ほりうち(ccbu8181) 2009-04-29 15:16:31 |
(財)財務会計基準機構会員 平成21年3月期 決算短信 平成21年4月28日 上場会社名 東海旅客鉄道株式会社 上場取引所 東 大 名 コード番号 9022 URL http://www.jr-central.co.jp 代表者 (役職名)代表取締役社長 (氏名) 松本 正之 問合せ先責任者 (役職名)取締役広報部長 (氏名) 宮澤 勝己 TEL (052)564-2549 定時株主総会開催予定日 未定 配当支払開始予定日 未定 有価証券報告書提出予定日 未定 (百万円未満切捨て) 1.21年3月期の連結業績(平成20年4月1日〜平成21年3月31日) (1)連結経営成績 ┌─────┬───────┬───────┬───────┬───────┐ | | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | ├─────┼───────┼───────┼───────┼───────┤ | | 百万円 %|百万円 %|百万円 %| 百万円 %| |21年 3月期|1,570,253 0.7|382,341 △12.0|218,106 △21.0|126,052 △21.1| |20年 3月期|1,559,467 4.6|434,462 7.9|276,245 16.7|159,774 16.5| └─────┴───────┴───────┴───────┴───────┘ ┌─────┬─────┬─────┬─────┬─────┬─────┐ | |1株当たり|潜在株式調|自己資本当|総資産経常|売上高営業| | |当期純利益|整後1株当|期純利益率|利益率 |利益率 | | | |たり当期純| | | | | | |利益 | | | | ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤ | | 円 銭| 円 銭| %| %| %| |21年 3月期| 64,023.29| ― | 13.1| 4.2| 24.3| |20年 3月期| 81,106.04| ― | 18.7| 5.4| 27.9| └─────┴─────┴─────┴─────┴─────┴─────┘ (参考)持分法投資損益 21年3月期 141 百万円 20年3月期 227 百万円 (2)連結財政状態 ┌─────┬─────┬─────┬──────┬────────┐ | | 総資産 | 純資産 |自己資本比率|1株当たり純資産| ├─────┼─────┼─────┼──────┼────────┤ | | 百万円| 百万円| %| 円 銭| |21年 3月期| 5,222,531| 1,048,358| 19.4| 513,233.30| |20年 3月期| 5,149,238| 930,763| 17.8| 464,467.22| └─────┴─────┴─────┴──────┴────────┘ (参考)自己資本 21年3月期 1,011,075 百万円 20年3月期 915,021 百万円 (3)連結キャッシュ・フローの状況 ┌─────┬───────┬───────┬───────┬───────┐ | |営業活動による|投資活動による|財務活動による|現金及び | | |キャッシュ・ |キャッシュ・ |キャッシュ・ | 現金同等物| | | フロー| フロー| フロー| 期末残高| ├─────┼───────┼───────┼───────┼───────┤ | | 百万円| 百万円| 百万円| 百万円| |21年03月期| 459,597| △292,511| △146,170| 55,526| |20年03月期| 500,864| △266,542| △236,496| 34,609| └─────┴───────┴───────┴───────┴───────┘ 2.配当の状況 ┌─────┬────────────────────────┬────┬────┬───┐ | | 1株あたり配当金 | 配当金 |配当性向|純資産| ├─────┼────┬────┬────┬────┬────┤ 総額 | |配当率| | (基準日) |第1 |第2 |第3 | 期末 | 年間 | (年間) | (連結) |(連結)| | |四半期末|四半期末|四半期末| | | | | | ├─────┼────┼────┼────┼────┼────┼────┼────┼───┤ | | 円 銭| 円 銭| 円 銭| 円 銭| 円 銭| 百万円| %| %| |20年 3月期| − |4,000.00| − |4,500.00|8,500.00| 16,762| 10.5| 2.0| ├─────┼────┼────┼────┼────┼────┼────┼────┼───┤ |21年 3月期| − |4,500.00| − |4,500.00|9,000.00| 17,748| 14.1| 1.8| ├─────┼────┼────┼────┼────┼────┼────┼────┼───┤ |22年 3月期| | | | | |××××| |×××| | (予想) | − |4,500.00| − |4,500.00|9,000.00|××××| 24.6|×××| └─────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴───┘ 3.22年3月期の連結業績予想(平成21年4月1日〜平成22年3月31日) ┌──────┬─────────┬───────┬───────┬───────┬─────┐ | | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |1株当たり| | | | | | |当期純利益| ├──────┼─────────┼───────┼───────┼───────┼─────┤ | | 百万円 %| 百万円 %| 百万円 %| 百万円 %| 円 銭| |第2四半期 | | | | | | |連結累計期間| 744,000 △ 3.7|163,000 △32.5|104,000 △39.8| 60,000 △41.6| 30,456.67| ├──────┼─────────┼───────┼───────┼───────┼─────┤ | 通期 | 1,504,000 △ 4.2|258,000 △32.5|128,000 △41.3| 72,000 △42.9| 36,548.00| └──────┴─────────┴───────┴───────┴───────┴─────┘ |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-04-29 15:17:59 |
