NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.6181 【東武】回生電力を有効活用し、省エネルギー化を図る「電力貯蔵装置」を導入しました(1/2)
ほりうち(ccbu8181) 2012-08-09 16:43:38

TOBU NEWS 
2012年8月8日

 回生電力を有効活用し、省エネルギー化を図る

 「電力貯蔵装置」を導入しました!



東武鉄道株式会社

 東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、東武東上線の上福岡駅構内にある、上福岡き電区分所*に電車の回生電力を有効的に活用する回生電力貯蔵装置を当社線内で初めて導入し、供用を開始しました。
 この装置は、電車がブレーキを使用した際に発生する回生電力を吸収・貯蔵し、その貯蔵した電力を電車が加速走行するときに供給します。
 電車の使用する電力量の削減によって省エネルギーを実現するとともに、架線の電圧を安定させるため、鉄道の安全運行を支える最先端の技術を活用した装置です。
 導入にあたっては、先端的で省エネルギー効果など政策的意義があると認められ、平成23年度、24年度の経済産業省資源エネルギー庁「エネルギー使用合理化事業者支援補助事業」として施工いたしました。
 当社では、今後も省エネルギーによる環境保全に努め、地球環境に役立つ機器の導入を積極的に進めてまいります。
 概要は別紙のとおりです。


 *き電区分所…変電所間隔が長く電圧降下が起こりうる区間に設けられ、上り線と下り線その他系統の異なるき電線を並列に接続して、電圧降下の軽減を図るための施設。


撮影日:
撮影場所:
キャプション: 上福岡き電区分所
画像サイズ: 640×263(50%表示)
NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.6182 (Re:6181) 【東武】回生電力を有効活用し、省エネルギー化を図る「電力貯蔵装置」を導入しました(2/2)
ほりうち(ccbu8181) 2012-08-09 16:45:01
<別紙>

 電力貯蔵装置の概要

1.名称 電力貯蔵装置

2.供用開始 2012年7月24日(火)

3.設置場所 上福岡き電区分所(埼玉県ふじみ野市上福岡1−1−1)

4.仕組み
(1)回生ブレーキにより、電車が減速した際に電力が発生する。
(2)発生した電力のうち、電車煮供給されなかった電力を当装置に貯蔵する。
(3)走行する電車が接近した際、貯蔵した電力を供給する。

5.装置仕様
 電池      リチウムイオン電池
 設備容量    1,800[kW](5台合計)
 最大充放電電流 1,200[A](架線側直流1,500[V])
 サイズ     幅340cm×奥行き168cm×高さ260cm
 製造元     制御部−東洋電機製造株式会社
         電池部−株式会社GSユアサ
 販売元     三進商事株式会社

以上


撮影日:
撮影場所:
キャプション: 電力貯蔵装置イメージ図
画像サイズ: 481×177(67%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 電力貯蔵装置(イメージ)
画像サイズ: 554×324(58%表示)