NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.1119 【JR東海】定例社長会見(平成20年7月・大阪)(1/5)
ほりうち(ccbu8181) 2008-07-06 00:05:21
JR東海 ニュースリリース

2008.07.03
定例社長会見(平成20年7月・大阪)


● 新幹線新大阪駅における駅コンコース等の改良について

新幹線新大阪駅では、駅を利用されるお客様への利便性を向上するため、新幹線27番線ホーム等の増設や駅北側(阪急の新ビル側)からの歩行者動線の新設などを計画し、現在予定通り順調に工事が進められています。これにあわせ、一層のサービスの向上を図るため、駅コンコースのきっぷうりばや改札口等の改良やエスカレータ増設について、検討を重ねてきました。このたび、新大阪駅の改良計画がまとまりましたのでお知らせします。

1つ目の特徴は、きっぷうりば及び改札口の改良です。
新大阪駅の新幹線改札口は、昭和39年の開業以来、駅動線などの関係から、「中央入口」、「中央出口」として入場と出場を区分して専用としていました。今回、阪急ビルの建設に伴い、駅北側地区とコンコースを結ぶ歩行者動線が新設されることなどから、2つの改札を入場及び出場ともできるよう改札口を改良し、駅北側や南側からご利用になるお客様のアクセス利便性が大幅に向上します。

中央口付近は、現在の入場専用の「中央入口」の改札口を広くし、新たに「中央口」として入場及び出場を可能とします。
同じく中央口付近の、中央きっぷ売場について、現在の売り場の位置から10m程度、改札口側に近づけ、売り場の窓口数及び自動券売機の数を増やすほか、明るく開放感あるデザインに改良します。
これまでは、JR西日本と当社が併存して、東海道方面と山陽方面を売り分けていたが、全ての窓口は当社となり、全国のJR線を販売できるようになります。

更に、コンコース南側(駅前広場側)の南口付近は、現在出場専用になっている「中央出口」を「南口」として、入場及び出場を可能とします。加えて「南口」横にきっぷうりばを新設し、駅前広場側から新幹線への乗車が可能となり、お客様のアクセス利便性が格段に向上します。

コンコース東側の在来線との乗換口付近については、お客様の乗り継ぎがより円滑になるよう、改札口を改良し、精算所の移設を行います。

2つ目の特徴は、改札内のエスカレーターの大幅な増設です。
改札内20番線から26番線のエスカレーターを11基から17基に増設します。改良後は、全てのホームにおいて昇り降りのどちらにもエスカレーターを利用できる昇降口ができることになり、移動がより便利になります。

工期は、今年度から平成25年度までの6年間。そのうち、きっぷ売り場と改札口については、新設工事中の27番線の開業に合わせ、平成24年度末に使用開始する予定です。

また、今回の計画により、東海道新幹線全駅のリニューアルが完了することになります。


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No.1120 (Re:1119) 【JR東海】定例社長会見(平成20年7月・大阪)(2/5)
ほりうち(ccbu8181) 2008-07-06 00:06:50

● 京都への観光施策について

続いて、営業施策について3点ご紹介します。

まず1点目は、平成5年に開始した「そうだ 京都、行こう。」をキャッチフレーズにした京都キャンペーンは、CMなどを通じてお馴染みになっていますが、一昨年より、夏のこの時期には『父さんが連れて行く京都』と銘打って、夏休みを利用し、親子揃って「京都を学び・お楽しみいただこう」と企画しています。今年は、その第三弾として比叡山を取り上げました。

JR東海ツアーズなどの旅行代理店で、対象商品を購入いただいた方々に、特典として、お手許にお配りしている、夏休みの自由研究のお役に立てる情報を充実させた「とらべる京都虎の巻」と「わーくぶっく」を配布しています。「わーくぶっく」には旅行エリア毎にお子様向けの問題が用意され、その解答は保護者向けの「虎の巻」に記載されています。
親子で学ぶという過程で、親子のふれあいを感じ、より心に残るご旅行をして頂ければ・・・という思いがあります。

この比叡山編の京都キャンペーンは、首都圏・静岡でのテレビCMで放映するほか、駅頭でのポスター展開を行います。8月中旬までは、千葉マリンスタジアムにおいてもプロ野球開催時に球場のスクリーンにて放映します。

この京都キャンペーンは、今年で16年目となり、地元と協力して観光誘致を行ってきました。京都市の発表では、この間京都の入り込み観光客数は、平成5年の約38百万人から平成18年には約48百万人に増加しているとの事で、当社も関東地区を中心に旅客誘致を進め、これからも京都の歴史・文化を広めていけるよう努力していきます。

この夏も多くの方々に、京都にお越しいただきたいと考えています。

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No.1121 (Re:1119) 【JR東海】定例社長会見(平成20年7月・大阪)(3/5)
ほりうち(ccbu8181) 2008-07-06 00:07:33