4. その他 (1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) 有 新規 1社 (社名 日本車輌製造株式会社) 除外 ─社 (社名 ) (注)詳細は、7ページ「企業集団の状況」をご覧ください。 (2)連結財務諸表作成に係る会計処理の原則・手続、表示方法等の変更(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更に記載されるもの) 1) 会計基準等の改正に伴う変更 有 2) 1)以外の変更 無 (注)詳細は、19ページ「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更」をご覧ください。 (3)発行済株式数(普通株式) 1)期末発行済株式数(自己株式を含む) 21年3月期 2,240,000 株 20年3月期 2,240,000 株 2)期末自己株式数 21年3月期 269,988 株 20年3月期 269,954 株 (注)1株当たり当期純利益(連結)の算定の基礎となる株式数については、29ページ「1株当たり情報」をご覧ください。 (参考)個別業績の概要 (百万円未満切捨) 1.21年3月期の個別業績(平成20年4月1日〜平成21年3月31日) (1)個別経営成績 ┌─────┬────────┬────────┬────────┬────────┐ | | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | ├─────┼────────┼────────┼────────┼────────┤ | | 百万円 %| 百万円 %| 百万円 %| 百万円 %| |21年 3月期| 1,241,163 △1.6| 362,135 △12.3| 200,113 △21.9| 121,431 △21.1| |20年 3月期| 1,261,246 4.0| 412,811 8.4| 256,356 18.3| 153,953 18.3| └─────┴────────┴────────┴────────┴────────┘ ┌─────┬─────┬──────────┐ | |1株当たり| 潜在株式調整後 | | |当期純利益|1株当たり当期純利益| ├─────┼─────┼──────────┤ | | 円 銭| 円 銭| |21年 3月期| 61,576.79| ―| |20年 3月期| 78,068.53| ―| └─────┴─────┴──────────┘ (2)個別財政状態 ┌─────┬─────┬────┬──────┬────────┐ | | 総資産 | 純資産 |自己資本比率|1株当たり純資産| ├─────┼─────┼────┼──────┼────────┤ | | 百万円| 百万円| %| 円 銭| |21年 3月期| 4,991,705| 975,012| 19.5| 494,421.58| |20年 3月期| 4,981,337| 881,919| 17.7| 447,214.58| └─────┴─────┴────┴──────┴────────┘ (参考)自己資本 21年3月期 975,012 百万円 20年3月期 881,919 百万円 2.22年3月期の個別業績予想(平成21年4月1日〜平成22年3月31日) ┌─────┬────────┬────────┬────────┬────────┬─────┐ | | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |1株当たり| | | | | | |当期純利益| ├─────┼────────┼────────┼────────┼────────┼─────┤ | | 百万円 %| 百万円 %| 百万円 %| 百万円 %| 円 銭| |第2四半期| | | | | | |累計期間 | 575,000 △ 9.1| 157,000 △32.3| 99,000 △39.7| 59,000 △40.4| 29,918.45| ├─────┼────────┼────────┼────────┼────────┼─────┤ | 通期 |1,156,000 △ 6.9| 239,000 △34.0| 111,000 △44.5| 66,000 △45.6| 33,468.10| └─────┴────────┴────────┴────────┴────────┴─────┘ ※業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項 本資料に掲載されている業績予想等の将来に関する記述は、発表日現在において入手可能な情報及び計画に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の経済情勢等によって予想数値と異なる場合があります。業績予想に関する事項については、5ページを参照してください。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-04-29 15:18:54 |
