ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2008-09-28 18:57:48 |
米坂線は、米沢から今泉までのどこかの駅で下りて、対抗してくる車両を写そうと考えていました。 ひとつ目の南米沢では結構気持ちが動いたものの、ちょっと物足りなくて下車はやめます。続く西米沢は、なかなか雰囲気の良い駅で、周囲も撮影しやすそうということで、ここで下車してみました。 かつては交換駅であったことがわかる構内配置で、下りホームだったと思われる対抗ホームも草に埋もれながらも存在します。ただし、線路は棒線でポイントはありません。 駅舎は簡素な国鉄時代のものでしたが、実に整備と清掃が行き届いています。待合室はきれいで、トイレも純和風ながらしっかりと清掃されていることが判り、実に好感が持てました。無人駅でありながらも、ここまで整備されているところは珍しいのではないでしょうか。おかげで、気持ちよく涼みながら待合室で買ってきた弁当を食べられます。ゴミはもちろん、持ち帰ります。 駅前に出てみると、大層広い駅前広場があり、自転車が伸びやかに停められています。大きな木も駅舎の前に3本生えていて、駅前広場端の木立の下には素朴な木造の自転車置き場もあります。かつてはさぞ賑わったであろうことが予想できる駅です。 そうこうしているうちに対向列車がやってくる時刻になり、ホーム端で望遠レンズを構えます。元交換駅のため、ホーム直前に軽いSカーブがあります。元はポイントを割ってホームに侵入していたコースでしょう。そのおかげて、ホームにいながらにして、さも列車が駅間を走っているような構図を撮れるのがラッキーです。やってきた列車の先頭は、タラコ色に戻されたキハ40。無事に撮影したら、列車に乗り込んで、一旦、米沢駅に戻ります。 さきほど、米沢駅では大急ぎでの乗換になったため、構内にたむろしていた国鉄型気動車達を撮影していないのです。国鉄色のキハ28・58に、塗装変更されたもののキハ52、それに乗ってきたタラコ色のキハ40と、国鉄型車両ばかり。こんな光景が見られるのもあとわずかでしょう、きっと。 ユニークな外観の米沢駅もカメラに収めて、再度、米沢線の列車に乗り込み、今度は山形鉄道との接続駅である今泉駅を目指します。 伊藤 博康 |
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