NEWS RELEASE:JR&私鉄    5
No.424 【東武】2024年度の鉄道事業設備投資計画
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2024-05-01 23:43:43
TOBU NEWS RELEASE
東武鉄道株式会社

                          2024年 4月30日


 2024年度の鉄道事業設備投資計画
        設備投資計画は総額403億円
 〜「人にやさしく人と地域が共に輝きつづける社会」の実現を目指して〜



                             東武鉄道株式会社

 東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、「人にやさしく人と地域が共に輝きつづける社会」の実現を目指し、2024年度鉄道事業において総額403億円の設備投資を行います。主な内容は以下のとおりです。

1.安全・安心の持続的な提供
 ◆鉄道立体化の推進
 ◆車内防犯カメラ設置の推進
 ◆自然災害への備えの強化

2.さらなるサービスの向上
 ◆東武アーバンパークライン新型車両80000系の製作
 ◆東上線9000系代替車両の設計
 ◆駅舎のリニューアル・橋上化

3.駅バリアフリー化の推進
 ◆ホーム柵整備の推進
 ◆ホーム柵以外の駅設備バリアフリー化の推進

4.新技術導入の推進
 ◆大師線における自動運転(GoA3)に向けた検証
 ◆施設保守・乗務員管理業務のDX化

5.環境負荷の低減
 ◆車上データの有効活用
 ◆電力回生インバータ装置導入の推進
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撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 757×684(42%表示)
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No.425 (Re:424) 【東武】1.安全・安心の持続的な提供
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2024-05-01 23:44:15
1.安全・安心の持続的な提供

◆鉄道立体化の推進
 踏切における渋滞や事故を抜本的に解消するとともに、高架下空間の活用等により都市の活性化や発展に寄与することを目的に、沿線4か所において鉄道の立体化を推進しています。

【とうきょうスカイツリー駅付近高架化】
 とうきょうスカイツリー駅付近(とうきょうスカイツリー〜曳舟駅間)では、墨田区が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2024年度は、引き続き下り線高架橋工事を推進します。この事業が完了すると1か所の踏切が廃止されます。

【春日部駅付近高架化】
 春日部駅付近(一ノ割〜北春日部駅間、八木崎〜藤の牛島駅間)では、埼玉県が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2024年度は、東武スカイツリーライン上り仮線切替え工事を実施するほか、下り仮線工事を推進します。この事業が完了すると10か所の踏切が廃止されます。

【大山駅付近高架化】
 大山駅付近 (下板橋〜中板橋駅間)では、東京都が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事について2022年度に施行協定を締結しました。2024年度は、引き続き工事着手に向け設計業務・準備工事などを推進します。この事業が完了すると8か所の踏切が廃止されます。

【清水公園〜梅郷駅間高架化】
 清水公園〜梅郷駅間では、千葉県が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2023年度は、野田市駅新駅舎の供用開始および2面4線化が完了しました。2024年度は、事業完了に向け高架下整備などを実施します

◆車内防犯カメラ設置の推進
 車内のセキュリティ向上とテロ防止を目的として、引き続き車内防犯カメラの設置を推進します。
 2024年度 設置車両:38編成
  8000系車両(東上線・越生線で運行)      1編成
 10000系車両(東武スカイツリーラインで運行) 14編成
 30000系車両(東上線で運行)          8編成
 50000系車両(東上線で運行)         13編成
 70000系車両(日比谷線直通車両)        2編成

◆自然災害への備えの強化
 地震や気候変動のリスクに強い鉄道を目指し、高架橋柱等耐震補強や法面補強などの防災対策工事を引き続き推進します。
 2024年度 高架橋柱等耐震補強※1
  東武スカイツリーライン  小菅〜五反野駅間・谷塚〜北越谷駅間
  東武アーバンパークライン 新鎌ケ谷〜船橋駅間
 2024年度 法面補強
  東武スカイツリーライン  北千住駅構内・小菅〜五反野駅間
  東上線 成増〜和光市駅間

 ※1 高架橋柱等耐震補強の対象約9,440本に対し約8,460本が完了
    (2023年度末進捗率約 90%)。

◆踏切の安全性向上
 踏切のさらなる安全性向上を図るため、踏切せん光灯については全方向に光る全方向型への更新を推進するほか、上部・下部2層の詳細な検知が可能な踏切支障報知装置の新設を進めます。また、カメラ映像をAI処理し支障物を解析する踏切道内滞留検知装置の新設を進めます。
 2024年度 全方向型踏切せん光灯への更新:50踏切
 2024年度 詳細な検知が可能な踏切支障報知装置の新設:4踏切
 2024年度 AIを活用した踏切道内滞留検知装置の新設:4踏切
 東武スカイツリーライン 北越谷〜大袋駅間・武里〜一ノ割駅間
 東上線 ときわ台〜上板橋駅間・鶴瀬〜ふじみ野駅間

◆線路保守用車両の更新
 線路設備の安全を確保していくため、線路保守用車両を更新します。
 2024年度更新車両
  バラストスイーパー 1台
  除草薬散布車    1台
  軌道モーターカー  2台
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画像サイズ: 825×1312(39%表示)
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No.426 (Re:424) 【東武】2.さらなるサービスの向上
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2024-05-01 23:44:49
2.さらなるサービスの向上