1.経営成績 (1)経営成績に関する分析 景気の悪化により経営環境が厳しくなる中、当社グループは、事業の中核である鉄道事業における安全・安定輸送の確保を最優先に、一層のサービス充実を図るとともに、社員の業務遂行能力の向上、設備の強化、効率的な業務執行等への取組みを続け、収益力の強化に努めました。 東海道新幹線については、昨年N700系「のぞみ」の毎時1本運転等により整備した列車体系を基に、利便性の高い輸送サービスの提供に努めました。さらに、本年3月に「のぞみ」9本ダイヤの導入をはじめとしたダイヤ改正を実施し、一段と利便性を高めました。また、在来線についても、昨年来整備してきた輸送体系に基づき、名古屋地区の都市圏輸送をはじめ、お客様のニーズに合わせたサービスの提供に努めました。さらに販売面では、昨年3月に東海道新幹線に導入したチケットレスサービス「EX−IC(エクスプレスIC)サービス」の定着に努めたほか、京都をはじめとした各方面への観光キャンペーンを展開し、旅行需要の喚起を行いました。 また、当社は、日本車輌製造株式会社(以下「日本車輌」という。)との間において、昨年8月、資本業務提携契約を締結するとともに、同社普通株式に対する公開買付けを実施し、10月15日を以って同社を連結子会社とし、相互補完関係を活かして、両社の総合的な技術力を向上させ、企業価値の持続的拡大を図るための諸検討を進めました。 (注)公開買付けの概要等については、「4.連結財務諸表(7)連結財務諸表に関する注記事項」に記載しています。 超電導リニアによる東海道新幹線バイパス、すなわち全国新幹線鉄道整備法(以下「全幹法」という。)による中央新幹線については、昨年10月に国土交通大臣に地形地質調査の報告を行いました。さらに、同年12月に国土交通大臣より指示のあった全幹法第5条に定める残り4項目の調査を推進しました。また、超電導リニアの技術開発について、さらなる長期耐久性の検証のための走行試験を継続して実施し、技術の完成度を一層高めるための開発を進めるとともに、実用化確認試験を行うための山梨リニア実験線の42.8kmへの延伸と設備の実用化仕様への全面的な変更について、昨年5月に本格的な工事に着手し、これを推進しました。 鉄道以外の事業においては、昨年3月に開業した「新横浜中央ビル」について、各事業の円滑な運営に努めました。加えて、ジェイアール名古屋タカシマヤについて商品力・販売力の強化に努めたほか、駅構内商業施設のリニューアルや社宅跡地開発を着実に進めるなどグループ全般にわたり一層のサービス向上に努めました。また、昨年10月には農業への参入について、12月には名古屋駅新ビル計画の基本構想について発表し、各施策の実現に向けた取組みを進めました。 上記の諸施策に取り組んだものの、景気悪化の影響を受け、当期においては、全体の輸送人キロが前期比0.9%減の553億1千8百万人キロとなりました。営業収益は日本車輌の連結子会社化等もあったことから前期比0.7%増の1兆5,702億円となりました。経常利益は減価償却費や物件費の増加等もあり前期比21.0%減の2,181億円、当期純利益は前期比21.1%減の1,260億円となりました。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-04-29 15:19:37 |
これを事業の種類別セグメントごとに示すと次のとおりです。 1)運輸業 東海道新幹線については、引き続きN700系車両の投入を積極的に進めるとともに、昨年N700系「のぞみ」の毎時1本運転、東海道・山陽新幹線直通列車の強化、品川駅・新横浜駅への全列車停車等により整備した列車体系を基に利便性の高い輸送サービスの提供に努めました。加えて、ご利用の集中する時期・時間帯には、お客様に快適にご利用いただくため輸送能力を最大限活用して弾力的に列車を増発しました。さらに、本年3月には列車運転用の電源設備増強を完了し、「のぞみ」9本ダイヤの導入、N700系「のぞみ」の毎時2本運転をはじめとするダイヤ改正を実施して一段と利便性を高めたほか、列車無線のデジタル化を完了し、N700系車内インターネット接続サービスを開始しました。 在来線については、昨年名古屋地区での中央本線・東海道本線における快速・普通列車の増発等を実施したほか、本年3月にも関西本線こおける昼間時間帯の快速列車増発、東海道本線・中央本線における早朝・夜間の新幹線への接続強化等のダイヤ改正を実施するとともに、東海道本線南大高駅を開業し、これらにより整備した輸送基盤を活かしたサービスの提供に努めました。 販売面においては、「EX−IC(エクスプレスIC)サービス」について、主として既存会員への定着化に努めるとともに、本年夏に予定している山陽新幹線への利用区間拡大や法人会員向けサービスの開始に向けた諸準備を進めました。さらに、京都をはじめ、奈良・伊勢・東京等の各方面へ向けた観光キャンペーンを展開し、様々な旅行商品の設定に努めたほか、50歳以上のお客様を対象とした旅クラブJR東海「50+(フィフテイ・プラス)」会員に対する魅力ある商品の設定にも積極的に取り組みました。 上記の諸施策に取り組んだものの、景気悪化の影響を受け、当期における東海道新幹線の輸送人キロは前期比1.1%減の460億4千4百万人キロ、在来線の輸送人キロは前期並みの92億7千3百万人キロとなりました。 バス事業においては、規制緩和による競争激化等の状況も踏まえ、引き続き業務の効率化等を進めました。 上記の結果、当期における営業収益は前期比1.6%減の1兆2,403億円、営業利益は減価償却費や物件費の増加等もあり前期比12.4%減の3,596億円となりました。 2)流通業 流通業においては、ジェイアール名古屋タカシマヤについて、魅力ある品揃えの充実、売場のリニューアル、お客様のニーズを捉えたアプローチ強化等に努めました。また、主要駅において、高架橋柱等耐震補強及び駅設備改良にあわせ構内店舗のリニューアルを進めました。 上記の諸施策に取り組んだものの、景気悪化の影響を受け、当期における営業収益は前期比0.7%滅の2,013億円、営業利益は販売関連費用の増加等もあり前期比32.1%減の54億円となりました。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-04-29 15:20:14 |
