NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.52 【東武】設備投資計画は総額420億円
ほりうち(ccbu8181) 2007-05-16 20:11:28

TOBU NEWS ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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|            設備投資計画は総額420億円            |
|              安全投資額は336億円              |
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                                東武鉄道株式会社

 東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、2007年度に鉄道部門において総額420億円の設備投資を行い、安全対策の強化、輸送改善、サービスの向上、車両の新造・改修等の一層の充実に努めてまいります。


1 安全対策

(踏切の安全対策)
 踏切の安全対策として、全線で999か所ある踏切に踏切支障報知装置の設置を鋭意進めており、昨年度末で973か所の踏切に設置いたしました。本年6月末までにすべての踏切について設置が完了する予定です。
 また、自動式の踏切支障報知装置が設置してある踏切に、手動式(押しボタン式)の踏切支障報知装置も併設していく計画です。

(駅構内の安全対策)
 ホームからの転落事故に対する安全対策として、引き続き、転落支障報知装置・非常通報装置を設置いたします。

(その他の設備等)
 列車運転士に異常が発生し運転操作不能となった場合に列車を速やかに停止させる装置、各種運転情報等を記録する運転状況記録装置や、防護無線の主電源の確保が不能となった場合に非常電源へ切り換える装置、また、車両ドアの誤扱いを防止するための装置等の設置を順次行ってまいります。
 なお、現行のATS(自動列車停止装置)を主体とした信号保安システムから、さらなる列車の安全運行を目的とした、より高機能な次期運転保安システムの構築に着手いたします。
 その他、信号保安設備等の更新改良工事を推進するとともに、弾性ポイント化・ロングレール化等の軌道強化ならびに高架橋の改修や耐震補強、長大橋梁や高築堤の改修等の防災工事を推進し、安全対策の強化・向上を図ります。


2 輸送改善
 輸送サービス向上を図るため、曳舟駅や下板橋駅等の構内改良工事を実施いたします。また、保安度の向上、安定した電力供給の確保等を図るため、更新時期を迎える変電所機器の更新改良工事を実施いたします。


3 サービス改善

(バリアフリー化)
 バリアフリー化推進工事として、バリアフリー法に基づく基本方針で掲げている移動円滑化の目標達成に向けて駅施設の整備を進めてまいります。今年度は、エレベーターを7駅(16基)に設置するほか、エスカレーターを1駅に、移動制約者用トイレ(個室)を5駅に設置する予定です。

【エレベーター】
  五反野(1基)・武里(4基)・江戸川台(4基)・柏(1基)・梅郷(2基)・
  ふじみ野(2基※)・新河岸(2基)
  ※ふじみ野駅の1基については、既存店舗のエレベーターをバリアフリー対応に改修

【エスカレーター】
  梅郷(2基)

【多機能トイレ(個室)】
  五反野・武里・江戸川台・梅郷・新河岸

(その他)
 2007年3月18日より導入サービスを開始したIC乗車券「PASMO」にあわせて、各駅に定期券もしくは特急券も購入できる新型自動券売機の設置を行いましたが、本年度も引き続き、定期券・特急券の購入利便性アップを目的として各駅に新型自動券売機設置を進め台数増を図るほか、発車案内表示器の新設・増設を実施いたします。
 さらに、各社の運行情報等をお知らせする旅客案内表示器の設置も進めてまいります。


4 車両の新造・改修
(新造・代替新造)
 「人と環境にやさしい次世代型車両」をコンセプトに、バリアフリー・省エネルギー・メンテナンスフリー化により環境負荷の低減を図った50000系通勤用車両(10両固定)を6編成新造いたします。

(車両改造・修繕)
 東京地下鉄副都心線乗入れに備え、9000系車両7編成(10両固定)を改造いたします。また、10000系および8000系通勤車両の改修を進め、快適性と保安度の向上を図るとともに、室内表示器や自動放送装置、車椅子スペース等を設置し、バリアフリー化を進めます。
 さらに、環境対策の推進として、引き続き、オゾン層保護のため車両冷房機の冷媒を代替フロンへ転換してまいります。
                                     以 上