牛乳たか(sfzm9381) 2008-11-11 00:01:53 |
列車はゆっくりと札幌駅のホームに滑り込みました。これで旅行もおしまい。「またいつかゆっくり旅行ができたらいいね」という家族の声があるからがんばれるお父さんには午後から普段通りの仕事が待っています。思ったより疲れてはいないものの旅行終了の喪失感を引きずって会社への道を歩いていくのです。 〜旅行の計画〜 今回の旅行の計画は半年前からはじまりました。 我が家の三兄弟、4歳、6歳、8歳テレビなどでいろいろな影響を受ける世代です。最近地上波では乏しくなった子供向け番組はCS(通信衛星)を使った衛星テレビ局に多く移行しています。少し前までは「きかんしゃトーマス」はフジテレビ721で、「アンパンマン」は日テレプラスで等々、そしてこれら子供向け番組では首都圏にあるテーマパークを取り上げることが多く、子供たちからぜひ行きたいとせがまれていたのもあります。今回はもう少し大きくなったら年齢的に行きにくいこれらのテーマパークに行こうと考えました。 ここ最近は割引航空券や宿の早期予約割引の関係もあり、早く計画するのが吉です。宿は半年前でも遅いくらい。まずは大まかな日程を考えます。お父さんが休みを取りやすいのは秋から冬にかけて。ここで連休のある11月初旬を目安にします。 家族が増えるとなかなか旅行に行くことが難しくなります。最近は航空機の割引チケットも幅が出てきて時期や便を選べば格安に移動できますが、子供についても同じ運賃が適用されますので、席を利用する子供が増えることはそのまま旅行費用の大幅なアップにつながります。もちろん現地での食費も考えなければいけません。私は北海道在住ですから首都圏への移動は限られた手段になります。また、幾ら安いとはいえ時間のかかりすぎる行程も難しいです。また馬鹿にできないのが目的地周辺での移動。2日3日となれば、地下鉄のフリーきっぷ代金だって結構な金額になります。 以前から目をつけていたきっぷがあります。「いい夫婦パス」というJR北海道が世に贈るスーパーバリューなきっぷです。5日間夫婦二人がJR北海道とJR東日本の特急、新幹線が乗り放題になるもので、2人で49,800円。これなら目的地での移動もJR利用分なら不要です。そしてなによりうれしいのが「いい夫婦パスこどもオプション券」の存在。1人9,800円という大人半額より安い金額で追加できるのです。しかし、このきっぷには発売時期があり、2008年は6月で終了しています。11月に再度発売されているかはこの時期わかりませんでしたので、このきっぷを前提に、しかし航空機や他のきっぷでも代替可能な日程を組みます。宿での宿泊を11月2日と11月3日に設定し、必要に応じて宿を追加することにしました。 〜チケットの手配〜 インターネットで宿が手配できるようになってから、値段や場所、設備にあわせた検索ができ、便利になりました。11月とはいえ連休中ですし、5人家族が宿泊できる部屋というのはなかなか存在しないのです。5月29日に取りましたが、既に埋まっている部屋もあり、旅行の予定を早く立てる人は多いのでしょうね。取りあえず宿が取れて第一段階完了です。 鉄道のチケットは1ヶ月前の発売。それ以前に今回利用予定の「いい夫婦パス」の販売予告すら出ていませんからやきもきしていたのです。無事JR北海道のサイトに「いい夫婦パス」の発売予告が出たのが9月25日。これですべての予定が決定しました。早速我が家最寄りの新琴似駅にきっぷの手配を申し込みます。 今回の行程の肝になるのがこの切符の発売と、北斗星のデュエットの予約です。「いい夫婦パス」は夫婦ふたりで北斗星の2人用B寝台個室「デュエット」を利用可能なのですが、「いい夫婦パスこどもオプション券」を2枚購入するともう一室「デュエット」を利用できるのです。利用できるのはいいのですが、連休初日ですし、北斗星も減便で席数が減っているため、なかなか取れないという話はよく聞いています。駅の端末だけでなく、他駅や指定席センターの端末でもたたいていただいたようで、最初の段階では開放型B寝台しか取れなかったようですが、最終的には並びの個室2室が予約できました。 これで事前準備完了。出発を待つばかりです。 牛乳たか・サカモト |