3)不動産業 不動産業においては、駅立地を一層有効に活用し、お客様の拡大につなげるため、昨年暮に開業した商業施設、オフィス、ホテルからなる「新横浜中央ビル」の円滑な運営に努めるとともに、JRセントラルタワーズ「タワーズプラザ」や主要駅における商業施設のリニューアルを進めました。さらに、昨年12月には名古屋駅新ビル計画の基本構想について発表し、その実現に向けた取組みを進めました。あわせて、保有資産の有効活用の観点から行っている社宅跡地開発については、本年3月に「NAGOYA CENTRALGARDEN(ナゴヤ セントラルガーデン)」におけるII期分譲マンションの引き渡しを実施するとともに、「セントラルガーデン・レジデンス静岡」及び商業施設の建設を進めました。 上記の諸施策に取り組んだ結果、当期における営業収益は前期比6.7%増の704億円、営業利益は前期比20.04%増の139億円となりました。 4)その他の事業 ホテル業においては、名古屋マリオットアソシアホテル等について、引き続き多くのお客様にご利用いただけるようサービスの向上に努めました。また、「新横浜中央ビル」内に開業した「ホテルアソシア新横浜」の円滑な運営に努めました。 旅行業においては、JR東海「50+(フィフテイ・プラス)」会員に対する魅力ある商品や座席に余裕のある列車のご利用を促進するための商品を積極的に販売しました。 鉄道車両等製造業においては、鉄道車両や建設機械等の更新需要への対応に努めました。 上記の諸施策に取り組んだ結果、当期における営業収益は日本車輌の連結子会社化等に伴い前期比23.0%増の2,161億円、営業利益は、発生した「のれん」を一括債却するなど費用が増加したことから前期比25.9%減の28億円となりました。 次期については、引き続き厳しい経済情勢が想定され、各事業とも非常に厳しい環境に置かれるものと予想されます。こうした中、当社グループは引き続き事業の中核である鉄道事業における安全・安定輸送の確保を最優先に、N700系の集中的投入、「のぞみ」9本ダイヤを活用しご利用の集中する時期・時間帯にお客様に快適にご利用いただくための弾力的な列車設定など、グループ全般にわたり、より質の高いサービスの提供に取り組むとともに、業務執行の効率化・低コスト化等に努め、収益力の強化を図ることにより、営業収益は当期比4.2%減の1兆5,040億円、営業利益は当期比32.5%減の2,580億円、経常利益は当期比41.3%減の1,280億円、当期純利益は当期比42.9%減の720億円を見込んでいます。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-04-29 15:21:01 |
(2)財政状態に関する分析 当期末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前期末と比べ209億円増の555億円となりました。また、長期債務については、810億円縮減し、当期末の残高は3兆2,551億円となりました。 1) 営業活動によるキャッシュ・フロー 東海道新幹線の運輪収入が減少したほか、法人税等の支払額が増加したことなどから、営業活動の結果得られた資金は前期比412億円減の4,595億円となりました。 2) 投資活動によるキャッシュ・フロー 設備投資に伴う固定資産の取得にかかる支出や日本車輌株式の取得にかかる支出が増加したことなどから、投資活動の結果支出した資金は前期比259億円増の2,925億円となりました。 3) 診財務活動によるキャッシュ・フロー 社債の発行額が増加したほか、短期社債を発行したことなどから、財務活動の結果支出した資金は前期比903億円減の1,461億円となりました。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-04-29 15:21:44 |
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 当社は、社会的使命の強い鉄道事業を経営の柱としていることから、長期にわたる安定的な経営基盤の確保・強化に取り組むとともに、長期債務の縮減に努め、財務体質の強化を図ることとし、配当についても安定配当の継続を基本方針としています。 この方針に基づき、当期の期末配当金については、本年1月に公表した配当予想どおり1株当たり4,500円とさせていただく予定です。 また、次期の配当については、上記の基本方針に則って実施していく予定です。 配当支払いについては、従来どおり毎年3月31日及び9月30日を基準日とする年2回の配当を継続することとし、特段の変更は予定しておりません。 なお、保有している自己株式のうち9万株を消却することについて、平成21年4月28日の取締役会において決議しており、同年5月11日に実施の予定です。 (注)自己株式の消却の概要等については、「4.連結財務諸表(7)連結財務諸表に関する注記事項」及び「5.個別財務諸表(6)重要な後発事象」に記載しています。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-04-29 15:23:08 |
2.企業集団の状況 当社グループの営んでいる主要な事業内容は次のとおりです。 (1)運輸業 東海道新幹線及び東海地方の在来線における鉄道事業を行うほか、バス事業等を行っています。 [主な関係会社]当社、ジェイアール東海バス(株) (2)流通業 JRセントラルタワーズ内で百貨店事業を営むほか、主に、車内・駅構内における物品販売等を行っています。 [主な関係会社](株)ジェイアール東海高島屋、(株)ジェイアール東海パッセンジャーズ、東海キヨスク(株)、ジェイアール東海商事(株) (3)不動産業 駅ビル等不動産賃貸事業のほか、不動産分譲事業を行っています。 [主な関係会社]当社、ジェイアールセントラルビル(株)、ジェイアール東海不動産(株)、新横浜ステーション開発(株)、東京ステーション開発(株)、名古屋ターミナルビル(株)、名古屋ステーション開発(株)、ジェイアール東海関西開発(株) (4)その他の事業 当社の主要駅等でホテル業を行うほか、旅行業、広告業等を行っています。 