【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.130 (Re:99)【立山黒部】黒部峡谷鉄道〜アルペンルートの旅 -3
横山 靖 (wynh2788) 2008-10-10 00:16:10
少々間隔が開いてしまいましたm(__)m

 9/13のメインイベントは黒部峡谷鉄道乗車ですが、相方がどうしても1両しかないパノラマ客車に乗りたいというので、欅平までは宇奈月8:17発列車のパノラマ客車を事前に予約し、欅平〜鐘釣・鐘釣〜宇奈月は当日の様子を見て決める事にしていました。

 7:30過ぎに宇奈月駅へ行きましたが、この時間でもう団体がやってきました。たぶん宇奈月温泉泊だったのでしょうけど、私だったら宿舎発がこんなに早いと落ち着かないです。

 宇奈月発車の頃はまた雨が降ってきまして、外気温も低かったので、パノラマ客車にして正解でした。相方も写真を撮りたいとの事だったので、景色が良いと言われている進行方向に向かって右側の一人掛けの座席を確保し、欅平へと向かいました。

 黒部川沿いの山間をぬうように走って行きますが、思ったより速く感じました。車両が小さく山や川がせまっているのもあるでしょうか。

 電源開発のために設置された路線だけに、発電所等への引き込み線などが目を引きます。

 欅平まで雨は降り続き写真撮影もほとんど出来ませんでしたが、かえって景色をよく見る事ができたかもしれません。

 欅平に到着後すぐに鐘釣までの上り列車の予約しました。けっこう余裕を持たせた時刻(13:10発)を窓口で告げると「温泉に入っても時間が余る」というような案内されましたが、それで良しと言う事で整理券を発行してもらいました。鐘釣までの乗客は1号車へ乗る事になりますが、よく考えると、その車両を鐘釣からの乗客に使えるんですね。

 猿飛峡まで往復し、欅平温泉で早めの昼食にしました。全体的に極端なアップダウンは多くないと思うのですが、日頃運動不足の体には少々堪えます(^^;

その後名剣温泉付近まで散策して欅平駅に戻りましたが、その頃には晴れ間も出てきました(^^) 傘をささないで歩けるのは楽で良いです。

 12:30過ぎに駅に戻りましたが、観光客で賑わっていました。上り列車の予約状況を見ると、満席表示が多くなっています。工事関係者用列車の時刻もありましたので、乗客が多くて一般にも利用可としたのでしょうか。

 鐘釣までは普通客車に乗ります。先にも書いたとおり1駅利用の乗客は1号車に集められますが、我々を含めて5名程度の乗車で、各々好きな場所へ着席できました。

 陽が差してきたので外の風にあたりながら走るのは気持良いです。目の前に迫ってくる風景も圧巻でトロッコ車両にして良かったです。でもさすがにトンネルに入ると寒いですね。

 鐘釣は欅平よりも団体客でごったがえしているように見えました。構内・周辺が狭いのもあるかもしれませんが、最近は欅平まで行かず、ここで折り返して時間を稼ぐ団体も増えているそうで、対向列車から降りて来た方々もほとんどがそのように見受けられました。

 ここは黒部川にある万年雪が有名ですが、8月中旬の増水で流出してしまい、その姿を見る事はできませんでした。自然現象なのでしょうがないのですが、ちょっと残念です。でも事前にその情報を入手していたので、今回は鐘釣駅名物になっているスイッチバックの観察をメインにしました。

 それにしてもこの辺りはどこも団体だらけで往生しました。河原露天風呂にも行きましたが、ここにも団体がどっと押し寄せてきて、階段を上がる時もすれ違いで2〜3分程度待ちになったりもしました(__;

 乗車予定1本前の列車到着時に改札前に並ぶと、2名空きがあるという事なので急いで乗る事に。位置も車端部で座り方を工夫すると荷物を置くスペースもできて、なかなか良い場所でした(^^)v

 宇奈月着が16時前でしたが、交換した列車はどれも満員です。でもこんな時間に行っても滞在できる時間はほとんど無いと思うのですが、どうなんでしょう。トロッコ列車乗車が目的にしても慌ただしいですし…

 予定よりも早い宇奈月着でしたので、山彦橋とやまびこ展望台で新山彦橋を渡る列車を撮影して宿舎へ向かったのでした。

 17時近くになっても駅前の駐車場は観光バスが一杯で、団体の多さを実感した一日でした。


          横山 靖

鐘釣名物? ホーム一杯に停車・客扱いをした列車は、対向到着後→分岐器まで後退→発車していきました。 撮影日: 2008年09月13日
撮影場所: 黒部峡谷鉄道 鐘釣駅近く
キャプション: 鐘釣名物? ホーム一杯に停車・客扱いをした列車は、対向到着後→分岐器まで後退→発車していきました。
画像サイズ: 250×862(原寸表示)