【談話室】汽車旅全般のわだい10 [READ ONLY]
No.107 (Re:9) 【春18きっぷ】知多半島のビールと汽車旅
石田 敏弘(dnmp2980) 2007-04-17 01:05:17
こんにちは、石田 敏弘です。

大府で下車して武豊線に乗換えます。以前に乗ったのは国鉄時代でしょうか。思い切り久しぶりなので、新しい路線に乗る気持ちです。車両はJRになってから新型に取り替えられました。ICカードの「TOICA」も使えるようになりました。しかしながら沿線の様子は昔そのまま。ごく普通の田園風景と、海岸沿いには巨大な工場群。特に印象に残らないまま終点の武豊へ。ここから名鉄の知多武豊駅まで歩いて、さらに知多半島の先へと進んでいきます。途中の豊貴から知多新線に乗り入れて、さらに先へ。終点の内海まで開業したのが1980年ですから、比較的新しい路線です。複線の用地が確保されていますが単線のまま。開業した時代にはリゾート開発を期待したのでしょうけど、今ではすっかりローカル路線の雰囲気です。途中に造りかけのまま放置されている駅が有るのが、この路線の現状を象徴しているようです。

終点の内海駅は、ややくたびれた雰囲気。数台のタクシーが暇そうにたむろしています。私の目的地は駅からやや離れた場所に有るので、そのうちの1台を頼んで現地に運んでもらいました。伊勢湾を見下ろす斜面にある「南知多ビアシティ」が今日の目的地。ロードサイドのレストランで、此処で造っているビールが目的ですが、店内はクルマで来た家族連れと、バスツアーの昼食客で賑わっていて、ビールに手を出している方は少ないようです。もちろん私はそんな雰囲気を無視して端から順に1杯ずつ(^^)。場所がら観光地ビールかと思ってたのですが、意外に美味しくて大満足です。2時間ほど滞在して再びタクシーで内海駅に戻りました。

ホームに上がると、名鉄御自慢のパノラマカーが停車していました。発車まで時間が有ったので車内はガラガラでしたが、先頭車の展望席だけは早くも先客が。やがて家族連れがやってきて、展望せきだけ賑わっています。やはり人気が有るのでしょうね。もちろん私も座りますが。

展望席に差し込む春の陽射しと適当に効いている空調。揺れが激しいのが難点ですが、名古屋までの1時間ほどを楽しく過ごさせてもらいました。

石田 敏弘(VZG05000@nifty.com)