NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.1017 【JR東海】定例社長会見(平成20年5月・名古屋)
ほりうち(ccbu8181) 2008-05-22 18:14:35
JR東海 ニュースリリース

2008.05.20
定例社長会見(平成20年5月・名古屋)


■JR東海博物館(仮称)の建設について

 昨年4月、名古屋市から当社に対して、金城ふ頭における「モノづくり文化交流拠点構想」への正式な参画要請があり、検討を進めてきました。その結果、今回この構想に参画し、当社として「JR東海博物館」(仮称)を作ることとしました。

 当社が博物館を建設することは、名古屋市が目指す「モノづくりの継続的・持続的な発展」や交流の賑わいの創出への大きな推進役にもなることと思われるほか、当社としても、一般の方々の鉄道への理解を深め、併せて産業技術の継承や産業観光の推進、社会への貢献にも通じることになると考えています。


 博物館のコンセプトとしては、

 一つ目は、在来線から高速鉄道に進化した過程に触れ、当社の特色である高速鉄道としての東海道新幹線の車両や鉄道技術を中心に展示を行います。さらに、次世代のリニア車両も展示し、高速鉄道の過去・現在・未来を紹介する予定です。

 二つ目は、鉄道が経済や文化、生活の面で社会に与えた影響を学ぶことができる場を提供したいと考えています。

 最後に、模型やシミュレーターなどを活用しながら子供が楽しく学べたり、鉄道技術を含めた鉄道への理解を深められるよう考えています。


 予定地に延床面積約1.4万m2、名古屋ドームのフィールドとほぼ同じ広さの一部2階建ての建物を建設する。その中に新幹線や在来線などの実車を35両程度展示します。その他、鉄道技術の紹介や鉄道の歴史などを展示するとともに、次世代に引き継ぐべき資料等の保存を行います。

 施設の運営は直営で行います。工事費は約55億円を見込んでおり、開業時期は3年後の平成23年春の予定としています。

 具体的な展示内容や入場料等の詳細については、あらためて、決まり次第お知らせしたいと考えています。

 皆様に愛される博物館の建設を目指しますので、ご期待をいただきたいと思います。