NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.6401 【JR東海】【社長会見】浜松工場 開設100周年について
ほりうち(ccbu8181) 2012-10-25 22:30:35
JR東海 ニュースリリース

2012.10.25
【社長会見】浜松工場 開設100周年について


 浜松工場では、今年11月1日に開設100周年を迎えます。この機会に、浜松工場のこれまでの歩みを振り返るとともに、現在のリニューアル工事の状況などについて、お知らせいたします。

1.これまでの歩みと現在の状況

 浜松工場は、大正元年(1912年)に、「鉄道院(当時)浜松工場」として開設されて以来、蒸気機関車の修繕から始まり、時代の変遷に合わせて電気機関車、ディーゼル機関車、在来線電車、そして新幹線電車と幅広い車両の保守、製造、改造に携わることで、発展を遂げてきました。

 現在は、東海道新幹線唯一の全般検査(※)を行う専門工場として、新幹線の安全運行を支えています。また、地元浜松の皆様にも支えられ、毎年夏の「なるほど発見デー」では累計55万人の方にお越しいただくなど、現在もひろく親しまれる存在となっています。
(これまでの歩み:別紙1)
※全般検査…36ヶ月以内または走行120万km以内で実施するオーバーホール

 現在、浜松工場では、最新の新幹線電車工場を目指して、リニューアル工事を実施中(平成31年3月完了予定)です。今後は、この工事を安全に進めつつ、来年4月からはN700系に新型車両N700Aの技術の一部を取り入れる改造工事に取り組んでいきます。
(工事進捗状況:別紙2)

2.「リニア・鉄道館」での記念展示

 浜松工場100周年を記念して、「リニア・鉄道館」(名古屋市)にて「浜松工場開設100周年記念〜鉄道の近代化と工場の歩み〜」と題して、戦災や鉄道の動力近代化の中、鉄道の安全・安定輸送を支え続けてきた浜松工場の歴史を紹介する収蔵品・パネルを展示します。

開催期間:平成24年10月31日(水)〜平成25年2月11日(月)

主な収蔵品:機械製造銘板(昭和12年)
      戦災状況を示した図(昭和20年ごろ)
      浜松工場表札(昭和29年ごろ)

※詳細は別紙をご覧下さい。


撮影日:
撮影場所:
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画像サイズ: 353×1144(91%表示)
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No.6402 (Re:6401) 【JR東海】【社長会見】浜松工場 開設100周年について[別紙1]
ほりうち(ccbu8181) 2012-10-25 22:32:14
[別紙1]浜松工場のあゆみ

大正 元年(1912年):鉄道院中部鉄道管理局浜松工場として開設(11月1日)
           (蒸気機関車の修繕からスタート)
大正 8年(1919年):18900形蒸気機関車(後にC51と改称)新製
昭和12年(1937年):D51形蒸気機関車を製造
昭和17年(1942年):浜松工場から浜松工機部へ名称変更
昭和19年(1944年):電気機関車の検修を開始
昭和20年(1945年):空襲及び艦砲射撃による甚大な被害を全職員が一丸となり復旧
昭和24年(1949年):日本国有鉄道発足
昭和25年(1950年):浜松工機部から浜松工場へ名称変更
昭和28年(1953年):ディーゼル機関車の検修を開始
昭和36年(1961年):在来線電車の検修開始、新幹線建設のための事業用車を製造
昭和37年(1962年):新幹線の検修工場に指定
昭和39年(1964年):東海道新幹線開業
昭和40年(1965年):0系全般検査開始
昭和56年(1981年):新幹線電車の全般検査1万両を達成
昭和62年(1987年):JR東海発足、100系全般検査を開始
平成 元年(1989年):100系を製造
平成 5年(1993年):300系全般検査を開始
平成 7年(1995年):「新幹線なるほど発見デー」スタート
平成 8年(1996年):新幹線電車の全般検査2万両を達成
平成12年(2000年):700系全般検査を開始
平成20年(2008年):新幹線電車の全般検査3万両を達成
平成21年(2009年):N700系全般検査を開始
平成22年(2010年):最新の新幹線車両工場を目指してリニューアル工事開始
           (〜平成31年3月完了予定)


(参考)東海旅客鉄道株式会社 浜松工場
所在地 :静岡県浜松市中区南伊場町1−1 社員数:約1,650名
敷地面積:約31.8万m2    (平成24年10月1日現在・関係会社含む)


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No.6403 (Re:6401) 【JR東海】【社長会見】浜松工場 開設100周年について[別紙2]
ほりうち(ccbu8181) 2012-10-25 22:35:23
[別紙2]浜松工場リニューアル工事の進捗状況

・平成24年 8月  第二部品検修場(空気調和装置、主変圧器、ホロなどを検査・
           修繕する作業場)が完成。一部で使用開始。
・平成24年10月  第一部品検修場(台車、ATC、ブレーキ類、主変換装置など
           を検査・修繕する作業場)の新設工事に着手。
           ※延べ床面積約4.8万m2、東西方向約330mの検修場で
            あり、本リニューアル工事における最大規模となります。
・平成25年 1月  第二部品検修場の全面使用開始(予定)


【参考】工事の概要と全体スケジュール
 建替工事は、日々の全般検査を施工しながら、限られた敷地内において、既存建物の撤去、移転及び新設建物の建設を実施し、平成29年3月に新しいラインに変わります。(工事費約870億円)

(1)建物の建替・補強
 大きな地震時にも全般検査を維持するため、耐震性の高い建物に建替・補強をします。なお、今回の工事において、完成後の全建物の約7割にあたる10.9万2を建替、約1割にあたる1.5万m2の建物を補強します。

(2)効率的な検修ラインの構築
 効率的な検修ラインを構築することで、N700系の全般検査の所要日数を15日から14日に短縮します。

(3)最新機器の導入による効率化
 車両先頭部研ぎ装置、気吹きブース、台車搬送装置など最新の検修機械を導入し、現在人手で行っている作業を機械化します。

(4)省エネ設備導入による環境への適応
 建屋の屋根に発電容量約300kWの太陽光発電システムを導入します。また、高効率変電設備などのインフラ設備も導入し、省エネルギー化を進めます。

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