NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.419 【小田急・メトロ】特急ロマンスカーの東京メトロへの直通運転計画について
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-19 19:42:16

2007年10月19日

小田急電鉄株式会社
東京地下鉄株式会社


 特急ロマンスカーの東京メトロ線への直通運転計画について


 小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区 社長:大須賀 頼彦※)と、東京地下鉄株式会社 (本社:東京都台東区 社長:梅崎 壽※)では、特急ロマンスカーの東京メトロ千代田線への 乗り入れについて合意しておりましたが、このほど運転計画の概要が決定しましたのでお知らせします。東京メトロ線内での座席指定制特急の運行は初めてのものです。

 小田急電鉄では、メトロ線内の運行に必要な設備を備えた新型ロマンスカー・MSEを製造し、2008年3月より直通運転を開始する予定です。

 特急ロマンスカーの直通運転計画の概要は、下記のとおりです。


 記


1.実施時期

 2008年3月(予定)


2.直通運転計画の主なポイント(資料1参照)

(1) 停車駅

【千代田線内】
 「北千住」「大手町」「霞ケ関」「表参道」の4駅です。
【小田急線内】
 現在の特急停車駅に加え、新たに「成城学園前」に一部の列車が停車します。


(2) 平日ダイヤ
 通勤・会社帰りに便利な時間帯に、「ビジネス特急」を計4本(上り1本、下り3本)運転します。

【朝方】本厚木発⇒北千住行き(上り1本)
【夕方】北千住発⇒唐木田行き(下り1本)
【夜間】大手町発⇒本厚木行き(下り2本)

(3) 土休日ダイヤ
 日中に北千住⇔箱根湯本間を直通で結ぶ「観光特急」ほか、計6本(上り3本・下り3本)を運転します。

【朝方】本厚木発⇒北千住行き(上り1本)
【日中】北 千 住⇔箱根湯本間(上り2本、下り2本)
【夜間】北千住発⇒本厚木行き(下り1本)

(4) 有楽町線への乗り入れ(臨時列車として、土休日のうち年間30日程度)

【土休日・朝方】年間30日程度、北千住行きの列車が、有楽町線への連絡線を経由し、新木場まで乗り入れます(本厚木発⇒新木場行き)。
【土休日・夜間】同様に年間30日程度、土休日の夜間に運転する本厚木行きの列車についても、始発駅が新木場に変更となります(新木場発⇒本厚木行き)。

〔千代田線内停車駅:表参道、有楽町線内停車駅:豊洲・新木場〕


3.特急料金(資料2参照)

 特急料金については、東京メトロ線内の料金(一律200円※)と、小田急線(一部箱根 登山線含む)内の料金の合算額となります。
※東京メトロ線内のみの乗車はできません。

【特急料金一例】
 大手町・霞ケ関〜町田 600円
 北千住〜箱根湯本1,070円

※小田急多摩線内の停車駅「小田急永山」「小田急多摩センター」「唐木田」についてもすべて600円です。


4.列車名

(1) 「メトロホームウェイ」
 夕方18時以降にメトロ線⇒小田急線に乗り入れる下り列車(平日3本、土休日1本)。

(2) 「メトロはこね」
 土休日にメトロ線⇔箱根湯本駅を運転する列車(土休日上り2本・下り2本)。

(3) 「メトロさがみ」
 朝方に小田急線⇒メトロ線に乗り入れる上り列車(平日1本・土休日1本)。

(4) 「ベイリゾート」※
 土休日に小田急線⇔有楽町線新木場駅を結ぶ列車(土休日上り1本、下り1本)。
※「ベイリゾート」は、土休日に運転する「メトロさがみ」「メトロホームウェイ」が、年間30日程度、メトロ線内の発着駅を千代田線北千住駅⇒有楽町線新木場駅に変更して運転する臨時列車です。


5.特急車両(資料3参照)

(1) 名称

 ロマンスカー・MSE(Multiマルチ Super Express)


(2) 編成

 6両編成2本、4両編成1本
※6両編成と4両編成の併合・分割が可能です。


(3) 定員

 10両編成時578名(6両編成:352名、4両編成:226名)


(4) デザイン設計

 岡部憲明アーキテクチャーネットワーク代表 岡部憲明氏(神戸芸術工科大学教授)

