NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.6506 【JR東海】【社長会見】東海道新幹線の雪対策について
ほりうち(ccbu8181) 2012-11-21 17:36:05
JR東海 ニュースリリース

2012.11.21
【社長会見】東海道新幹線の雪対策について


 東海道新幹線は、冬季に岐阜羽島〜京都間の「関ヶ原・米原地区」を中心とした雪による遅れを最小限に抑えるよう、地上・車両設備に様々な対策を実施してきました。
 今年度も12月から3月までを「冬期輸送対策期間」と位置付け、これまでの経験を活かした対策により、安全を確保した上で、安定した輸送を確保することに取り組みます。

1.降雪時に速度規制を行う理由
 (1)列車が走行する速度が速くなると、舞い上がる雪の量が多くなる
 (2)舞い上がった雪は車体に付着し、氷の塊となる
 (3)車体に付着した氷の塊が解けると落下し、バラストをはね飛ばす

   →このようなことを防ぐため、積雪区間やその隣接区間で、速度規制を行う

2.安全で安定した列車運行を確保する取組み(別紙参照)
 ○雪を取り除くための対策
  ・ラッセル車、除雪機械(ロータリーブラシ式)による除雪(図1・図2)

 ○雪の舞い上がりを防ぐための対策
  ・雪の舞い上がり量を減少させるため、スプリンクラーでの散水による濡れ雪化(図3)
  ・営業列車の前に回送列車を運行し、線路上の雪を敢えて舞い上げて、車体に付着させることで、
   営業列車への着雪量を減少。(図4)

 ○車体に付着した雪の状況を確認するための対策
  ・N700系の車上カメラにより雪の舞い上がり状態を、地上カメラにより車両床下の着雪状況を、
   総合指令所でリアルタイムに把握。(図5・図6)

 ○車体に付着した雪を取り除くための対策
  ・除雪や濡れ雪化を図っても車体へ付着してしまう雪は、高温高圧洗浄機により主要駅
   (名古屋駅、新大阪駅等)で雪落とし作業を実施。(図7)


※詳細は別紙をご覧下さい。

NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.6507 (Re:6506) 【JR東海】【社長会見】東海道新幹線の雪対策について[別紙](1/2)
ほりうち(ccbu8181) 2012-11-21 17:39:55
別紙
○雪を取り除くための対策
[図1]ラッセル車
・積雪量が多い場合はラッセル車を使用

[図2]除雪機械(ロータリーブラシ式)
・従来型に代えて、今年度より順次導入する新型の除雪機械では、運転台を順方向・
逆方向に2つ設置したほか、ブラシを反転させることで双方向の除雪ができるようにし
ています。

○雪の舞いあがりを防ぐための対策
[図3]スプリンクラーによる散水

[図4]営業列車前に運転する回送列車による着雪
撮影日:
撮影場所:
キャプション: [図1]ラッセル車
画像サイズ: 309×374(原寸表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: [図2]除雪機械(ロータリーブラシ式)
画像サイズ: 859×413(37%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: [図3]スプリンクラーによる散水
画像サイズ: 762×405(42%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: [図4]営業列車前に運転する回送列車による着雪
画像サイズ: 518×345(62%表示)
NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.6508 (Re:6506) 【JR東海】【社長会見】東海道新幹線の雪対策について[別紙](2/2)
ほりうち(ccbu8181) 2012-11-21 17:44:07
別紙
○車体に付着した雪の状況を確認するための対策
[図5]車上カメラ
 ※N700系50編成に搭載

[図6]地上カメラ
 ※降積雪量の多い区間の両端に設置

【新幹線総合指令所】
(1) 指令にて映像を確認
(2) 車体への着雪状況や雪の舞い上がり状況をふまえ、速度制限の要否を決定

○車体に付着した雪を取り除くための対策
[図7] 高温高圧洗浄機を使用した雪落とし作業
撮影日:
撮影場所:
キャプション: [図5]車上カメラ [図6]地上カメラ
画像サイズ: 1024×502(31%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: [図7] 高温高圧洗浄機を使用した雪落とし作業
画像サイズ: 935×321(34%表示)