阪神電気鉄道(@Press) 2024-05-24 16:00:00 |
六甲山観光株式会社(本社:神戸市灘区 社長:寺西公彦)は、2024年8月24日(土)から11月24日(日)まで神戸・六甲山上を舞台に現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」を開催します。
この度、本芸術祭の国際展化に向け、カンボジアのクゥワイ・サムナンと、インドネシアのWaft Lab(ワフラボ)を招待アーティストとして招聘することが決定しました。 近年、現代アートファンや美術関係者の間でアジアへの関心が高まり、とりわけ東南アジア諸国のアーティストの動向とその作品に注目が集まっています。国際都市神戸で開催される神戸六甲ミーツ・アートは今後海外に目を向けるその一歩としてカンボジアとインドネシアの気鋭の若手アーティストを招聘します。 クゥワイ・サムナンは、出身国であるカンボジアの社会的な問題を主なテーマとして、現地に足を運び綿密に調査を重ね、軽快かつユーモラスに作品へ落とし込みます。本芸術祭では3点の映像作品の公開を予定しています。また、Waft Lab(ワフラボ)は、本芸術祭のために新作を制作します。六甲山付近の廃棄品やリサイクル状況などを調査し、野外インスタレーション作品を制作予定です。 「神戸六甲ミーツ・アート」は、今後も広く世界に向けて芸術祭を成長させていきたいと考えています。 ※本展の詳しい開催概要は《神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond開催概要》をご参照ください。 画像1: <東南アジアへの注目> 欧米を中心とした美術史の流れの中でさまざまな表現が生み出されてきた現代アートですが、今アートマーケットの活発な動きが見られるアジアに関心が寄せられています。香港やシンガポールを軸にしたマーケットの動きに呼応するかのように、アジア各地の若いアーティストによって欧米の視点とは異なる文脈の表現が発表され注目されるようになりました。そこには新興国の活力や一方で社会矛盾の提起などが織り込まれ私たちに大きな示唆を与えています。 【プロフィール】 クゥワイ・サムナン 画像2: 1982 年カンボジア生まれ。 2006 年プノンペンの王立芸術大学を卒業。 カンボジアで最も重要なアーティストの一人であるクゥワイ・サムナンは、作品制作においてカンボジアの深刻な社会的問題について、現地で時間をかけて徹底的に調査、ヒアリングを重ねます。そして歴史に対して新たな解釈を示しつつ、土着な素材を用いた立体、インスタレーション、ビデオアート、自らの身体を用いたパフォーマンスなど、様々な方法で皮肉に、軽快に、ユーモラスに多層な意味を込めて表します。 公式HP : https://www.khvaysamnang.com/ TOMIO KOYAMA GALLERY : http://tomiokoyamagallery.com/artists/khvaysamnang/ 2015年ジュ・ド・ポーム国立美術館、CAPCボルドー現代美術館、2018年ハウス・デア・クンストでの個展、2017年、2022年(Sa Sa Art Projects のメンバーとして)のドクメンタなど、世界各地で様々な展覧会に参加しています。 ■主な展覧会歴 2021年 個展「Khvay Samnang: Calling for Rain」Tramway(スコットランド) 2019年 個展「Capsule: 10 Khvay Samnang」Haus der Kunst(ドイツ) 2017年 グループ展「documenta 14」EMST(ギリシャ)、Ottoneum(ドイツ) 【代表作品】 画像3: 【クゥワイ・サムナンからのメッセージ】 3点の映像作品を出展でき嬉しく思います。 「Air」は福島原発事故を受けて制作しました。「Enjoy My Sand」は、パフォーマンスにユーモアと不条理を取り入れました。カンボジアの砂がシンガポールの海岸線のために輸送されていたという、土地と資源管理の政治的、経済的影響を表しています。「Calling for Rain」は叙事詩「ラーマーヤナ」から思いついた作品で、3人の登場人物は猿が森、魚は水、ドラゴンは火を象徴しています。今回の3作は自然界4つのエレメント「空気」「土」「水」「火」を表します。これらがなければ、世界は理想的できちんとした、あるがままのやり方で機能できないのです。 【プロフィール】 画像4: Waft Lab(ワフラボ) インドネシアのスラバヤを拠点とするWaft Labは、アート、サブカルチャー、サイエンス、テクノロジーを包括したDIY精神を原動力とし、領域横断な実践を行うグループです。2011年以来、Waft Labはワークショップ、ディスカッション、展覧会、フェスティバルなど様々な活動を開催し、斬新なアイデアの育成と持続可能なコレクティブのネットワーク確立を目的としています。