※「頼」の旁(つくり)は、正しくは「刀」の下に「貝」
※「崎」の旁(つくり)の上部は、正しくは「立」

撮影日:
撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 640×295(50%表示)
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No.420 (Re:419) 【小田急・メトロ】特急ロマンスカーの東京メトロへの直通運転計画について[資料1]
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-19 19:44:51

【資料1】

●平日ダイヤ

 通勤・会社帰りに便利な時間帯に、「ビジネス特急」を計4本(上り1本、下り3本)運転します。

1)【朝方】本厚木発⇒北千住行きの上り列車「メトロさがみ」を1本運転します。
〔停車駅:本厚木、町田、表参道、霞ケ関、大手町、北千住〕

2)【夕方】北千住発⇒唐木田行きの下り列車「メトロホームウェイ」を1本運転します。
〔停車駅:北千住、大手町、霞ケ関、表参道、成城学園前、新百合ヶ丘、小田急永山、小田急多摩センター、唐木田〕

3)【夜間】大手町発⇒本厚木行きの下り列車「メトロホームウェイ」を2本運転します。
〔停車駅:大手町、霞ケ関、表参道、町田、本厚木〕


●土休日ダイヤ

 日中に北千住⇔箱根湯本間を直通で結ぶ「観光特急」ほか、計6本(上り3本・下り3本)を運転します。
 なお、臨時列車として年間30日程度、連絡線を使用して有楽町線の新木場まで乗り入れます。

1)【朝方】本厚木発⇒北千住行きの上り列車「メトロさがみ」を1本運転します。
〔停車駅:本厚木、町田、新百合ヶ丘、成城学園前、表参道、霞ケ関、大手町、北千住〕

2)【日中】北千住⇔箱根湯本間を直通で結ぶ「メトロはこね」を2往復運転します。
〔停車駅:北千住、大手町、霞ケ関、表参道、町田、小田原、箱根湯本〕

3)【夜間】北千住発⇒本厚木行きの下り列車「メトロホームウェイ」を1本運転します。
〔停車駅:北千住、大手町、霞ケ関、表参道、成城学園前、新百合ヶ丘、町田、本厚木〕


−東京メトロ有楽町線への乗り入れについて−

4)【朝方】年間30日程度、1)の北千住行きの「メトロさがみ」が、連絡線を経由して、有楽町線の新木場駅まで乗り入れる「ベイリゾート」になります。
〔停車駅:本厚木、町田、新百合ヶ丘、成城学園前、表参道、豊洲、新木場〕

5)【夜間】同様に年間30日程度、3)の本厚木行き「メトロホームウェイ」は、有楽町線 新木場駅始発の「ベイリゾート」になります。
〔停車駅:新木場、豊洲、表参道、成城学園前、新百合ヶ丘、町田、本厚木〕

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 平日運転パターン
画像サイズ: 640×185(50%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 土休日運転パターン
画像サイズ: 640×250(50%表示)
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No.421 (Re:419) 【小田急・メトロ】特急ロマンスカーの東京メトロへの直通運転計画について[資料2]
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-19 19:46:48

【資料2】

●特急料金・運賃表(上段=特急料金・下段=運賃)

※東京メトロ線内のみの乗車はできません。
※代々木上原駅での乗車または降車はできません。

撮影日:
撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 614×495(52%表示)
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No.422 (Re:419) 【小田急・メトロ】特急ロマンスカーの東京メトロへの直通運転計画について[資料3]
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-19 19:48:35

【資料3】

●新型ロマンスカー・MSEの概要について


1.車両形式

 60000形


2.愛称

 MSE(Multi Super Express)※多彩な運行が可能な特急列車の意。


3.編成

 6両編成2本、4両編成1本
※6両編成と4両編成の併合・分割が可能です。※1両20mのボギー車。


4.編成定員

 10両編成時・・・578名
 (6両編成・・・352名、4両編成・・・226名)


5.製作費用

 約38億円


6.製作会社

 日本車輌製造株式会社


7.デザイン設計

 岡部憲明アーキテクチャーネットワーク代表 岡部憲明氏(神戸芸術工科大学教授)


