ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2008-02-24 01:34:59 |
3日目の朝は、釧路発9:05の快速「しれとこ」に乗車します。
入線時刻に改札を通ったら、それまでにホームで待っていた人たちが結構おいででした。わずか1両しかない列車で、しかも中央がテーブル付き向かい合わせボックス席になっている集団見合い型固定クロスシート車です。一歩間違うと後ろ向きで延々と乗るハメになるところでしたが、幸いにも進行方向右手の前向き座席を確保できました。ただし、午前中なので太陽がまぶしい・・・ 太陽の位置と車窓を考えると、釧網本線の上り列車は進行方向左手の座席が良いですよね。 次の東釧路で数名の乗客が降りましたが、その後はほとんど乗降がありません。どうみても観光客という人ばかりですから当然でしょう。 釧路湿原の辺りでは、なんども警笛を鳴らし、ブレーキをかけてはエゾシカと接触しないように運転士さんは神経を使った運転をされています。しかし、乗客は「あっ、鹿がいる!」と大喜びです。どうやら、直前の線路を横切ったエゾシカもいたようです。また、茅沼ではお馴染みのタンチョウヅルも見られて、観光客達は満足げです。 しかし、これら一連の“イベント”は釧路を発車してすぐだけで、その後は単調な景色が続きますので、車内は次第に気だるい雰囲気になってきます。さらに、車内がとても暑い! 昨日に乗った「スーパーおおぞら」もやたらと暑くて、来ている服を次々と脱ぐことになりましたが、それでも膝掛けを要望する客が何名もいたところをみると、やはり道内の方々は冬場の室内気温を高めに設定するようです。この暑さは、本州の冬に慣れた体には結構つらいです・・・ 清里町あたりから、地元の方々の乗降が増えてきて、知床斜里駅ではかなりの乗客が入れ替わりました。我々も下車します。暑さから逃れられて、駅ホームでホッと一息。 向かい側のホームには、これから乗る「流氷ノロッコ号」が停車していますが、まだ扉扱いをしていません。ボーッとホームで待っていてもしょうがないので、跨線橋を渡って駅舎に向かいます。1月26日に複合駅舎として開業したばかりの真新しい駅舎です。駅設備に併設して、観光案内所がある複合施設です。ただし、「流氷ノロッコ号」を待つ客でいっぱい・・・ 駅舎の外に出て、これまたきれいな斜里バスターミナルを眺めながら改札時間を待つことにします。 伊藤 博康 |
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