NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.5802 【小田急】専修大学と小田急電鉄が「連携・協力に関する基本協定」を締結(1/3)
ほりうち(ccbu8181) 2012-04-24 23:28:36
2012年4月20日

専修大学
小田急電鉄株式会社


 専修大学と小田急電鉄が「連携・協力に関する基本協定」を締結


 専修大学(所在:東京都千代田区、神奈川県川崎市学長:日高義博)と小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区社長:山木利満)では、2012年4月20日「連携・協力に関する基本協定」を締結し、今後、産学連携の取り組みを進めてまいります。
 専修大学は、小田急線沿線に位置する川崎市多摩区に6学部4大学院研究科(学生数合計約15,000名)の拠点(生田校舎)を擁し、21世紀ビジョンとして「社会知性の開発」を掲げ、このビジョンのもと教育・研究の充実に努めるとともに、地域社会への貢献活動を推進しています。また、小田急電鉄は、企業の社会的責任(CSR)を経営の根幹に掲げ、小田急線沿線を中心にグループワイドの事業を展開するとともに、社会貢献活動を積極的に推進しています。
 この度、両者は相互が持つ人的資源及び知的資産や地域資産を活用した教育・研究及び社会貢献活動に向けて、連携・協力し取り組むことに合意し、基本協定を締結する運びとなりました。
 本協定の締結により、専修大学は、教育・研究のさらなる充実と地域社会への貢献を目的として小田急電鉄と連携・協力し、学術研究や教育活動の成果など大学の持つ知的資産を地域社会に向け発信します。また、小田急電鉄は、企業の社会的責任(CSR)を果たすための取り組みとして、専修大学が行う学術研究・教育活動に協力するとともに、専修大学と連携・協力して地域社会への貢献活動を推進いたします。

1 協定の概要

 専修大学と小田急電鉄は、相互が持つ人的資源及び知的資産を活用した教育・研究及び社会貢献活動に向けて、連携・協力して取り組むことを合意し、次のとおり基本協定を締結する。

1 専修大学は、小田急電鉄が行う社会貢献活動に協力するとともに、学術研究や教育活動の成果など、大学の持つ知的資産を小田急電鉄と連携・協力して地域社会に向け発信することを目的とする。

2 小田急電鉄は、専修大学が行う学術研究・教育活動に協力するとともに、大学と連携・協力して社会貢献活動を推進することを目的とする。

3 専修大学と小田急電鉄は、次の分野において連携・協力を進めるものとし、具体的な内容については、別途協議のうえ定めるものとする。
 (1) 学生インターンシップに関すること。
 (2) 寄附講座に関すること。
 (3) 学術研究や教育活動の実践に関すること。
 (4) その他、前条の目的の達成に資する事業に関すること。



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No.5803 (Re:5802) 【小田急】専修大学と小田急電鉄が「連携・協力に関する基本協定」を締結(2/3)
ほりうち(ccbu8181) 2012-04-24 23:29:29
2 協定に基づく具体的な取り組み事項

(1)寄付講座「地域と共生する小田急グループのCSR と事業戦略」の開講
  (経済学部・法学部・経営学部・商学部対象)
 小田急電鉄は、専修大学に寄付講座を開講し、企業経営と地域経済社会との関わりや、CSR の意義・現状を学生に講義します。寄付講座は、半期2単位の正課科目として開講し、第2回講義は代表取締役会長大須賀彦が担当するほか、各部門の部長、課長クラスが毎回、オムニバス形式で講座を担当します。
 学生は、小田急電鉄から活きた経済、産業、企業の実態、地域経済社会との関わり、CSR の意義・現状を学ぶことができ、将来の社会的活動に役立つ知識を身に付けることが期待されます。

○寄付講座の概要(専修大学講義要項から抜粋)
 <テーマ>
  小田急電鉄株式会社寄付講座
   「地域と共生する小田急グループのCSR と事業戦略」
 <到達目標>
  小田急グループの経営の沿革、現状からCSR(企業の社会責任)や事業戦略の実践的な取り組みを学ぶことを通じて、地域コアフロントにある企業経営と地域経済社会との関わり、CSR の意義・現状を理解する

 <講義計画>
  第1回 ガイダンス
  第2回 小田急グループの過去・現在・未来
  第3回 グループの事業戦略
  第4回 企業経営におけるCSR の重要性
  第5回 鉄道事業−通勤・通学輸送−
  第6回 鉄道事業−沿線観光地への誘客戦略−
  第7回 鉄道事業−ロマンスカーの開発−
  第8回 鉄道事業−安全への取り組み−
  第9回 開発事業(都心部)−新宿エリア開発−
  第10回 開発事業(居住エリア)−成城・経堂エリア開発−
  第11回 開発事業(観光)−箱根エリア開発−
  第12回 流通事業−SC 事業経営−
  第13回 新たな取り組み・ビジネス−新たなニーズの創造−
  第14回 新たな取り組み・ビジネス−新たな需要の確保に向けて−
  第15回 まとめ

(2)課題解決型インターンシップの取り組み
 課題解決型インターンシップは、専修大学近隣の企業や団体、商店街が抱える課題に学生が主体的に取り組み、解決策を提案する専修大学独自の長期インターンシップです。学生たちが大学で学んでいる知識を実践的・総合的に活かす場であり、学生の教育的効果が期待されるとともに地域社会への貢献にも繋がるプログラムです。
 この協定締結に伴い、小田急電鉄はこのインターンシッププログラムに参加し、独自のテーマを設定して、専修大学生とともに同社や地域社会が抱える課題の解決に取り組んでいきます。

○平成24年度小田急電鉄の掲げるテーマ
 「若い世代へ発信! “将来、小田急沿線に住みたい!”と感じてもらえる企業PRの企画・立案」

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No.5804 (Re:5802) 【小田急】専修大学と小田急電鉄が「連携・協力に関する基本協定」を締結(3/3)
ほりうち(ccbu8181) 2012-04-24 23:30:59

(3)KS ソーシャル・ビジネス・アカデミーへの講師派遣
 「KS ソーシャル・ビジネス・アカデミー」は、専修大学と川崎市が運営する、市民自身が地域活性化、少子高齢化、福祉、生涯教育、環境、貧困などの社会的課題の解決を、ビジネス手法の活用により継続的な活動として進めていくソーシャル・ビジネスを系統的に教授する市民向け講座です。
 同アカデミーは、仕事をされている方、企業を退職される方やされた方、子育て中や子育てを終えた方、地域でボランティアをされている方などを対象に、5ヶ月間にわたり大学院レベルの講義と、地域や街の課題解決に取り組むNPO や企業での現場体験などを提供し、ソーシャル・ビジネスに取り組む人材を養成しています。
 この協定締結に伴い、小田急電鉄からも同アカデミーに講師を派遣し、両者が連携・協力して社会への貢献活動に取り組んでいきます。

(4)その他
 専修大学と小田急電鉄株式会社は、上記(1)から(3)に加えて、教育・研究及び社会貢献活
動に向けて、連携・協力して新たな事業に取り組んでいく予定です。

以上

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 本日小田急電鉄本社での基本協定調印の様子 (左)専修大学学長日義博(右)小田急電鉄取締役社長山木利満
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