◆東武アーバンパークラインに新型車両80000系を導入
 東武アーバンパークラインに新型車両80000系を2025年春以降順次導入します。この車両は、「子育て世代に優しい車両」をコンセプトに、ベビーカーをご利用のお客様が車内で快適にお過ごしいただけるよう『たのしーと』を設定します。また、熱損失が少なく高効率な新型モータと、電力を効率的に運用できる車上バッテリシステムを搭載することで、使用電力量を削減し環境負荷低減を実現します。2024年度は5編成25両の車両製作を進めます

◆東上線で運行する9000系車両の代替更新
 東上線で運行する9000系車両については、新型車両への代替更新を計画しています。2024年度は新型車両の設計業務を実施します

◆駅舎のリニューアル
 駅をより便利で快適にご利用いただけるよう駅舎のリニューアル工事を引き続き推進します。
 2024年度 駅舎リニューアル:5駅
  東武スカイツリーライン  武里駅
  伊勢崎線         久喜駅
  日光線          新古河駅
  東武アーバンパークライン 江戸川台駅
  東上線          武蔵嵐山駅
 また、SLが走る観光路線である鬼怒川線の各駅については、レトロ調をコンセプトに統一的な駅施設の整備を進め更なる魅力の向上を図ります。

◆駅舎の橋上化
 東武アーバンパークライン初石駅については、流山市のご支援のもと駅舎の橋上化を推進しており、2023年度に施行協定を締結しました。2024年度は新駅舎整備工事を実施します。
 駅舎の橋上化に合わせ、バリアフリー化された東西自由通路の整備が実施され駅へのアクセス向上が図られます。
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画像サイズ: 775×910(41%表示)
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No.427 (Re:424) 【東武】3.駅バリアフリー化の推進
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2024-05-01 23:46:58
3.駅バリアフリー化の推進


「鉄道駅バリアフリー料金制度」の活用
 ホーム柵を含む駅設備のバリアフリー化を促進するため、国が創設した「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し、2023年3月より鉄道駅バリアフリー料金の収受を開始しました。収受した料金は全て駅バリアフリー設備の整備費等に充当しております。


◆ホーム柵(可動式・固定式)整備の推進
 ホーム柵(可動式・固定式)については、2035年度までの「鉄道駅バリアフリー料金制度」の届出整備期間においては「優先整備駅」を定め、東武スカイツリーライン(浅草・押上〜北春日部駅間)、東上線(池袋〜川越市駅間)、東武アーバンパークラインの全駅、伊勢崎線の乗換駅(久喜駅)に整備し、整備済みの駅を含め計85駅を整備します。

【ホーム柵(可動式)】
2024年度ホーム柵(可動式)整備駅:5駅
 東武スカイツリーライン
  小菅駅・梅島駅・草加駅(2・5番線)・蒲生駅・越谷駅(1・4番線)
2024年度ホーム柵(可動式)工事実施駅:8駅
 東武スカイツリーライン  西新井駅
 東武アーバンパークライン 高柳駅・新鎌ケ谷駅
 東上線          東武練馬駅・下赤塚駅・成増駅・ふじみ野駅・上福岡駅

【ホーム柵(固定式)およびホーム監視装置】※3
2024年度ホーム柵(固定式)整備駅:6駅
 東武アーバンパークライン
  豊春駅・江戸川台駅・増尾駅・逆井駅・六実駅・塚田駅
2024年度ホーム柵(固定式)工事実施駅:1駅
 東武アーバンパークライン 新船橋駅

※3 ホーム柵(固定式)整備駅には、順次、ホーム監視装置を設置します。ホーム監視装置は、お客様がホーム端部に近づくと注意喚起放送を流すとともに、列車や
駅に通報する装置で「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し整備します。
※4 2020年度に北千住駅5・6・7番線のホーム柵(可動式)を整備済み。
※5 2022年度に越谷駅2・3番線のホーム柵(可動式)を整備済み。
※6 2023年度に草加駅3・4番線のホーム柵(可動式)を整備済み。

◆ホーム柵(可動式・固定式)以外の駅設備バリアフリー化の推進
 2025年度までにご利用者数が3,000人/日以上の駅および自治体が策定するバリアフリー基本構想の生活関連施設に位置付けられた2 ,000人 /日以上の駅、計130駅(以下、バリアフリー対象駅)についてバリアフリー化を推進します。また、ホームと車両の段差・隙間縮小、トイレのリニューアル・洋式化等の推進や、既に各駅に整備されているバリアフリー設備の適切な維持管理・更新を行います。

【エレベーターの新設】
2024年度 工事実施駅:1駅
 東上線 朝霞台駅 (2025年度完成予定 )