また、鉄道車両等の製造、各種設備の保守・検査・修繕、その他事業を行っています。 [主な関係会社] レジャー・サービス業 (株)ジェイアール東海ホテルズ、静岡ターミナルホテル(株)、(株)ジェイアール東海ツアーズ、(株)ジェイアール東海エージェンシー その他 日本車輌製造(株)、ジェイアール東海建設(株)、中央リネンサプライ(株)、日本機械保線(株)、東海交通機械(株)、新生テクノス(株) 以上に述べた事項及び当社の主な関係会社の概要図は次のとおりです。 物品の販売等 不動産の活用等 ┌─────────────┐ ┌─────────────┐ |[流通業] | |[不動産業] | |(株)ジェイアール東海高島屋| |東海旅客鉄道(株) | |(株)ジェイアール東海 ├┐ ┌┤ジュイアール | | パッセンジャーズ|| || セントラルビル(株)| |東海キヨスク(株) || ||ジェイアール東海不動産(株)| |ジェイアール東海商事(株) || ||新横浜ステーション開発(株)| └─────────────┘| ||東京ステーション開発(株) | | ||名古屋ターミナルビル(株) | | ||名古屋ステーション開発(株)| | ||ジェイアール東海 | | || 関西開発(株)| | |└─────────────┘ | | ┌─────┴──┴────┐ |[運輸業] | |東海旅客鉄道(株) | |ジェイアール東海バス(株) | └─────┬──┬────┘ | | 旅客サービスの提供等 | |その他 ┌─────────────┐| |┌─────────────┐ |[レジャー・サービス業] || ||日本車輌製造(株) | |(株)ジェイアール東海 || ||ジェイアール東海建設(株) | | ホテルズ|| ||中央リネンサプライ(株) | |静岡ターミナルホテル(株) ├┘ └┤日本機械保線(株) | |(株)ジェイアール東海 | |東海交通機械(株) | | ツアーズ| |※新生テクノス(株) | |(株)ジェイアール東海 | └─────────────┘ | エージェンシー| └─────────────┘ (注)※印は持分法適用の関連会社を示しています。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-04-29 15:24:03 |
前記の主な関係会社を含む連結子会社及び持分法適用会社の概要は次のとおりです。 1)連結子会社 名称 :ジェイアール東海バス(株) 住所 :名古屋市中川区 資本金(百万円) :1,747 主要な事業の内容 :運輸業 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 当社は同社に昭和63年4月1日に当社の自動車運送事業に係る営業及び資産を譲渡しました。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :ジェイアール東海物流(株) 住所 :名古屋市中村区 資本金(百万円) :300 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0(10.0) 関係内容 : 当社は同社に鉄道資材物流業務等を委託しています。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :(株)東海交通事業 住所 :名古屋市西区 資本金(百万円) :295 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 当社は同社に駅の出改札業務等を委託しています。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :(株)ジェイアール東海高島屋 住所 :名古屋市中村区 資本金(百万円) :10,000 主要な事業の内容 :流通業 議決権の所有割合(%):60.0(0.8) 関係内容 : 同社はJRセントラルタワーズ内において、百貨店業を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :(株)ジェイアール東海パッセンジャーズ 住所 :東京都中央区 資本金(百万円) :998 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 同社は当社より駅構内設備等を賃借し、駅構内及び列車内等で小売業・飲食業を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :東海キヨスク(株) 住所 :名古屋市中村区 資本金(百万円) :700 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 同社は当社より駅構内設備等を賃借し、駅構内等で小売業を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :ジェイアール東海フードサービス(株) 住所 :名古屋市中村区 資本金(百万円) :295 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0(48.4) 関係内容 : 同社は当社駅構内等において、飲食業を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :ジェイアール東海商事(株) 住所 :名古屋市中村区 資本金(百万円) :100 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):70.0 関係内容 : 当社は同社より燃料及び諸用品を購入しています。