産業的な景観と大量の廃棄物で知られるインドネシアの大都市のひとつスラバヤで活動するWaft Labは、この象徴的な生活環境をクリエイティブなプロセスに取り入れています。 会場では、会期前と会期中にWaft Labの真髄といえるDIY精神に触れることができるワークショップを複数回実施し、参加者によるワークショップ成果も同会場に展開します。 知識体験の共有と他者との協働に重きを置くWaft Labが、六甲山の環境や来場者とどのようなコラボレーションを育んでいくのか、ぜひご注目ください。 公式HP : https://waft-lab.com/ ■主な展覧会歴 2023年 芸術祭「Wonderfruit Festival」(タイ) 2023年 芸術祭「Pekan Kebudayaan Nasional」(インドネシア) 2020年 グループ展「開かれた可能性ーーノンリニアな未来の想像と創造」NTT インターコミュニケーション・センター [ICC](東京) 【代表作品】 画像5: 【ワフラボからのメッセージ】 アート、文化、自然が見事に融合した芸術祭に参加でき、嬉しく思います。 このような機会は、私たちにとって非常に重要です。 地域社会における環境問題への取り組みにどのように貢献できるのか?地元の知恵から何を学び、発展させることができるのか?どのようにすれば、現地の人々の心に響く、そして人々を巻き込む作品を作ることができるのか?私たちは山、人々、文化の豊かな相互作用を掘り下げたいと思っています。 《神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond開催概要》 【会期】 2024年8月24日(土)〜11月24日(日) 【会場】 ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、トレイルエリア、風の教会エリア、六甲ガーデンテラスエリア、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)、六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル) ※ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、トレイルエリア(一部会場)、風の教会エリアは有料会場 関連イベント[ひかりの森〜夜の芸術散歩〜] 【会期】 2024年9月21日(土)〜11月24日(日)の土日祝の夜間 【会場】 ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園 【料金】 大人=中学生以上、小人=4歳〜小学生 3歳以下無料 画像6: ※上記に大人+800円、小人+400円で「シダレミュージアム」に割引入場できるセット券も販売。 主催:六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社 総合ディレクター:高見澤清隆 特別助成・協賛:神戸市、阪急阪神ホールディングス株式会社 ■2024年の取り組みの4つの柱 神戸六甲ミーツ・アート2024 beyondでは、昨年に引き続き以下の取り組みに注力します。 出展アーティストの充実 画像7: 過去最多となる招待・公募を合わせた60組以上のアーティストの参加を予定しています。国内外から幅広い視点で活動しているアーティストの作品をご紹介します。また、公募作品の募集条件を向上し、より優れた作品を募集・展示します。 芸術祭の象徴となる拠点エリアの充実 2023年にROKKO森の音ミュージアムに新設した野外アートゾーンをさらに拡充し、会期外でも四季を通じてアート作品を鑑賞できる場を充実させます。 トレイルエリアの充実 山中の散策路沿いに作品を展示するトレイルエリアをさらに広げ、アート鑑賞の楽しさとともに六甲山の新たな魅力を発掘します。 こどもたちがアートに触れ合える機会の創出 ワークショップ等を通じて自然の中で子どもたちが現代アートに触れられる機会を増やし、次世代の文化芸術の担い手や支え手を育てていきます。 六甲山ポータルサイト https://www.rokkosan.com/ リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/7dd4f57dcd0299aea3ecffe978a35127349f311f.pdf 発行元:阪急阪神ホールディングス 大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press |
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