【発車案内表示器の新設】
2024年度 整備駅:1駅
 東武アーバンパークライン 藤の牛島駅

【列車接近表示器の新設】
2024年度 整備駅:6駅
 越生線 一本松駅・西大家駅・川角駅・武州長瀬駅・東毛呂駅・越生駅

【バリアフリートイレの新設】
 2024年度 整備駅:1駅
  東武アーバンパークライン 北大宮駅

【駅トイレリニューアル(洋式化を含む)】
2024年度 整備駅:7駅
 東武スカイツリーライン  草加駅・姫宮駅
 日光線          杉戸高野台駅
 宇都宮線         安塚駅
 東武アーバンパークライン 北大宮駅・豊四季駅・六実駅

【内方線付き点状ブロックの整備(JIS対応化含む)】
 バリアフリー対象駅においてホーム端部に内方線付き点状ブロックを設置していきます。また、設置済の駅については、JIS規格の内方線付き点状ブロックへの改修を推進していきます。
2024年度整備・改修駅:13駅
 東武スカイツリーライン  北春日部駅
 亀戸線          小村井駅
 大師線          大師前駅
 東武アーバンパークライン 大宮駅
 東上線 池袋駅・北池袋駅・下板橋駅・朝霞台駅・つきのわ駅・武蔵嵐山駅・小川町駅・寄居駅
 越生線          川角駅

【誘導用ブロックの JIS対応化】
 バリアフリー対象駅全駅に誘導用ブロックを設置しており、引き続き JIS規格の誘導用ブロックへの改修を推進していきます。

2024年度改修駅:18駅
 東武スカイツリーライン  鐘ケ淵駅・堀切駅・越谷駅・一ノ割駅・北春日部駅・姫宮駅
 伊勢崎線         花崎駅
 亀戸線          東あずま駅
 日光線          栗橋駅
 宇都宮線         東武宇都宮駅
 東武アーバンパークライン 豊春駅・鎌ケ谷駅東上線北池袋駅・下板橋駅・下赤塚駅・小川町駅・寄居駅
 越生線          川角駅

【ホームと車両乗降口の段差・隙間縮小】
 ホームの先端部を改修しホームと車両乗降口の段差・隙間の縮小を推進していきます。
2024年度段差・隙間縮小駅:7駅
 東武スカイツリーライン
  北千住駅(5・6・7番線)・小菅駅(1・2番線)・梅島駅(1・2番線)・草加駅(2・5番線)・蒲生駅(1・2番線)・越谷駅(1・4番線)
 東上線 和光市駅(1・4番線)
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画像サイズ: 1241×1754(26%表示)
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No.428 (Re:424) 【東武】4.新技術導入の推進
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2024-05-01 23:47:27
4.新技術導入の推進

◆大師線における自動運転 (GoA3)に向けた検証
 大師線において自動運転(GoA3)実現に向けた検証を進めています。2024年度は、引き続き前方障害物検知システム・地上センサの検証を行うとともに、車両および自動運転システムと保安設備の設計検討業務を実施します

◆施設保守業務のDX化の推進
【施設状態監視システム】

 列車に搭載したモニタリング装置により線路や電車線の状態を検測・監視する「施設状態監視システム」の導入を推進します。これにより、施設の状態をより精緻に把握・管理することで、安全性の向上が図られます。2024年度は、引き続き検測・モニタリング装置の製作を行うとともに、車両への搭載工事を実施します

【施設データ管理システム】
 線路や電気施設の保守点検業務にタブレット端末を導入、検査および施設データを電子化し、検査計画や実績、補修や予備品を一元管理する「施設データ管理システム」の導入を推進します。2024年度は、引き続き導入に向けたシステムの構築工事を実施します

◆乗務員管理業務のDX化の推進
 乗務員の体調確認、乗務前後の点呼、乗務員への教育指導などにタブレット端末を導入し実施状況を一元管理する「点呼・教育システム」の導入を推進します。2024年度は導入に向けたシステム構築工事を進めるほか、システムの稼働試験を実施します

◆AIを活用したお客様案内の実証実験
 お客様によりきめ細やかなご案内サービスを提供するために、お客様から多く寄せられる質問を学習させたAIを活用した案内設備を一部の駅改札口に導入する実証実験を2024年度より実施します
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画像サイズ: 752×308(43%表示)
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No.429 (Re:424) 【東武】5.環境負荷の低減
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2024-05-01 23:47:59
5.環境負荷の低減

◆車上データの有効活用
 走行中の車両の乗車率や車内温度、走行パターンなどのデータを把握し分析するシステム「Remote」を2021年度から導入しています。これにより、さらなる安定運行の確保や輸送サービスの向上、省エネ運転の推進を図ります。2024年度は、新型車両80000系(東武アーバンパークラインで運行予定)のほか、500系車両(特急リバティ)、50000系車両(東武スカイツリーライン、東上線で運行)への導入を拡大します

◆電力回生インバータ装置導入の推進
 電車がブレーキを使用した際に発生する回生電力を有効活用するために「電力回生インバータ装置」の導入を推進しています。本装置は、余剰回生電力を直流電力から交流電力に変換し、駅等の電源として用いることで電力使用量の削減を図るものです。2024年度は、板橋変電所、森林公園変電所の運用開始に向け工事を進めます

                                 以 上
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画像サイズ: 566×530(57%表示)