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :ジェイアールセントラルビル(株) 住所 :名古屋市中村区 資本金(百万円) :45,000 主要な事業の内容 :不動産業 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 同社は当社より駅構内用地等を貸借し、駅ビル業等を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 :※1 名称 :ジェイアール東海不動産(株) 住所 :東京都港区 資本金(百万円) :16,500 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 同社は当社より用地を譲受け、不動産事業を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 :※1 名称 :新横浜ステーション開発(株) 住所 :横浜市港北区 資本金(百万円) :9,304 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 同社は当社より駅構内用地等を貸借し、駅ビル業等を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :豊橋ステーションビル(株) 住所 :愛知県豊橋市 資本金(百万円) :1,880 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):52.5 関係内容 : 同社は当社より建物を貸借し、駅ビル業等を営んでいます。役員の兼任等・・・有 摘要 : 名称 :東京ステーション開発(株) 住所 :東京都千代田区 資本金(百万円) :1,750 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 同社は当社より駅構内用地等を賃借し、駅ビル業等を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :名古屋ターミナルビル(株) 住所 :名古屋市中村区 資本金(百万円) :900 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):72.8(0.6) 関係内容 : 同社は当社より駅構内用地等を賃借し、駅ビル業等を営んでいます,役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :静岡ターミナル開発(株) 住所 :静岡市葵区 資本金(百万円) :624 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):64.4 関係内容 : 同社は当社より駅構内用地等を貸借し、駅ビル業等を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :浜松ターミナル開発(株) 住所 :浜松市中区 資本金(百万円) :600 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):76.8 関係内容 : 同社は当社より駅構内用地等を賃借し、駅ビル業等を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :名古屋ステーション開発(株) 住所 :名古屋市中村区 資本金(百万円) :480 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 同社は当社より駅静内用地等を貸借し、駅ビル業等を営んでいます。役員の兼任等・‥有 摘要 : 名称 :ジェイアール東海静岡開発(株) 住所 :静岡市葵区 資本金(百万円) :363 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 同社は当社より駅構内用地等を貸借し、駅ビル業等を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :ジェイアール東海関西開発(株) 住所 :京都市南区 資本金(百万円) :30 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 同社は当社より駅構内用地等を貸借し、駅ビル業等を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :(株)ジェイアール東海ホテルズ 住所 :名古屋市中村区 資本金(百万円) :14,000 主要な事業の内容 :その他の事業 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 同社は名古屋、高山、豊橋、横浜において、ホテル業を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 :※1 名称 :名古屋ターミナルホテル(株) 住所 :名古屋市中村区 資本金(百万円) :1,850 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 同社は名古屋において、ホテル業を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :静岡ターミナルホテル(株) 住所 :静岡市葵区 資本金(百万円) :50 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0(100.0) 関係内容 : 同社は当社より建物等を貸借し、ホテル業を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :(株)ジェイアール東海ツアーズ 住所 :東京都中央区 資本金(百万円) :490 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):70.0 関係内容 : 同社は当社より駅構内設備等を貸借し、駅構内等で旅行業等を営んでいます。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :(株)ジェイアール東海エージェンシー 住所 :東京都港区 資本金(百万円) :61 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):90.0 関係内容 : 当社は同社に広告宣伝に関する業務等を委託しています。