【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.205 (Re:203)【いい夫婦パス】子連れテーマパーク旅3
牛乳たか(sfzm9381) 2008-11-11 00:24:25
〜北斗星の夜〜
●寝台特急北斗星 札幌17:12−
コインロッカーから荷物を出して、お弁当も購入済み、ホームは「北斗星」を待つ人がかなり見られます。子供を連れた人も、フルムーン?という感じの方も、意外と若い人も多いなという感じ。私たちの指定された個室2号車に移動します。
北斗星は誕生20年。超豪華寝台特急と呼ばれた車両も、ちょっと古くなった感じは否めません。リニューアル改造は受けていますが、ところどころシートがすり切れていたりスイッチの調子が悪かったりします。
それでも人気列車には変わらず、ほとんどの個室が埋まっているようです。この時期「カシオペア」が運休なこともあるんでしょうね。できればこの時期北斗星の臨時便としてカシオペアのダイヤで運行してほしいなと思うのですが。
食堂車へ行きシャワーカードを購入します。ふと見ると「Suica使えます」の小旗が、北斗星の食堂車は「日本レストランエンタプライズ」の経営なんですね。まだSuicaの使えない北海道内で唯一Suicaが使える場所になっているのではないでしょうか。さっと携帯を取り出して「モバイルSuica」で支払いを希望すると、こともなげにシャワーカード2枚620円が引き去られました。
列車はゆっくり動きだします。もう11月、この時間でもすっかり暗くなった札幌の街を列車は進んでいきます。いつもは列車の外から見送るのが、今日は列車の窓から街を眺める。これだけで気分がいいものです。
今回取った個室デュエットは上下2室、曲面窓から高い視点で見ることができる上段と、立つ場所が多い下段、どちらも一長一短がありますが、今回はどちらも体験できます。子供たちはどちらの部屋にするか揉めています。普通2階を選びたいですよね。今回の旅行では行き帰りで北斗星を利用するので、行きと帰りで上下段を入れ替えるということで話はまとまりました。ただ、子供の寝相を考えると柵があるとはいえちょっと上段は不安かもしれません。
車掌さんがきっぷを確認しに来たらお弁当を食べにロビー室へ行きましょう。個室の利点は鍵がかかることで、デュエットはテンキーによる暗証番号ロックでした。普通のシリンダーキーの客車もあるようですし、私が以前乗ったときはカードキーのこともありましたが、物理的な物のやりとりのないテンキーは気楽でいいかもしれません。
通路を移動するのも個室車は気が楽です。開放型寝台の通路をうろうろするのはやはり気を遣います。北斗星は開放型寝台が車端に固められているので、まず解放寝台の通路を歩くことはありません。ロビー室は先客がいましたが、上品なおばさまグループ。横に陣取らせていただきお弁当を食します。北斗星といったら食堂車でのディナーを味わいたいところですが、子供たちを連れて行くのは抵抗がありますし、これは今後の楽しみですね。
ロビー室にはシャワーもあり、先ほど買ったシャワーカードを利用します。時間をちょうど子供たちの就寝時刻に合わせておきましたので、家族で2室使用します。大人一人と子供を浴びさせるには時間が気になるところでしたが充分です。毎回利用するときに6分で大丈夫だろうか?と思うのですがいつも杞憂に終わります。考え抜いた時間が6分なんでしょうね。子供たち、まさか列車内でシャワーを浴びれるとは思っていなかったでしょうね。初めての体験がいっぱいある今回の旅行です。そりゃ興奮してなかなか寝付けないでしょう。
個室の電気を消して、流れる景色を見る。これが個室の醍醐味。どこでも眠れる私は一足早く就寝。

〜新幹線初体験と鉄道博物館〜
●寝台特急北斗星 −郡山06:38
目覚めると朝日が迎えてくれました。旅の二日目もお天気が良さそうです。時々前後に揺れがあるものの私自身はよく眠れました。残念ながら妻はあまり寝れなかったようですが。子供たちは元気、車内放送はそろそろ郡山に着くことを知らせています。
郡山で下車すると少しひんやりした空気が包んでいます。なぜこんな中途半端な場所で降りるのかと言えば、新幹線に乗り換えるからです。意外と下車があり、新幹線ホームに向かう人もいますから、この乗り継ぎは認知されているのでしょうね。北海道側は特急から北斗星にうまく乗り継げないので、時間短縮は無理なのですが、本州側は新幹線に乗り継ぐことで1時間以上東京着が早くなります。

●やまびこ202号 郡山06:51−大宮07:59
新幹線乗り換え改札に「いい夫婦パス」を投入。本州上陸の証とばかりに券面に赤い入場記録が表示されました。ホームにあがれば結構人がいます。16両編成の「はやて・こまち」車両ですのでそれほど心配していませんが、「はやて車両側」自由席に並びます。
列車が入ってくると歓声が「はやてだぁ」。子供はテレビの影響もあって新幹線をよく知っています。種類が増えた新幹線車両はなかなか大人の目には見分けが付かないこともあるのですが、子供たちよく知っています。
デッキに大きな荷物置き場があるのは東北新幹線車両の利点ですね。子供たちと妻はそろって3人掛け席に、私は2人掛け席に空席を見つけて着席。子供たちは窓から見る景色が普通の電車より速いのに気がついているのでしょうか。お母さんは撃沈中。揺れの少ない新幹線の乗り心地を楽しめたでしょうか。ただ、意外と空調音がうるさいのが気になります。たまたまなのかもしれませんが。
列車は大宮駅に到着。子供たち「こまち」との連結部分を見ると先へ急ぎます「走っちゃだめだよ!」でも気持ちはわかりますけどね。

●大宮駅で朝食を
大宮駅ではまずやらなければならないこと。Viewアルッテを探します。探すほどでもなく見つかってsuicaにチャージです。私の持っているビックカメラsuicaカードはビックカメラのポイントをsuicaに移行できますので、貯めておいたポイントを移行手続きしていたのです。北海道では手続きができないので、本州へ来たときだけの特典になります。今回はちょっとした旅行貯金みたいな使い方ですね。フルチャージされたSuica、この後も至る所で活用されます。
早速見つけたsuica専用ロッカーに荷物を入れ、駅構内の喫茶店で朝食です。サンドイッチとコーヒーという軽めの朝食。もちろん支払いはSuicaです。

●埼玉新都市交通 大宮08:50−鉄道博物館08:52
Suicaで子供のきっぷのみ買って、お父さんとお母さんはSuica、ニューシャトルに1駅だけ乗車です。鉄道博物館は混み合うことが予想されましたので早めに行こうという判断なのです。ニューシャトルはビルを縫うようにして新幹線の高架脇を走ります。「タイヤなんだねぇ」さすが子供目の付け所が早い。「携帯で乗るの?やってみたい」子供は貪欲ですね。あっという間のニューシャトル体験です。

牛乳たか・サカモト
子供はしゃいでも、個室はちょっと安心。。。 撮影日: 2008年11月01日
撮影場所: 北斗星車内
キャプション: 子供はしゃいでも、個室はちょっと安心。。。
画像サイズ: 640×480(50%表示)
やまびこ202号 撮影日: 2008年11月02日
撮影場所: 郡山駅
キャプション: やまびこ202号
画像サイズ: 640×480(50%表示)