【談話室】汽車旅全般のわだい10 [READ ONLY]
No.560 (Re:515) 【スーパー前売きっぷ】781系お別れ乗車-11
牛乳たか/坂本貴喜(sfzm9381) 2007-09-17 21:02:33
振られた旭川運転所
 旭川運転所の公開が9月8日にあると聞いていましたので、旭川駅からバスに乗って向かいます。旭川駅前のバス乗り場は複雑でわかりにくいのですが層雲峡行きは駅前から出ているのでこれに乗車します。旭川運転所最寄り駅は永山2条8丁目で、これは運転所建設中に仕事でこの辺によく来ていたことからわかっていますが、一般の方にはわかりにくいでしょう。
 300円を支払ってバスを降りて、運転所への道を歩きますが、運転所方面人の気配がありません。台風で中止ということで撃沈。日頃の行いの悪さここでも発揮です。本当は781系を置き換える789系1000番台を見たかったのですが残念です。
 またバスに乗るのも癪なので歩くのをわかっていながら永山駅に歩きます。運転所を少し見ながら歩きますが、このあたり家が多く、国道沿いは結構賑やかな通りです。運転所付近に駅があってもいいような気がするんですけどね。

永山−旭川
 永山駅は有人駅。この駅止まりの列車が設定されていることを見るとこのあたりを通勤通学で使ってもらおうという意識はJRにもあるのでしょうが、平行するバスのほうが便利で私の乗る始発列車も数人しか乗っていません。
 途中旭川運転所で運転停車、車内の案内も「交代の運転士乗車のため」という案内があります。構造上駅にするのは難しそうですが、この辺で降りられたら便利という人は多そうですね。
 1324D 永山13:36-旭川13:51
 キハ40 745

旭川−滝川 スーパーホワイトアロー20号
 旭川の時間が思ったより早く終わったので帰宅が早くなりそうです。特に旭川に用もないのでそのままスーパーホワイトアローに乗車します。
 785系は2005年にリニューアルが行われ全車の座席が交換されていて快適さがアップしています。電球色の蛍光灯も相まって781系との差は歴然になっています。走りに関しても最高速度130km/hは流れる景色にも変化を与えています。確かに早く快適でありますが、やはりもう一本781系に乗りたい欲求があり滝川で下車します。
 3020M 旭川14:00-滝川14:30
 785系NE-5 旭川<クモハ785-5+サハ784-5+モハ785-5+モハ784-505+クハ785-5>

滝川−岩見沢
 滝川からは向に止まっている711系電車で行きましょう。実は行きに滝川で待避中のこの車両に目をつけていたのです。711系は既に16編成にまで減っており、そのうち3扉化も冷房化もされていないわずか2編成のうちの1編成が使われていたんです。こちらの車両もいつ無くなるかわかりませんから乗っておこうと思うんですね。
 車内に踏み入れるとまた懐かしさがあふれてきました。急行かむいの頃から大きく変わっていない車内です。少しロングシートの部分が長くなったことくらいではないでしょうか。急行かむいは特急ライラックと合わせて約1時間おきに札幌・旭川を結んでおり、停車駅が少し多い程度でほとんど遜色なく走っていました。定員の多いかむいの方をよく使った思い出があります。そう思うと10月からの「スーパーカムイ」はこの列車の生まれ変わりともいえそうです。ライラックという名前も無くなるのは寂しいのですけどね。
 札幌近郊では加速の鈍さが嫌われる711系も駅間の長いこのあたりでは見違えるほど元気に走ります。少し窓を開けて風を入れながら広い石狩平野の田園地帯を見ながらぼーっとする時間はとても好きな時間です。こんな旅もいつまで続けられるんでしょうね。
 2236M 滝川14:44-岩見沢15:26
 711系 S-114 滝川<クハ711-214+モハ711-114+クハ711-114>岩見沢

岩見沢−札幌
 さあ、この旅の最後を飾るのはやっぱり781にしましょう。岩見沢からすぐ接続のライラック14号です。現在の仕事を考えると781系に乗車するのはこれが最後になるでしょう。目に焼き付けておきたいものです。
 4号車の半室自由席部に乗車、これで781系の全タイプの座席に乗ったことになります。足下は183系気動車の後期車のようなヒーターパネルを利用した足置きもありシートピッチが狭いながらも快適です。さすがに785系に及ばないものの結構早い速度で進んでいきます。
 車掌さんがやってきました。ここで初めてこのスーパー前売切符にもスタンプが入ります。沿線に住んでいたこともあって江別市内の沿線風景は見慣れていますが、この見慣れた車両からの風景は最後かと思うと本当に寂しさを感じますね。
 781系は最後まで特急として恥ずかしくないスピードと設備を提供していました。しかし、もう長くは走っていられないことははっきりしていました。比較的短い距離を走るこの列車に新型車両が入るというのはJR北海道にとって負けられない戦いだから。他の交通機関ではなくクルマを利用する人を取り込まなくてはならないから。確かにクルマの快適さにくらべてしまうと781系の設備も速度も納得できません。わかってはいるけれど寂しいのです。
 2014M 岩見沢15:32-札幌16:00
 781系 L-3編成 岩見沢<クモハ781-3+サハ780-6+モハ781-6+クハ780-3>札幌
(続く)
撮影日: 2007年09月08日
撮影場所: 岩見沢駅
キャプション: 駅のシンボル「ばんえい競馬」と711系
画像サイズ: 320×480(原寸表示)
撮影日: 2007年09月08日
撮影場所: 札幌駅
キャプション: お疲れ様781系
画像サイズ: 320×239(原寸表示)