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :日本車輌製造(株) 住所 :名古屋市熱田区 資本金(百万円) :11,810 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):51.3 関係内容 : 当社は同社より鉄道車両等を購入しています。役員の兼任等…有 摘要 :※1、※2、※3 名称 :ジェイアール東海建設(株) 住所 :名古屋市中村区 資本金(百万円) :300 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 当社は同社に当社施設の建設工事及び保守修繕工事等を委託しています。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :中央リネンサプライ(株) 住所 :東京都中央区 資本金(百万円) :150 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):78.0 関係内容 : 当社は同社より列車内におけるリネン用品の供給等を受けています。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :ジェイアール東海情報システム(株) 住所 :名古屋市東区 資本金(百万円) :100.0 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 当社は同社にシステム開発、改修業務等を委託しています。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :日本機械保線(株) 住所 :東京都港区 資本金(百万円) :100 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):72.5 関係内容 : 当社は同社に軌道等の保守修繕工事等を委託しています。役員の兼任等…有 摘要 : 名称 :東海交通機械(株) 住所 :名古屋市中村区 資本金(百万円) :80 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):68.4(7.9) 関係内容 : 当社は同社に車両及び機械設備の保守修繕工事等を委託しています。役員の兼任等‥・有 摘要 : 名称 :ジェイアール東海コンサルタンツ(株) 住所 :名古屋市中村区 資本金(百万円) :50 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):100.0 関係内容 : 当社は同社に土木設計、建築設計業務等を委託しています。役員の兼任等…有 摘要 : (注) ※1 上記子会社のうち、ジェイアールセントラルビル(株)、ジェイアール東海不動産(株)、(株)ジェイアール東海ホテルズ及び日本車輌製造(株)は特定子会社に該当しています。 ※2 上記子会社のうち、日本車輌製造(株)は第3四半期連結会計期間より連結の範囲に含めています。 ※3 上記子会社のうち、日本車輌製造(株)は有価証券報告書提出会社です。 4 「主要な事業の内容」欄には、事業の種類別セグメントの名称を記載しています。 5 「議決権の所有割合」欄の( )内は、間接所有割合で内数です。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-04-29 15:24:56 |
2)持分法適用関連会社 名称 :新生テクノス(株) 住所 :東京都港区 資本金(百万円) :1,091 主要な事業の内容 :その他の事業 議決権の所有割合(%):23.2 関係内容 : 当社は同社に電気設備の建設工事及び保守修繕工事等を委託しています。役員の兼任等…有 摘要 :※1 名称 :鉄道情報システム(株) 住所 :東京都渋谷区 資本金(百万円) :1,000 主要な事業の内容 :〃 議決権の所有割合(%):21.8 関係内容 : 当社は同社が運営する情報処理サービスを利用しています。役員の兼任等‥有 摘要 : (注) ※1 上記関連会社のうち、新生テクノス(株)は有価証券報告書提出会社です。 2 「主要な事業の内容」欄には、事業の種類別セグメントの名称を記載しています。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-04-29 15:25:36 |
3.経営方針 (1)会社の経営の基本方針 当社は、鉄道事業において、安全・安定輸送の確保を最優先に、お客様に選択されるサービスの提供、業務効率化等について不断の取組みを行うことにより、日本の大動脈輪送を担う東海道新幹線と東海地域の在来線網を一体的に維持・発展させるという社会的使命を、長期にわたり安定的かつ十分に果たし続けていくことを基本方針としています。 さらに、当社グループとしても、名古屋駅におけるJRセントラルタワーズの各事業展開に代表されるように、鉄道事業と相乗効果を期待できる事業分野を中心に事業の拡大を推進し、グループ全体の総合力強化を図ります。 (2)中長期的な会社の経営戦略 当社グループの中核をなす鉄道事業においては、長期的展望を持って事業運営を行うことが極めて重要であり、財務体質の強化を図りながら、主要プロジェクトを計画的に推進しています。 東海道新幹線については、これまで世界に比類の無い安全で正確な輸送を提供するとともに、不断に輸送サービスの向上に取り組んでいます。今後についても、平成23年度までに、N700系80編成を集中的に投入し、JR西日本が投入する16編成とあわせ、全ての定期「のぞみ」をN700系により運転します。また、新大阪駅における新幹線ホーム及び引上げ線増設等の工事を進めるなど、東海道新幹線のより一層の輸送基盤の強化に向けて取り組みます。 超電導リニアによる東海道新幹線バイパスについては、当社の使命であり経営の生命線である首都圏〜中京圏〜近畿圏を結ぶ高速鉄道の運営を持続的に完遂し、企業としての存立基盤を将来にわたり確保していくため計画しているものです。