【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.120【呉線】快速「瀬戸内マリンビュー」に乗りました
佐藤 邦昭(pndu3792) 2008-10-05 20:36:08
 快速「瀬戸内マリンビュー」は呉線の観光列車として走っています。広島−三原間を1往復、呉−三原間を1往復していますが、車両が1編成しかなく検査の時は運休します。9月27日に三原→呉間に乗りました。列車は2両編成で、1号車が指定席、2号車が自由席でした。
 私が乗った「瀬戸内マリンビュー2号」は定期列車を運休して走りますから、自由席はかなりの乗車で、それに比べて指定席はガラガラでした。
 指定席の1号車には車内販売カウンターがあり、飲み物やお菓子等の販売があります。弁当などの食事類はありませんでした。ここで飲み物を注文しますと席まで運んできてくれました。いつもそうなのか、乗客が少なかった為かはわかりません。

 高架の三原駅にはホーム、コンコースに売店が見あたらず、途中下車して構内の店に行く事になりました。ホームにそば屋さんがあるのに後で気付きました。
 三原駅を出発すると、沼田川を渡り、瀬戸内海が見えてきます。特に安芸幸崎駅を過ぎると海のすぐ横を走ります。天気が良くて、海が穏やかでしたので、得をしたような気がします。時々、車内放送で観光案内もあります。
 安芸川尻駅を過ぎますと安芸灘大橋が見えます。
 広駅は構内が少し広くて、広島からここで折り返す電車が多いです。「瀬戸内マリンビュー2号」はここから快速運転になりますが、安芸阿賀駅では行き違いの運転停車をしますから、各駅停車とあまり変わりません。
 定刻通り呉駅に到着して、「瀬戸内マリンビュー2号」の旅は終わりました。
 
 せっかくですから、広島駅まで続けます。呉駅からは快速「安芸路ライナー」で山陽本線の天神川駅まで行きます。
 呉駅で途中下車しましたので、1本後になり、14:45発の快速は103系の3両編成でした。呉駅から海田市駅までは戦前に複線化工事が着工されたものの中止されて完成したトンネルは放棄されていましたが、電化の際に改修して利用し、従来の線路が廃線になりました。現在でも廃トンネルを含め跡がかなり残っています。この区間も海沿いですから、きれいな景色を楽しめます。
 海田市駅を通過して山陽本線に入り、最初の停車駅は天神川駅です。ここで降りたのは降りた事が無かったからで、JR貨物の瀬野八後押し用機関車EF67が休んでいました。
 次の電車は15:29発の岩国行で、これに乗り広島で下車しました。

 呉線を乗り通したのは急行「音戸1号」が最初でした。最後は新幹線博多開業前の急行「安芸」でしたから35年近く前になります。その頃の「安芸」は153系電車で、普通列車は80型や73型の旧型国電でした。走っている車両は変わりましたが、海沿いの美しい風景は今も残っています。たまにはのんびり行くのも良いものです。

 福山市 佐藤邦昭
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呉線の快速「瀬戸内マリンビュー2号」 キハ47 7001 撮影日: 2008年09月27日
撮影場所: JR西日本 三原駅
キャプション: 呉線の快速「瀬戸内マリンビュー2号」 キハ47 7001
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