い鉄道事業を経営の柱としていることから、長期にわたる安定的な経営基盤の確保・強化に取り組むとともに、長期債務の縮減に努め、財務体質の強化を図ることとし、配当についても安定配当の継続を基本方針としています。 この方針に基づき、当期の期末配当については、観光をはじめ輸送量が順調に推移したことなどを踏まえ、本年1月に公表した配当予想1株当たり50円を5円増額し、55円とさせていただく予定です。 また、次期の配当については、上記の基本方針に則って実施していく予定です。 配当支払いについては、従来どおり毎年3月31日及び9月30日を基準日とする年2回の配当を継続することとし、変更は予定しておりません。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2013-05-01 18:16:00 |
2.経営方針
(1)会社の経営の基本方針 当社は、鉄道事業において、安全・安定輸送の確保を最優先に、お客様に選択されるサービスの提供、業務効率化等について不断の取組みを行うことにより、日本の大動脈輸送を担う東海道新幹線と東海地域の在来線網を一体的に維持・発展させるという社会的使命を、長期にわたり安定的かつ十分に果たし続けていくことを基本方針としています。 さらに、当社グループとしても、名古屋駅におけるJRセントラルタワーズの各事業展開に代表されるように、鉄道事業と相乗効果を期待できる事業分野を中心に事業の拡大を推進し、グループ全体の収益力強化を図ります。 (2)目標とする経営指標 当社グループの中核をなす鉄道事業においては、日々の安全・安定輸送を確保すると同時に、長期的にその信頼性を高めるべく、着実に設備投資や社員育成等を進めていくことが必要です。 中期的な数値目標を設定した場合、情勢等が変化しても数値目標を追うことを優先するあまり、本来の目的である安全・安定輸送の確保と信頼性の向上が等閑にされることがあってはならないので、当社グループは中期的な数値目標を設定せず、年度ごとに長期的な展望に立ち具体的な計画を定めて取り組むこととしています。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループの中核をなす鉄道事業においては、長期的展望を持って事業運営を行うことが極めて重要であり、財務体質の強化を図りながら、主要プロジェクトを計画的に推進しています。 東海道新幹線については、これまで世界に比類の無い安全で正確な輸送を提供するとともに、不断に輸送サービスの充実に向けた取組みを進めています。今後についても、安全・安定輸送の確保を最優先に、引き続き東海道新幹線の脱線・逸脱防止対策をはじめとする地震対策を推進するとともに、東海道新幹線における土木構造物の健全性の維持・向上を図るため、大規模改修工事に着手します。 また、最新の技術開発成果を採用した新型車両N700Aの投入を進めるとともに、N700Aに採用した技術を取り入れるべく、N700系の改造工事を推進するなど、東海道新幹線のより一層の輸送サービスの充実に向けて取り組みます。 超電導リニアによる中央新幹線については、当社の使命であり経営の生命線である首都圏〜中京圏〜近畿圏を結ぶ高速鉄道の運営を持続するとともに、企業としての存立基盤を将来にわたり確保していくため計画しているものです。現在この役割を担う東海道新幹線は開業後48年が経過しており、鉄道路線の建設・実現に長い期間を要することを踏まえれば、将来の経年劣化や大規模災害に対する抜本的な備えを考えなければならない時期にきています。また、東日本大震災を踏まえ、大動脈輸送の二重系化により災害リスクに備える重要性がさらに高まっています。このため、その役割を代替する中央新幹線について、自己負担を前提として、当社が開発してきた超電導リニアにより可及的速やかに実現し、東海道新幹線と一元的に経営していくこととしています。このプロジェクトの推進にあたっては、安全・安定輸送の確保と競争力強化に必要な投資を行うとともに安定配当を継続する健全経営を確保します。その上で、まずは中京圏まで、さらには近畿圏までの実現に向けた様々な取組みを着実に進めます。 具体的には、第一局面として進める東京都・名古屋市間において環境影響評価準備書の公告をはじめとする環境アセスメントの手続きを進めるなど、着工に向けた諸準備を着実に推進します。また、山梨リニア実験線について、42.8km への延伸と設備更新を完了させ、新型車両L0系により走行試験を再開します。