現在この役割を担う東海道新幹線は開業後45年を経過しようとしており、鉄道路線の建設・実現に長い期間を要することを踏まえれば、懸念されている将来の経年劣化や大規模地震に対する抜本的な備えを考えなければならない時期にきています。このため、その役割を代替するバイパスについて、自己負担による路線建設を前提として、当社が開発してきた超電導リニアにより可及的速やかに実現し、東海道新幹線と一元的に経営していくこととしています。このプロジェクトの推進にあたっては、安全・安定輪送の確保と競争力強化に必要な投資を行うとともに安定配当を継続する健全経営を確保します。その上で、第一局面として、先ずは21世紀の第1四半世紀である2025年(平成37年)、首都圏〜中京圏での営業運転開始を目標に、実現に向けた様々な取組みを着実に進めます。 具体的には、昨年12月に国土交通大臣から指示を受けた中央新幹線の4項目調査をはじめ諸準備を着実に実施します。あわせて、既に安全性、長期耐久性など実用レベルに到達している超電導リニア技術について、さらに一段と高い技術レベルへ磨き上げるための取組みを継続します。また、山梨リニア実験線について、42.8kmへの延伸と設備の実用化仕様への全面的な更新の早期完工に向け、着実かつ迅速に工事を推進します。 なお、このプロジェクトは自己負担により路線建設を行うものであり、全ての場面における工事費やコストについて、社内に設置した「東海道新幹線バイパス工事費削減委員会」で検証し、安全を確保したうえで徹底的に圧縮して進めるとともに、経営状況に応じた資源配分の最適化を図るなど経営的に柔軟に対応していく考えです。 また、鉄道以外の事業においても、「会社の経営の基本方針」に則り、着実に推進します。 あわせて長期債務については、東海道新幹線バイパスの建設に向けた取組みを着実に推進しつつ、引き続き縮減に取り組みます。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-04-29 15:26:14 |
(3)会社の対処すべき課題 当社グループにおいては、中核をなす鉄道事業における安全・安定輸送の確保を最優先に、グループ全般にわたり、より質の高いサービスを提供するとともに、業務執行のさらなる効率化・低コスト化等に努め、収益力の強化を図ります。重点的に取り組む施策は、以下のとおりです。 鉄道事業においては、さらに安全性を向上させるため、引き続き東海道新幹線の盛土・橋脚の耐震補強を着実に進め、地震対策を強化します。また、在来線における平成23年度中のATS−PT(パターン照査式自動列車停止装置)の導入完了に向けて工事を着実に進めます。 東海道新幹線については、N700系の集中的な投入を引き続き進めるとともに、定期「のぞみ」のN700系による運転を順次拡大します。また、本年3月のダイヤ改正で導入した「のぞみ」9本ダイヤを活用して、ご利用の集中する時期・時間帯における弾力的な列車設定に取り組みます。さらに本年3月に開始したN700系車内インターネット接続サービスの定着に取り組みます。加えて、東海道新幹線の輸送能力を最高レベルまで拡大することを目的とする、新大阪駅の新幹線ホーム及び引上げ線増設等の工事を着実に進めます。 在来線については、本年3月のダイヤ改正で新幹線への接続強化等により整備した輪送体系を最大限活かしたサービスの提供に努めます。また、平成22年から25年にかけて実施する新型車両への取替等のさらなる輸送サービスの充実に向けた諸施策に取り組みます。 販売面については、本年夏に予定している「EX−IC(エクスプレスIC)サービス」の山陽新幹線への利用区間拡大や法人会員向けサービスの開始に向けて取り組むとともに、「エクスプレス予約」について、一層の会員拡大に努めます。また、「TOICA(トイカ)」について、利用エリア拡大、定期券による新幹線乗車サービス導入、電子マネー機能追加の平成22年春実施に向けた諸準備を着実に進めます。さらに、「さわやかウォーキング」や京都をはじめとする各種観光キャンペーンについても、引き続き積極的に展開します。 旅客関連設備については、駅を一層快適にご利用いただけるよう、東京、新大阪等の主要駅において引き続き改良を進めるほか、新横浜駅のホーム柵取替等についても着実に実施します。また、バリアフリー設備については、関係自治体等と連携し着実に整備を進めます。 技術開発及び技術力の強化については、小牧研究施設において引き続き「鉄道技術のブラッシュアップ」と「新しい分野への挑戦」を柱とした研究開発を推進します。また、連結子会社化した日本車輌との相互補完関係を活かし、車両部門における総合的な技術力向上に向けた取組みを推進します。さらに、東海道新幹線で培った高速鉄道に関する総合的な技術力を活用し、海外における高速鉄道プロジェクトに対応するため、そのコンサルティング及び当社グループ企業・国内各メーカーのコーディネーションを行う体制を本年夏に整備します。 鉄道以外の事業においては、名古屋駅新ビル計画について、関係機関との協議等、計画を着実に進めるほか、昨年開業した「新横浜中央ビル」における各事業の発展に努めるなど、駅立地を十分に活かすことができる事業を積極的に推進します。また、保有資産の有効活用を図るため、「セントラルガーデン・レジデンス静岡」及び商業施設の建設をはじめとした社宅跡地の開発を進めるほか、平成21年度中の農業への参入に向けて着実に取り組むなど、当社グループとしての一層の総合力強化に取り組みます。 地球環境問題については、大幅な省エネルギーの実現を可能とするN700系の投入等の地球環境保全に資する諸施策を進めます。また、「Eco出張」の浸透を目指すとともに、地球環境への負荷が少ない鉄道本来の特性を広くご理解いただくため、あらゆる機会を捉え積極的に情報を発信します。 このほか、高速鉄道技術の進歩等を広く紹介するため「JR東海博物館(仮称)」の平成23年春開館に向けて諸準備を進めます。 ※入力者注:以下の諸表については掲載を省略させていただきます。 |
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