● トーキョーブックマークについて

2点目は、関西地区における東京への観光施策として「トーキョー☆ブックマーク」を紹介します。

平成17年夏からスタートした「トーキョー☆ブックマーク」は、インターネットで多様な東京の楽しみ方をご案内すると共に、JR東海ツアーズをはじめとする旅行会社と連携して、キャンペーンに連動した、お得な旅行商品を販売する企画です。関西の人の「口コミ」を柱とした情報を、日々お手軽に取得できるようウェブサイトを構築し、ブログを中心に展開していますが、関西のお客様の視点やニーズから、東京情報がさまざまな切り口で紹介されるところに、ガイドブックにはない大きな魅力があります。

当初は20〜30代の女性をメインターゲットとしていましたが、他の年代の女性や男性のお客様からも多くの反響があり、これに応えるために、より多くのお客様のニーズに合ったサイトに整備しました。

「東京本(とうきょうぼん)」は、当企画の定番となった第5弾。ブログの書き込みを集約したもので、今回も3万5千部発刊し、7月1日より旅行会社で対象商品をお求めの方にプレゼントしています。第5弾では、新幹線の楽しい過ごし方の一つとして「人気の駅弁ランキング」を紹介している他、今年新しくオープンした「キュービックプラザ新横浜」や「東京キャラクターストリート」のおすすめ情報を紹介していますので、ぜひご活用ください。

また、価格設定は「ひかり号」と「宿泊」をセットして、2万円台からとしお求めいただきやすい価格設定としています。

平成19年9月からTVCMの放映も開始しました。CM放映期間中のウェブサイトの閲覧数は大きく伸びる傾向にありますが、現在、第3弾のCMを展開しており、今後も多くの方々にご利用いただけるよう、旅行会社との連携を強化し、商品を充実させていきます。

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No.1122 (Re:1119) 【JR東海】定例社長会見(平成20年7月・大阪)(4/5)
ほりうち(ccbu8181) 2008-07-06 00:08:20

● EX−IC(エクスプレスIC)サービスについて

3点目は、エクスプレスICサービスについてです。

当社のエクスプレス予約は、携帯電話やパソコンから新幹線を簡単に予約・変更できる便利さがうけて、6月末現在で約124万人の会員様にご利用いただいています。

従来のエクスプレス予約では、乗車前にきっぷの受取りが必要でしたが、この3月29日に開始したエクスプレスICサービスでは、きっぷの受取りが不要となり、エクスプレスICカードを新幹線の自動改札機にタッチするだけで改札を通過していただけるようになりました。

さらに、JR線との乗り継ぎもトイカ、スイカ、イコカのICカードと2枚重ねで使用でき、新大阪駅、京都駅に限らず、東京駅や品川駅、名古屋駅などで乗り継ぎが一層便利になっています。

現在TVCMを放映していますが、より多くの方にこの便利なサービスを知っていただきたいと考えています。

平成15年の品川駅の開業以降、数度のダイヤ改正、各種の賞をいただいたN700系車両の大量投入、平成18年から東京〜博多間でのエクスプレス予約開始など、東海道・山陽新幹線の一体的な施策が直通旅客を増やしてきました。今日ご案内したICサービスについても、来年夏には山陽新幹線にサービス範囲を拡大するとともに、法人会員の皆様にもご利用いただけるようにする予定ですので、ご期待ください。

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No.1123 (Re:1119) 【JR東海】定例社長会見(平成20年7月・大阪)(5/5)
ほりうち(ccbu8181) 2008-07-06 00:09:06

● 「京都 観月の夕べコンサート」の開催について

最後に、京都の秋の風物詩として定着している「京都 観月の夕べコンサート」を、昨年に引き続き、世界文化遺産に登録されている上賀茂神社「細殿(ほそどの)(重要文化財)」と、京都コンサートホールで開催します。

このコンサートは、風情ある京都の地に海外から一流アーティストを迎えて、名月の下、クラシック音楽をお楽しみいただく雅びやかな催しとして、平成3年から開催し、今回で18回目を迎えます。

今年は、ショパンの国ポーランドが世界に誇る名門オーケストラ「シンフォニア・ヴァルソヴィア」所属の12名で編成される「シンフォニア・ヴァルソヴィア・ソロイスツ」を迎えます。

開催日は、秋の京都も満喫していただけるよう、10月11日からの三連休に設定し、上賀茂神社、京都コンサートホールの両公演に、一般の方からペア1,220組(2,440名)を招待します。
また、昨年から始めた、演奏家を志す、京都市内の中学校、高等学校の吹奏楽部員を対象とした京都コンサートホール公演への招待を今年も100名規模で行います。昨年参加した学生さん達からは、「一流の音楽にふれて感動した」などの感想をもらっています。
明日7月4日からポスター掲出、ホームページ掲載等で応募要綱を告知し、応募受付を開始します。

京の夜、月明かりの下でのクラシックコンサート。是非一度、皆様もお楽しみください。