【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.220【山陰】隠岐へ行ってきました
柾岡 淳夫(dtft2462) 2008-11-16 21:23:45
みなさん、こんにちは。

「国盗り」が主目的で、1泊で隠岐へ行ってきました。目的が目的だけに、飛行機でとんぼ返り…などという方法でも良かったのですが、さすがに未踏の地でしたので、少しでも雰囲気を味わいたかったこともあって、1泊してどこかを見てこようということでした。

さすがに鉄分まるでなしの島ですので、この掲示板にはまず登場しそうもないところですが、そこは旅人が旅人だけに…

今回は往復とも伊丹〜隠岐の直行便です。1泊となるとどうしても空港のある島後(どうご)だけという行程になってしまいます。なにしろ1泊での滞在時間はほぼ24時間で、島後〜島前(どうぜん)間の移動は便数が限られますので、島前に渡ったとしても翌朝すぐに島後に戻るという行程になってしまいます。ということで今回は島後の「隠岐の島町」内だけを簡単に巡りました。

到着した日は、隠岐の中心「西郷」の港周辺を散策しました。島後のバス便は西郷の営業所中心の運行なんですが、意外に便数がありません。隠岐病院からの循環バスもありますが、右回り1日2便、左回り1日3便です。

実は西郷から西に2kmほどのところにある「玉若酢命神社」へ行こうと思ったのですけれど、バスの便が非常に少なくこの日は断念。神社だけでなく、隣にある「駅鈴」を見たかったのです。これはかつての官製はがきの「料額印面」の図柄としても使われていたものといえば思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。

夕食は地元のスーパーで調達して宿でいただきました。隠岐はさすがに島ですので、地元の魚です。地物のハマチの刺身がこの夜のメインです。

宿にチェックインします。元々ルームチャージのツインシングルユースで予約していたのですけれど、宿の都合でデラックスツインにアップグレードされました。なにがデラックスなのかといえば、「港が見える側」だったのと窓側がリビングコーナーになっていたということでした。たしかにこれだと快適です。

夕食も手配してしまったので出かけずに過ごしました。

翌朝は8時の五箇方面行きのバスに乗るつもりでした。これなら隠岐一ノ宮の「水若酢神社」と「隠岐郷土館」などを見てから西郷に戻り、レンタサイクルで「駅鈴」などを見てから西郷に戻って昼食後に空港へ…という行程が組めたからなんですが、朝起きたら8時回ってました(^^;

仕方がないので9時半にチェックアウト。宿の前の喫茶店でモーニングサービスの後10時25発の五箇支所行きで水若酢神社へ向かいました。折り返し持ち時間は30分とあわただしかったのですが、参拝の後「隠岐郷土館」へ。ここはかつての隠岐郡役所の建物をそのまま使った資料館で、内部の展示以外にも建物そのものも味わいがありました。

展示物は鉱物や歴史、民俗関係と、各地の「歴史民族資料館」と似たような展示でしたが、ひとつ特色的だったのが「竹島関連」の展示でした。「竹島」ってこの隠岐の島町…旧五箇村…に属する島なんですね。時間の関係でじっくりは見られませんでしたし、「ビデオがある」という係りの方の案内も丁重に辞退させていただいたのですが、レンタカーなどで回るなら見ておきたかったです。

西郷へ戻ったら昼食時間程度しか余裕がなく、「駅鈴」は断念。夜は居酒屋になる定食屋で日替わり定食の昼食です。「日替わり」とはいえ、「今日はお刺身」ということでしたから迷わずそれにしました。他にも「うに丼」や「ばくだん定食」などのメニューがあったのですが…

「ばくだん」ってどうやら岩のりのおにぎり…大きなやつ…のようです。これも郷土の名物のようなんですけれど。

飛行機で伊丹へ戻ります。飛行時間45分。時間的距離は意外に近い隠岐なんですが、次に行く機会が果たしてあるのでしょうか??でも、観光地めぐりというよりも島の暮らしを味わうにはいいところかもしれません。

    柾岡 淳夫

-- CMN v0.50gβ --