【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.256【日帰り】首都圏貨物線走破の旅
パシフィック(xndp5699) 2008-12-22 18:39:44
みなさん、こんばんは。

2日目の21日、「新金線踏破号」に乗ってきました。紹介されていたように使用されたのはお座敷電車の「華」で、後で見たダイヤ情報1月号によると、両国への送り込みは、小金井から大宮、東北貨物経由で武蔵野線に入り、西船橋から京葉線、さらに外房線誉田まで行って折り返して総武線をたどり両国入線と、面白いルートだったようです。新金線を通すということではなかったようですね。

送られてきたこの日帰り旅行の切符には、記念弁当の引き換えのバウチャーがあり、それを両国駅西口の特設テーブルで引き換え。お弁当とお茶のほかに、注意書きを書いたメモと封筒を受け取りました。

注意書きには、11:20頃に開ドア、両端運転台のすぐ後ろにある展望席は使用中止とするなどとありました。封筒には、記念弁当の掛紙と、記念乗車券が入っていました。
掛紙の図柄は、新金線を行く、EF81の文字が書かれたEF8195機が牽くレール運搬車でした。掛紙が別にあるというのはマニア的にはいいんでしょうか?掛紙となると使用されて折れスジの付いたほうがいかにもって感じがするんですが(笑)。

両国3番線への通路は赤じゅうたんが敷かれ、今日はクリスマスのツリーやイルミネーション付き。ホームにはお弁当を持っていない、つまりこの列車には乗らない人もちらほら撮影や見学に上がっていたようです。

席はどこだろうと思ったら、なんと、先頭車の運転席、展望席後ろの区画。もう前面展望もばっちりで言うこと無しです。日差しがあり、乗り込んだ車内はまるで温室のようでした。出発前に別途買い込んだビールで、お弁当を食べ終えました。両国3番からの出発も初体験。

新金線、これ、どう読むんだろうと思っていたら、車掌からは「しんきんせん..」だったんですね。新小岩−金町だから、「しんかな」とか「しんかね」とかと思っていました。
その新金線には、総武快速線の西側からは直接入れず、一旦津田沼まで行って折り返し。新小岩の東で下り線をくぐって新小岩操車場のいちばん南側に入線。ここから新金線です。沿線にはちらほらとギャラリーがいます。次の金町では、一旦停車することもなく、そのまま今度は常磐快速線へ。速度を上げて走り、馬橋の手前で右へ。ここも停車せずに高架を上がり、下り線を乗り越した先で、複線になり、北小金方面からの連絡線に合流。そのままストレートに南流山の中線で停車。

かつて、SC2000の貸切列車で、この馬橋支線(車掌より)と新金線は通っていますが、実はこのときが初めての乗車でした。武蔵野線の連絡線は、ホリデー快速(鎌倉、とりで、おおみや、むさしの)などで、大方乗っていたのですが、唯一この武蔵野−常磐上り(馬橋)方面だけが臨時列車の設定がなく乗れない区間でした。SC2000の貸切列車では、南流山→馬橋でしたが、今回はそれを逆行することになり、これで、武蔵野線と接続するルートはすべて上下線を乗ったことになりました。

ここから先は、2007年の正月、快速早春成田初詣号でたどっているのが直近です。しかしもうひとつ、時間的にどこかで停車がないと大宮には早すぎです。この先可能性があるのは、越谷ターミナル、東浦和、そして直前ですが大宮操車場でしょうか。越谷ターミナルはそのまま本線を通過。東浦和で中線に入り、ここで20分ほど停車して、武蔵浦和からの連絡線を通り、大宮に到着しました。

客スジは、いたって普通で(笑)、年齢的にも、30代の小さい子連れから40代がほとんどだったでしょうか。私がいた先頭のテーブルはみな個人のようでしたが、そのほかの区画はグループのところが多かったようです。アルコール類のほか、つまみに刺身なども持ち込んでの宴会体勢のところもありましたが、どなたも比較的のんびりと過ごしていました。これもお座敷列車のなせる業でしょう。先頭にいたわけですが、他の車両からカメラ小僧なりが乱入するということもなく、子供も途中からは張り付いてはいましたけれど、やはり単調すぎて飽きてしまっていたようです。

3時間に満たない短い乗車ではありましたが、ものめずらしさに30分も経たずに完売していたようですので、第2弾はありそうな気配ですね(笑)。