8.主な特徴

(1) 車体外観

1) 先頭車両には、ロマンスカーの伝統である流線型のデザインを採用。

2) 外観の色彩は、地下でも明るさを感じさせる「フェルメール・ブルー※」を基調とし、ロマンスカーの継承してきたカラーである「バーミリオン・オレンジ」の鮮やかな帯を窓下の高い位置に配置。
 ※17世紀のオランダの画家、フェルメールが作品の中で用いた青色。その美しさは「フェルメール・ブルー」と 称えられ、高く評価されています。


(2) 居住性

1) 2.3mの天井高の採用など、ゆとりある居住空間を確保。

2) 蛍光灯による間接照明に加えて、電球色のLED式直接照明を採用し、落ち着きのある空間を演出。


(3) バリアフリー

1) 車いすやオストメイト※のお客さまにも安心してご利用いただける多目的トイレを設置。
※人工肛門や人口ぼうこうをお持ちの方。

2) 車いす対応型の座席や車いすスペースを設置。


(4) 環境面への取り組み

1)主電動機(モーター)は全密閉式とするほか、コンプレッサー等各種機器についても 低騒音型のものを採用。

2)アルミ車体による車両軽量化で、走行音・振動を低減。


以上

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No.473 (Re:419) 【小田急】発表資料−60000形特急車主要諸元
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-30 22:56:58
※入力機器のトラブルでご報告がすっかり遅れてしまいましたことをまずお詫び申し上げます。
リリース文以外の発表資料を掲載させていただきますので、ぜひご覧ください。

*リリース文 担当 堀内 聡


小田急電鉄株式会社 運転車両部

60000形特急車 主要諸元表


1 車両編成図

            >      >        
┌┬────┐┌─────┐┌─────┐┌────┬┐
||    ||     ||     ||    ||
└┴────┘└─────┘└─────┘└────┴┘
 ○○ ○○  ●● ●●  ●● ●●  ○○ ○○ 
  Tc1    M1    M2      Tc2′ 

               <      <                   
┌┬────┐┌─────┐┌─────┐┌─────┐┌─────┐┌────┬┐
||    ||     ||     ||     ||     ||    ||
└┴────┘└─────┘└─────┘└─────┘└─────┘└────┴┘
 ○○ ○○  ●● ●●  ●● ●●  ●● ●●  ●● ●●  ○○ ○○ 
  Tc1′   M1′    M2’    M3     M4     Tc2  

凡例
<:パンタグラフ
○:T軸
●:M軸

(※記載都合上、2段に分けさせていただきました)


2 記号番号

Tc1  クハ60051
M1   デハ60001
M2   デハ60101
Tc2′ ク八60151
Tc1′ ク八60251
M1′  デ八60201
M2’  デハ60301
M3   デハ60401
M4   デハ60501
Tc2  クハ60551


3 車体

 全アルミ合金製優等電動客車

空車重量(t)

 Tc1  31.8
 M1   38.5
 M2   38.8
 Tc2′ 33.1
 Tc1′ 32.3
 M1′  36.4
 M2’  38.3
 M3   38.9
 M4   39.6
 Tc2  32.1

編成合計 359.8t(計画重量)


4 定員

座席(人)
 Tc1  56
 M1   56
 M2   54
 Tc2′ 60
 Tc1′ 60
 M1′  52
 M2’  68
 M3   56
 M4   60
 Tc2  56

編成定員(人〕
 578


5 最大寸法

長さ
 Tc1  20,220mm
 M1   20,000mm
 M2      〃
 Tc2′    〃
 Tc1′    〃
 M1′     〃
 M2’     〃
 M3      〃
 M4      〃
 Tc2  20,220mm

