NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.5083 【JR東海】東海道新幹線米原〜岐阜羽島間横取基地で発生した保守用車脱輪原因について(1/3)
ほりうち(ccbu8181) 2011-10-17 18:23:11
JR東海 ニュースリリース

2011.10.17
東海道新幹線米原〜岐阜羽島間横取基地で発生した保守用車脱輪原因について


 平成23年10月9日(日)4時35分に発生した東海道新幹線米原〜岐阜羽島間上り線の横取基地(保守用車留置場、住所:岐阜県不破郡関ケ原町)で発生した保守用車脱輪の原因等についてお知らせいたします。


1.脱輪にいたるメカニズム

 ・当該箇所は作業を終えた保守用車を留置する場所で、半径100mの急なS字曲線の線路となっています。
 ・大型の保守用車は、通常は1両ずつ入線させますが、保守用車(1)(脱輪した側の保守用車)が保守作業後にブレーキが緩まない故障が発生したため、ブレーキを解き放つ処置をし、急遽保守用車(2)で連結し、横取基地に収容する計画をしました。
 ・後方の保守用車(2)にて押す形で収容作業をしていたところ(約2km/h)、連結器を介して前方の保守用車(1)に横方向の力がかかったため、レールがその圧力に耐えられず8mにわたってねじれ、脱輪に至りました。

 ※別紙に事故の概要、設備・保守用車の解説を記載しています。


2.原因

 ・保守用車の運行については、本線上ではルールを定めてありますが、横取基地では保守用車の連結に関する明確なルールを定めておらず、当該の保守用車2両を連結した場合は入線できないことを、管理部門・現場作業者とも十分認識していなかったため。


3.対策

 ・横取基地において、保守用車の長さに応じて、連結して入線することが可能な場合を特定し、それ以外は入線を禁止するルールを定めます。
  (横取基地へ連結して入線できない場合は、時間がかかっても保守基地に収容します。)



※詳細は別紙をご覧下さい。

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No.5084 (Re:5083) 【JR東海】東海道新幹線米原〜岐阜羽島間横取基地で発生した保守用車脱輪原因について(2/3)
ほりうち(ccbu8181) 2011-10-17 18:25:10
平成23年10月17日
東海旅客鉄道株式会社


 東海道新幹線米原〜岐阜羽島間横取基地で
 発生した保守用車脱輪原因について


 平成23年10月9日(日)4時35分に発生した東海道新幹線米原〜岐阜羽島間上り線の横取基地(保守用車留置場、住所:岐阜県不破郡関ケ原町)で発生した保守用車脱輪の原因等についてお知らせいたします。

1.脱輪にいたるメカニズム
 ・ 当該箇所は作業を終えた保守用車を留置する場所で、半径100mの急なS字曲線の線路となっています。(下図参照)
 ・ 大型の保守用車は、通常は1両ずつ入線させますが、保守用車(1)(脱輪した側の保守用車)が保守作業後にブレーキが緩まない故障が発生したため、ブレーキを解き放つ処置をし、急遽保守用車(2)で連結し、横取基地に収容する計画をしました。
 ・ 後方の保守用車(2)にて押す形で収容作業をしていたところ(約2km/h)、連結器を介して前方の保守用車(1)に横方向の力がかかったため、レールがその圧力に耐えられず8mにわたってねじれ、脱輪に至りました。
※【参考資料】に事故の概要、設備・保守用車の解説を記載しています。
 ※※添付画像参照

2.原因
 ・ 保守用車の運行については、本線上ではルールを定めてありますが、横取基地では保守用車の連結に関する明確なルールを定めておらず、当該の保守用車2両を連結した場合は入線できないことを、管理部門・現場作業者とも十分認識していなかったため。

3.対策
 ・ 横取基地において、保守用車の長さに応じて、連結して入線することが可能な場合を特定し、それ以外は入線を禁止するルールを定めます。
 (横取基地へ連結して入線できない場合は、時間がかかっても保守基地に収容します。)

撮影日:
撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 640×328(50%表示)
NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.5085 (Re:5083) 【JR東海】東海道新幹線米原〜岐阜羽島間横取基地で発生した保守用車脱輪原因について(3/3)
ほりうち(ccbu8181) 2011-10-17 18:26:41
【参考資料】

○ 事故概要
 ・ 当日4時35分頃、岐阜羽島〜米原間の上り線で線路保守作業を終えた保守用車を保守用車留置場に収容する際、2両連結の前方保守用車が脱輪し、収容できなかったため、上り本線を支障しました。
 ・ このため、始発(6時00分)から復旧作業が終了し安全の確認がとれた7時38分までの間、岐阜羽島〜米原間の上り線の運転を見合わせました。また、下り線は始発から同区間で速度を落として運転を行いました。
 ・ 上下20本の列車に最大74分の遅れが発生し、約11,000名のお客様にご迷惑をおかけいたしました。

○ 設備・保守用車の解説
 [保守基地と横取基地]
 ・ 保守基地間は距離があり(平均で約50km)、その中間部付近で作業する場合、保守基地から現場まで時間が掛かるため、作業時間を確保するために中間部に横取基地を設置している。(東海道新幹線内では上下計18 か所に設置)

 (参考:名古屋〜米原間(約60 q)の保守基地と横取基地
  ※添付画像参照

 [横取装置]
 ・ 本線と保守用車留置場を結ぶため、夜間の作業の際にスライドさせ、本線上のレールにかける装置。営業時間中は本線外に収納されている。
  ※添付画像参照


[今回の保守用車]
 ・バラスト整理車:バラスト(線路下の敷石)のつき固め作業後に、乱れたバラストをきれいにならす保守用車
 ・マルチプルタイタンパ:バラストをつき固めする保守用車

撮影日:
撮影場所:
キャプション: (参考:名古屋〜米原間(約60 q)の保守基地と横取基地
画像サイズ: 640×128(50%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: [横取装置]
画像サイズ: 640×264(50%表示)