さらに、技術基準が制定され、実用技術として完成した超電導リニア技術のブラッシュアップに引き続き取り組みます。 なお、このプロジェクトは自己負担により進めるものであり、建設・運営・保守など全ての場面におけるコストについて、社内に設置した「中央新幹線工事費削減委員会」で検証し、安全を確保した上で徹底的に圧縮して進めるとともに、経営状況に応じた資源配分の最適化を図るなど柔軟に対応していく考えです。 さらに、鉄道以外の事業においても、「会社の経営の基本方針」に則り、名古屋駅新ビル計画などの諸施策を着実に推進します。 あわせて長期債務については、中央新幹線の建設に向けた取組みを着実に推進しつつ、引き続き縮減に取り組みます。 (4)会社の対処すべき課題 当社グループにおいては、鉄道事業の原点である安全・安定輸送の確保を最優先に、引き続き、収益力の強化と技術レベルの不断の向上に取り組むとともに、設備投資を含めた業務執行全般にわたり知恵を絞り効率化と低コスト化を徹底し、経営体力の充実を図ります。重点的に取り組む施策は、以下のとおりです。 鉄道事業においては、東海道新幹線における土木構造物の健全性の維持・向上を図るため、大規模改修工事に着手します。また、東海道新幹線の脱線・逸脱防止対策、浜松工場のリニューアル工事、在来線の高架橋柱等の耐震化、三島駅等の駅舎の建替・耐震補強工事等の地震対策を着実に推進します。さらに、東海道新幹線のまくらぎ更換をはじめ、軌道及び電車線路設備の維持・更新を計画的に進めます。加えて、各自治体から公表される予定のハザードマップを踏まえ、津波対策の一層の深度化を図ります。 東海道新幹線については、最新の技術開発成果を採用した新型車両N700Aの投入を進めるとともに、N700Aに採用した技術を取り入れるべく、N700系の改造工事を推進します。また、本年3月のダイヤ改正にあわせて使用を開始した新大阪駅27番線を活用するなど、ご利用の集中する時期・時間帯における弾力的な列車設定に取り組みます。なお、7年の長期にわたる新大阪駅の大規模改良工事が平成25年度中に完了します。 在来線については、武豊線の電化工事や新型気動車への取替のための設計等を推進するなど、さらなる輸送サービスの充実に向けて取り組みます。 販売面については、エクスプレス予約及び「プラスEX」サービスの会員数拡大・ご利用拡大に向けた取組みを推進します。また、式年遷宮が行われる伊勢神宮をはじめ、京都・奈良、東京等の観光資源を活用した各種キャンペーンや、海外のお客様向け商品の拡充など、営業施策の積極的な展開に取り組みます。さらに、TOICAについて、全国相互利用サービスの定着を図るとともに、鉄道ならびに電子マネーサービスのご利用促進に努めます。 旅客関連設備については、東京駅・名古屋駅における新型可動柵の設置工事や新幹線全駅への喫煙ルームの設置を推進します。また、駅におけるエレベーター・多機能トイレの設置や内方線付き点状ブロックへの取替等のバリアフリー設備の整備を着実に進めます。 技術開発の促進及び技術力の強化については、小牧研究施設等において、新幹線鉄道分野を中心とした土木構造物の維持・強化対策、輸送サービスの充実及び自然災害対策等の実用に即した技術の研究開発に取り組みます。また、高速鉄道及び超電導リニアに関する総合的な技術力を活用し、海外におけるプロジェクトについて、対象路線における事業化へ向けたマーケティング活動を推進します。 鉄道以外の事業においては、名古屋駅新ビル計画について、平成27年末の完成に向けて新ビルの建設を推進するとともに、テナントリーシングを進めます。また、駅ビルの商業施設や流通事業の活性化に取り組み、さらなる収益拡大を図ります。さらに、保有資産の有効活用や農業事業の充実等に取り組み、当社グループとしての一層の収益力強化に取り組みます。 地球環境問題については、交通機関として鉄道本来の地球環境への優位性を積極的にアピールしてきましたが、引き続き大幅な省エネルギーの実現を可能とするN700Aの投入、在来線における省エネ型車両への取替等の地球環境保全に資する諸施策を進めるとともに、日常の業務遂行にあたっても省資源・省エネルギーに取り組みます。 ※入力者注:諸表については掲載を省略させていただきます。 |
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