ほりうち(ccbu8181) 2009-07-29 11:10:30 |
平成21年7月28日 日本高等学校野球連盟 朝日新聞社 毎日新聞社 株式会社阪神タイガース 阪神電気鉄道株式会社 「阪神甲子園球場リニューアル記念レリーフ」完成について 阪神甲子園球場では現在、全面的なリニューアル工事を実施しており、今年3月には球場本体のリニューアルが完成していますが、これを記念して、本日、球場正面の壁面に「阪神甲子園球場リニューアル記念レリーフ」を設置いたしました。 この記念レリーフは、阪神甲子園球場と、球場を舞台に歴史を刻んできた高校野球、阪神タイガースをモチーフとした3枚のレリーフで構成される作品で、日本高等学校野球連盟、朝日新聞社、毎日新聞社、阪神タイガース、阪神電気鉄道の5者の共同事業として取り組み、武蔵野美術大学の脇谷徹教授に制作していただいたものです。 阪神電気鉄道では、来年3月に、高校野球、阪神タイガース、阪神甲子園球場の歴史を一堂に集める展示施設として、「甲子園歴史館」を開設する予定で、現在、「甲子園レンガメッセージ」へのご参加を通じた歴史館設立へのご支援を募っています。今回の記念レリーフが、歴史館誕生に先駆け、リニューアルコンセプトである「歴史と伝統の継承」を具現化するひとつとして、ご来場の皆さまに、球場に刻まれた歴史を伝えられるものとなることを祈念しています。 「阪神甲子園球場リニューアル記念レリーフ」の概要については以下のとおりです。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-07-29 11:11:24 |
【阪神甲子園球場リニューアル記念レリーフについて】 1. 制作の経緯 阪神電気鉄道では、阪神甲子園球場リニューアルを進める中で、このリニューアルを記念し、ご来場の皆さまに球場に刻まれた歴史を感じていただけるモニュメントを、球場正面に設置する構想を固めました。その後、具体的な検討を進める中で、球場に刻まれた感動の歴史そのものである「高校野球」と「プロ野球・阪神タイガース」、そして感動を生んできた舞台として「阪神甲子園球場」という三大要素を表現する方向としました。 そして2008年春、阪神電気鉄道の呼びかけに対して、高校野球の主催者である日本高等学校野球連盟、朝日新聞社、毎日新聞社と、阪神タイガースが賛同し、5者が刻んできた感動の歴史と未来への願いを込めたレリーフを、共同事業として制作することが決定しました。 また、制作者は、元独立行政法人国立美術館理事長の辻村哲夫氏のご推薦により、優れた具象彫刻家である武蔵野美術大学の脇谷徹教授に依頼することになりました。 レリーフの具体的なテーマは、高校野球を、甲子園大会での優勝の瞬間を表現した「歓喜 高校球児」、阪神タイガースを、2005年リーグ優勝時の岡田監督の胴上げをベースにした「感動のリーグ制覇 阪神タイガース」、球場を、長年親しまれてきた蔦に覆われるリニューアル前の球場を表現した「伝統の継承 蔦に彩られた甲子園球場」としました。 これらのテーマを受け、2008年5月、脇谷教授はデザイン構想から着手し、約15ヶ月の制作期間を経て、この記念レリーフを完成させました。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-07-29 11:15:46 |
2. レリーフの概要 ○名称… 「阪神甲子園球場リニューアル記念レリーフ」 ○テーマ… 左側:「歓喜 高校球児」 中央:「伝統の継承 蔦に彩られた甲子園球場」 右側:「感動のリーグ制覇 阪神タイガース」 ○設置場所 … 阪神甲子園球場正面壁面 ○素材… ブロンズ(緑青仕上げ) ○サイズ… 縦 2.2m × 横 2.8m ○重量… 約800kg/枚 3.制作者 ○構想・デッサン・制作監修… 武蔵野美術大学 教授 脇谷 徹(わきや とおる) ○原型制作… 脇谷徹、杉崎正則、松本隆 ○制作協力… 高野正晃、坂本龍幸 ○鋳造… 黒谷美術株式会社 【制作者プロフィール】 脇谷 徹 WAKIYA Toru 武蔵野美術大学 共通彫塑研究室 教授 1950年香川県生まれ 武蔵野美術大学大学院造形研究科油絵専攻修了 <研究テーマ> 作品制作を中心とした具象美術の研究。 <主な発表歴> ’77年「新制作協会展」(東京、’82-‘90年を除き’91年まで出品) ’85・’86年「彫刻新鋭展」ギャラリーせいほう(東京) ’86年「第20 回文化庁現代美術選抜展」巡回 ’87・’88・’89年江戸川区「みちばたの彫刻」制作に参加 ’91年「平面と立体の出会い展」ダバン・ラブ・ギャラリー(東京) ’93年「所沢野外彫刻展」所沢航空記念公園(埼玉) <個展> ’80・’86・’90年キッド・アイラック・コレクシオン・ギャラリー(東京) ’86年信天画廊(東京)、’87年曽根画廊(東京)、’92年喜楽屋ギャラリー(東京) ’98年ヨコハマ・ポートサイド・ギャラリー(神奈川)、’01年麻布霞町画廊(東京) ‘84年「第48 回新制作協会展」新作家賞受賞(東京都美術館) ‘85年「第49 回新制作協会展」新作家賞受賞(東京都美術館) <主なパブリックコレクション> 江戸川区役所、信濃デッサン館 【制作者コメント】 この3枚のレリーフはそれぞれが個別のテーマをもちながらも、甲子園球場を舞台とした人間ドラマとして、3枚でひとつの作品となるように構想されています。 左側の高校野球の優勝決定シーンでは、ユニフォーム姿でベンチ入り出来る18名全員を登場させました。優勝決定の瞬間、レギュラーも控えの選手も皆思い思いのポーズで喜びを全身で表しています。 中央のリニューアル前の甲子園球場には、甲子園球場の代名詞となっている蔦や銀傘をはじめ、甲子園特有のかたちをしたスコアボードや今はもう見ることの出来ない4本脚の照明灯等が表さ れています。また、球場の幾何学的なかたちと両側の人物群像の有機的なかたちを結ぶ役割を、球場周辺の樹木と蔦が担っています。 右側の阪神タイガースの胴上げシーンは、2005年リーグ優勝の岡田監督の胴上げです。選手 に関するさまざまなエピソードを盛り込んでみました。 じっくりと見ていただければ、眼で散策する楽しみが随所に散りばめられています。レリーフから少し離れ大きな構成のダイナミックさを、また近づいてはレリーフの細部を楽しんでいただければ、制作者としてこの上ない喜びです。そして甲子園球場を訪れる多くの方々に、球場の一部として親しんでいただけることを願ってやみません。 脇谷 徹 ※画像添付の都合上、レリーフの写真はリリース文で左右3列だったものを縦1列に配置を変更しています。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-07-29 11:18:08 |
別紙【ご参考】 阪神電気鉄道株式会社 ○「甲子園歴史館」について 2010年3月の阪神甲子園球場リニューアル完了に伴い、同球場外野スタンド下に、高校野球、阪神タイガース、阪神甲子園球場の歴史を一堂に集めた展示施設「甲子園歴史館」が誕生します。この歴史館は、日本高等学校野球連盟、朝日新聞社、毎日新聞社、阪神タイガースの協力をいただきながら、阪神電気鉄道が運営する有料の施設です。 高校野球、阪神タイガースともに、同球場を舞台として各時代に生まれた名勝負・名シーンの数々や、長い歴史の中で生まれた数多くの名選手たちを、懐かしい映像や写真、貴重な展示品を通じてご紹介します。また、85年にわたる阪神甲子園球場の歴史を、誕生秘話や戦時中のエピソードも交えて紹介するほか、リニューアル前の球場で使用されていた物品も展示します。 また、阪神甲子園球場をガイドが案内する「スタジアムツアー」を、歴史館事業の一環として、新たに実施します。 ○「甲子園レンガメッセージ」について 阪神電気鉄道では、2010年3月の阪神甲子園球場リニューアル完了を記念し、ファンの名前を刻み込んだレンガを、球場外周の床面に敷きつめる「甲子園レンガメッセージ」を実施しています。 メンバー料金は、レンガを敷きつめる2010年を記念した20,100円(税込)とし、参加メンバーには同球場敷地内床面に敷設するレンガに、2010年3月のリニューアル完了時から2019年11月末日までの10 シーズンの間、名前を刻み込むとともに、メンバーの証である証明書を発行します。 また、この企画による収益金は、「甲子園歴史館」の設立に役立てさせていただきますので、甲子園レンガメッセージへのご参加は、「甲子園歴史館」設立へのご支援となります。このご協力に感謝し、メンバーは年に一度、甲子園歴史館へ無料ご招待します。 詳細及びお申込は、阪神甲子園球場ホームページをご覧ください。 <阪神甲子園球場ホームページ> http://www.hanshin.co.jp/koshien/ 以上 |
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