NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.10 【JR東海】「うまし うるわし 奈良」キャンペーン“興福寺”篇 スタート
ほりうち(ccbu8181) 2007-04-10 16:46:06


JR東海 ニュースリリース
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                                  平成19年4月6日

   JR東海「うまし うるわし 奈良」キャンペーン“興福寺”篇 スタート!

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平城京遷都(710年)の年に藤原不比等により現在の地に移されて以来、1300年近くの歴史を刻んできた奈良・興福寺。古都原点の仏像や建築物を数多く伝える寺院を舞台に、JR東海「うまし うるわし 奈良」キャンペーン“興福寺”篇を4月14日より展開します。

このキャンペーンでは、天平期の仏像を代表する国宝「阿修羅像」を中心に、五重塔・東金堂などの建築物、能楽界最高の行事とされる「薪御能」など、興福寺ならではの魅力を凝縮して紹介することにより、今に息づく、いにしえの人々の感性をあますことなく表現していきます。

今回のキャンペーンでは、興福寺の多大なご協力のもと、「阿修羅像」などを撮影させていただきました。この「阿修羅像」がTVCMに登場するのは、初めてのことになります。


1.展開期間・エリア

展開期間 :平成19年4月〜平成19年8月(予定)
展開エリア:東京地区、静岡地区

2.主な展開メニュー
○TVCM(30秒)
スポットCM放映期間:平成19年4月14日(土)〜29日(日) 東京地区・静岡地区
※当社提供番組(東京・静岡・山梨・名古屋・大阪地区)においても放映

○交通広告
・興福寺の世界を多彩な車内広告により1編成全体で表現した「天平時代へタイムスリップトレイン」運転

東急東横線・田園都市線「TOQ−BOX」(各1編成)
東京メトロ銀座線・丸の内線「Uライナー」(各1編成)
【展開期間】平成19年4月16日(月)〜30日(月)
※運用の都合上、編成により展開期間が1〜2日程度前後することがあります。

・東急15駅、東京メトロ20駅への大型パネル掲出
【展開期間】平成19年4月16日(月)〜5月3日(木)

・東京地区、静岡地区の新幹線停車駅へのポスター・パネル掲出等
【展開期間】平成19年4月〜8月(予定)

※別紙1、2:ポスター画像などもあわせてご覧下さい

3.お知らせ
・興福寺国宝館では、このキャンペーンの展開にあわせて、「阿修羅像」を含む「八部衆」像の特別陳列が行われます。
・詳細は別紙【参考】「興福寺国宝館 八部衆特別陳列について」をご参照下さい。
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[参考]興福寺国宝館八部衆特別陳列について

興福寺国宝館では、「阿修羅像」を含む「八部衆」立像の特別陳列を下記の通り行います。
全ての「八部衆」立像を一堂に拝観できる絶好の機会です。ぜひお出かけください。

●期間
 第1期 4月28日(土)〜 6月10日(日)
 第2期10月20日(土)〜11月25日(日)
                     ※都合により変更となることがあります。

●会場
 興福寺 国宝館 奈良市登大路町48 TEL:0742−22−5370

●施設概要
 休館日 :年中無休
 開館時間:9:00〜17:00(入館・入場は16:45まで)
 拝観料 :大人(一般・大学)500円
      学生(高校・中学)400円
      小人(小学生)  150円

 交通手段:近鉄奈良駅から徒歩7分
 JR奈良駅より市内循環バス県庁前下車

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【解説】

●興福寺乾漆八部衆立像(かんしつはちぶしゅうりゅうぞう) 乾漆造彩色奈良時代
                           (出典:興福寺ホームページ)

 インド古来の鬼霊・悪魔・音楽神・鳥獣神など異教の神を集め、仏法守護や諸仏供養の役目を与え八部衆とした。従って仏教の教理に基づいた神ではないので、生い立ちや性格、また姿やかたちは様々に説かれ、複雑で不明な部分が多い。仏教に取り入れられても、異教の神の姿のまま表現される。

 天平6年(734)に創建された西金堂本尊釈迦如来像の周囲に安置されていた。これらの像は乾漆造で、土でだいたいの像容を造り、その上に漆で麻布を数枚貼り重ね、ある程度乾燥させた後、背中を切り開き、中の土を取り出す。空洞になった内部に板や角材を補強材として入れ、その後木粉などを混ぜた漆で表面を整え、金箔や彩色を施して仕上げる。『造物所作物帳』には八部衆や十大弟子像を造ったのは、仏師将軍万福(ぶっししょうぐんまんぷく)や画師秦牛養(がしはたのうしかい)であったことが記される。

 洲浜座(すはまざ)の上に直立し、守護神としての性格上阿修羅(あしゅら)像を除いて武装する。いずれも、個性的な表情を取る。8体とも造形はよく似ており、十大弟子像とともに同一工房で造られ、本来一具として安置されていたことが知られる。なお両群像ともに鎌倉時代に補彩された。

 八部衆は『法華経(ほけきょう)』に「天、龍、夜叉(やしゃ)、乾闥婆(けんだつば)、阿修羅(あしゅら)、迦楼羅(かるら)、緊那羅(きんなら)、摩ご羅伽(まごらか)」があげられるが、興福寺の場合は、「五部浄(ごぶじょう)、沙羯羅(さから)、鳩槃荼(くばんだ)、乾闥婆(けんだつば)、阿修羅(あしゅら)、迦楼羅(かるら)、緊那羅(きんなら)、畢婆迦羅(ひばから)」である。

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撮影日:
撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 640×1418(50%表示)