【談話室】汽車旅全般のわだい10 [READ ONLY]
No.1414 (Re:1370) 【韓国】乗り比べ!(2)
YASUのすけ(evpa5184) 2008-04-29 17:02:23
みなさん、こんにちは。

帰りはソウル14時ちょうど発のセマウル号に乗車です。客車時代には乗車したことがあるのですが、ディーゼルのプッシュプルは今回が初めてです。客車時代と同様に、シートピッチ、幅ともに広く、KTXとは雲泥の差です。やはり汽車旅はこうでなくっちゃ!
ソウルから96.6km離れた天安まで複々線(またはそれ以上)であり、京阪神区間のような景観が楽しめます。ソウルの首都圏がこれほどまで広がっているとは、ちょっと驚きです。途中KTXが通らない水原や平澤での乗降もかなりあり、ほぼ満席の状態です。日本の場合、新幹線と在来線特急(廃止された東海など)の共存はほとんどないのですが、韓国では若干状況が異なるようです。
以前(1985年)乗車した時には京釜線(ソウル−釜山間)の営業キロは444.5kmだったのですが、最近のデータでは441.7kmとなっており、完乗派としてはこのあたりの状況も観察する必要があります。結論からいえば行きに乗車した高速新線の車窓からわかってしまったことですが、在来線についてもトンネル建設によるショートカット工事が各所でなされており、山裾を回っていた廃線跡が眺められました。高速新線だけでなく、在来線もかなり手を入れているようです。
あとKTXにはないお楽しみの一つとして、食堂車の連結があります。以前ソウルプラザホテルの営業で、なかなかおいしかった記憶があるのですが、さすがに現在では調理済みの食材を温めて提供する形のようです。ただご飯は炊き立てのようで、そのあたりはこだわりがあるようです。私の意見としては、及第点の味でした。なにはともあれ、食堂車の営業が継続していることに感謝しなくてはなりません。ビールを飲みながらの汽車旅、最高です!
アルコールが体に回ったためか、不覚にも居眠りをしてしまったのですが、その間に車両故障があったらしく、遅れが出ていました。途中の大邱で後から束になって来たKTXの通過待ちをしてました。このあたりダイヤ編成上苦労が絶えないのでは、と感じました。
その後10分程度の遅れのまま、朝車窓を愛でた洛東江の眺めを見ながら釜山の街並みに入って行きました。
現在京釜線ではローカル列車の運行がないので、必然的にセマウル号や1ランク下のムグンファ号の運行は続くとは思いますが、どのような状況となるかは定かではありません。世界的にみて(普通の)食堂車のある列車が少なくなってきているので、「あるうちに」乗車しておいた方がいいかもしれませんね。

YASUのすけ

-- CMN v0.50fβ --
撮影日: 2008年04月05日
撮影場所: ソウル駅
キャプション:
画像サイズ: 119×90(原寸表示)