編成全長
 200,440mm


 2,850mm

高さ
 4,140mm  パンタ折りたたみ高さ:4,090mm


6 客室寸法

長さ
 Tc1,M1,M2,M1’M3,Tc2:14,499mm
 Tc1’,Tc2’,M4:15.482mm
 M2’:17,448mm

床面幅
 2,600mm

出入口幅
 出入口:900mm
 貫通路:850mm

客室高さ
 2,340mm


7 軌条面上床面高さ

 1,155mm


8 側出入口高さ

 1,140mm


9 台車中心距離

 13,800mm


10 連結器高さ

 880mm


11 連結装置

連結器
 密着連結器、半永久連結器

緩衝装置
 NRW60−3T


12 台車

材質及び構冶
 鋼板溶接構造、積層ゴム軸箱片支持式ボルスタレス台車

固定軸距
 2,100mm

車輪直径
 先頭台車810mm、中間台車860mm

ユニットブレーキ方式
T台車:ディスクブレーキ付
60551号車:セミアクティブ制震装置搭載


13 主電動機

形式
 全密閉外扇式三相誘導電動機MB−5123−A2(センサーレス)

定格
 190kW


14 駆動装置

 平行カルダン、WNカップリング継手


15 歯車比

 79:19=4.16


16 制御装置

M2,M2’,M4車:IGBT2レベルVVVFインバータ制御装置(1C8M制御4MM力ット可能)
応荷重、回生ブレーキ(全電気ブレーキ)、抑速制動機能付

FL冷却:強制通風式


17 制動装置

 電気指令式、応荷重・電空演算装置付・遅れ込め方式・T車滑走防止弁付・編成滑走制御付


18 集電装置

 M1,M2,M3,M4車:シングルアーム PT−7113−B

編成4台


19 電動空気圧縮機

 電動機直結駆動スクロール回転圧縮方式
 M1’,Tc2:1,600NL/min
 Tc1,Tc2’:1,100NL/min


20 補助電源装置

 M1,M3車:IGBT静止形インバータ 440V 60Hz 待機2重系 260kVA 2台

 素子冷却:自冷式(水冷媒)


21 戸閉装置

 空気式ドアエンジン Y6型


22 冷房装置

 CU−733 23.26kW(20,000kcal/h)×2/両


23 暖房装置

 座席下HT 254V−165W空調レヒートヒーターによる急速暖房機能付


24 客室換気扇

 排気扇方式


25 非常通報装置

 対話式(車いすスペースも対応)


26 放送通話装置

 アナログ式


27 照明装置

天井:
 電球色蛍光灯間接照明 AC254V40W、AC254V20W、
 予備灯DC100V40W、DC100V20W

荷棚下:
 電球色LED式直接照明DC100V


28 客室腰掛

 肘テーブルリクライニングシート リクライニング角度11°
 座席幅:465mm  シートピッチ:983mm

 M2,M1’:身障者席
 (M1′:車いすスぺ−ス有)


29 便所

 M2,M1′:ゆったりトイレ、男子トイレ、女子トイレ
 M4:共用トイレ、男子トイレ、女子トイレ

 ゆったりトイレはオストメイト権能付


30 売店

 M1,M3車:シンク(浄水器付)、湯沸器、冷蔵庫、ビールサーバー、コーヒーマシン、電子レンジ、自動販売機

 主にワゴン販売


31 性能

最高速度 110km/h  設計最高速度 120km/h

加速度
 小田急線 2.0km/h/s,
 東京メトロ線・箱根登山線 2.4km/h/s

実減速度
 常用最大:4.0km/h/s
 非常:1.7km/h/s

 初速120km/h時


32 保安装置

列車無線
 OER無線(Tc1,Tc2’,Tc1’,Tc2)
 IR無線(Tc1,Tc1’,Tc2)

自動列車停止装置
 OM−ATS/D−ATS−P(Tc1,Tc2’,Tc1’.Tc2)
 ATC(Tc1,Tc1’,Tc2)

非常プレーキ装置
 EB装置(各運転台)


33 伝送方式

 TIOS伝送指令方式


34 表示装置

 室内 フルカラーLED方式(各妻面こ設置)
 室外 フルカラーLED方式(出入口直近の側窓上部2台設置/両)


35 自動ホロ

 全自動分割・併合機構付 貫通幅600mm

NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.474 (Re:419) 【小田急】発表資料−60000形編成図
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-30 22:58:27
編成図
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※認証がかかります。
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 編成図
画像サイズ: 640×455(50%表示)
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No.475 (Re:419) 【小田急】発表資料−60000形画像
ほりうち(ccbu8181) 2007-10-30 22:59:57
画像
大きいサイズはこちら
※認証がかかります。
撮影日:
撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 640×456(50%表示)