ほりうち(ccbu8181) 2009-01-07 23:07:13 |
TOBU NEWS ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2009年1月7日 東武鉄道の第1号電気機関車が“里帰り” 近江鉄道保存の電気機関車ED4001号を リニューアルする東武博物館で展示します 東武鉄道が戦後初に新造した元特急電車モハ5701号も新たに展示します 近江鉄道株式会社 東武鉄道株式会社 東武博物館 近江鉄道株式会社(本社:滋賀県彦根市)と東武鉄道株式会社(本社:東京都墨田区)では、東武鉄道の第1号電気機関車であり、現在、近江鉄道が所有・保存している電気機関車ED4001号を、2009年7月にリニューアルオープンする東武博物館(東京都墨田区)に保存・展示します。 電気機関車ED4001号は、1930年に東武鉄道の第1号電気機関車として登場し、1972年まで貨物輸送に活躍しておりました。1973年から近江鉄道に活躍の場を移し、貨物輸送に使用されていましたが1986年に引退し、その後は昭和初期に登場した貴重な電気機関車として近江鉄道彦根駅構内にて保存されておりました。 東武博物館では、2008年12月29日(月)からリニューアル工事のため休館し、2009年7月のリニューアルオープンでは、同機関車の展示により、既に展示している東武鉄道最初の蒸気機関車2両(5号、6号)および東武鉄道最初の電車(デハ1形5号)とともに、東武鉄道最初の蒸気機関車・電車・電気機関車が一同に揃います。 また、同機関車のほか東武鉄道で戦後初めて新造した元特急電車5700系モハ5701号も新たに展示いたします。 なお、東武博物館への車両の移送は、大型トレーラーにて行ないます。 同機関車の概要は別紙のとおりです。 以上 |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-01-07 23:08:26 |
<別紙1> 電気機関車ED4001号について 電気機関車ED4001号は、1930年にイギリスのイングリッシュ・エレクトリック社で製造された50t箱形デッキ付電気機関車で、東武鉄道最初の電気機関車として登場しました。 東武鉄道では、当初はED101号として登場しましたが、1955年にED4001号に改番され、1972年まで貨物輸送に活躍していました。 1973年から近江鉄道に活躍の場を移し、増加する同鉄道の貨物輸送に対応しました。1986年に引退し、その後は昭和初期に登場した貴重な電気機関車として近江鉄道彦根駅構内で保存されていました。 主要諸元 ┌──────┬──────────────────┐ |最大寸法(mm)|10,900×2,610×3,945(長さ×幅×高さ)| ├──────┼──────────────────┤ |自重(t) |50.80 | ├──────┼──────────────────┤ |電動機 |直流直巻2極 | ├──────┼──────────────────┤ |KW×個 |150×4 | ├──────┼──────────────────┤ |牽引力(Kg) |7,120 | ├──────┼──────────────────┤ |制動装置 |AMJ直付 手ブレーキ | ├──────┼──────────────────┤ |制御装置 |電動カム式 | ├──────┼──────────────────┤ |台車 |鋼板構成2軸台車EL型(B,B) | ├──────┼──────────────────┤ |製造初年 |1930(昭和5)年 | ├──────┼──────────────────┤ |製造所 |英国イングリッシュ・エレクトリック社| └──────┴──────────────────┘ |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-01-07 23:10:09 |
<別紙2> 東武鉄道 元特急電車5700系モハ5701号について 5700系は、東武鉄道が戦後初の特急ロマンスカーとして1951年から1953年にかけて12両新造し、1951年9月に浅草〜東武日光・鬼怒川温泉間の特急電車としてデビューしました。モハ5701号は、そのうちの1両です。 5700系は、2両固定編成で当初は車体や機器の構造からA〜C編成の3つのグループに分類され、A編成のグループに属していたモハ5701号は、車体の前部が流線形で、あたかも猫のひげのようにみえるヘッドマークが付いていることから「ネコひげ」の愛称で呼ばれていました(後に貫通ドア付きの前面に改造)。最高速度は95km/hで、56人乗りのシートは、すべてひじ掛け付きの前後転換式のほか、私鉄では初めて蛍光灯が使用されました。 日光線特急で活躍した後は伊勢崎線急行に転用され、後年は団体用となり1991年7月に引退しました。 主要諸元 ┌──────┬──────────────────┐ |最大寸法(mm)|18,700×2,840×4,160(長さ×幅×高さ)| ├──────┼──────────────────┤ |自重(t) |40.2 | ├──────┼──────────────────┤ |電動機 |TDK528/9HM | ├──────┼──────────────────┤ |KW×個 |110×4(釣り掛け式) | ├──────┼──────────────────┤ |定員 |56人 | ├──────┼──────────────────┤ |制動装置 |空気、電気、手用 AMA-RE | ├──────┼──────────────────┤ |制御装置 |直並列、弱界磁、総括制御 抵抗カム | ├──────┼──────────────────┤ |台車 |TRF-51M | ├──────┼──────────────────┤ |製造初年 |1951(昭和26)年9月 | ├──────┼──────────────────┤ |製造所 |汽車会社 | └──────┴──────────────────┘ |
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ほりうち(ccbu8181) 2009-01-07 23:10:59 |
<別紙3> 東武博物館リニューアルについて 1989(平成元)年5月20日、東武鉄道の創立90周年記念事業の一環として、「交通と文化の東武博物館」として東武伊勢崎線東向島駅の高架下に開館しました。 体験ができる実物機器類を中心とした展示で、シミュレーションやジオラマでは運転の体験ができるほか、ポイントの切換えやパンタグラフ・台車など多くの機器を作動することができ、開館以来、多くのお客さまにご来館いただき、好評を得てきました。このたび、開館から20年が経過したことから、新しい時代へのリニューアルを行なうこととなりました。 リニューアルでは、新たにED4001号、モハ5701号を展示車両に加えることにより、東武鉄道の歴史を語る最初の蒸気機関車・電車・電気機関車が一同に揃い、また東武鉄道が戦後初めて新造した元特急電車モハ5701号を展示し、他の博物館にはない展示を目指します。 人気が高い電車のシミュレーションでは、映像・運転台機器を新しいものにし、東武鉄道の広大な路線や一日の走行風景を紹介する大パノラマ(ジオラマ)では、2011年に竣工予定の東京スカイツリーの模型も配置し、新たな東武沿線の風景に模様替えします。 なお、2009年7月のリニューアルオープンに向けて、2008年12月29日(月)から休館し、リニューアル工事を実施いたします。 1 開館日 1989年5月20日 2 場所 東京都墨田区東向島4−28−16 (東武伊勢崎線東向島駅下車) 3 規模 敷地面積 4,688.0m2 建築面積 2,927.9m2 延床面積 3,955.2m2 4 設計・施行 東武谷内田建設(株)ほか 5 スケジュール 2008年12月 リニューアル工事着工 2009年 6月 竣工(予定) 2009年 7月 開業(予定) ※今後の進捗にともない、変更となる場合があります。 以上 |
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