【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.348 (Re:253)【八重山】ぶらりのんびりの旅(7)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2009-01-14 00:33:38
今回の旅もいよいよ最終日になりました。予約している飛行機はJTAの神戸行きで、15:35発ですので昼過ぎまでどこかを見て回れるわけです。ということで、手軽に渡ることのできる竹富島へ行きました。

ここは先にも書きましたとおり、離島桟橋から船で10分、船の便も日中30分おきですから、バスでどこかへ行くよりも交通の便はしっかりしていますので、詳細のスケジュールを詰めていなくても、空いた半日で回れます。

八重山観光フェリーの便で渡ります。竹富行きは同時刻に安栄観光の便もあって、30分おきの「競艇(^^;」が楽しめます(笑)
この便はスタートで出遅れた八重山観光フェリーが終始リードされる展開でした(爆)

竹富島は小浜島よりも小さいのですが、竹富島交通という会社が港と集落の間をワゴン車で結ぶ便を運行しています。夏にはコンドイビーチなどのビーチ連絡も運行していますが、こちらはワゴン車使用ながらも完全な路線営業で、運賃は往復600円、港の案内所できっぷを買って乗車するシステムなんですが、集落との連絡便は1乗車200円で路線はなしです。いわば乗り合いタクシーですね。

私は前回も来ていますので、大まかな距離感覚やだいたいの地理感覚はありましたので歩きました。集落は結構高台にあるのですけれど、登り坂の勾配が緩やかなので全く苦になりませんでした。

まずは集落に入ってすぐのところにある郵便局へ。前回貯金していますし、今日は土曜日ですので貯金目的ではなく昨日書いた年賀状を投函しにきたわけです(^^;

郵便局での用事はあっさりと済んで、集落の中を散策します。一部に鉄筋コンクリートの2階建の建物はあるものの、大半は赤瓦の平家建で高い石垣で囲われているいかにも八重山らしい家並みです。道は白砂で、夏の強い日差しだと照り返しがきついだろうなと感じました。

観光ポイントの「なごみの塔」は今回はパスして下から見上げるだけにします。前回登ってみましたが、たしかにきれいな竹富島の街並みが一望できました。

水牛車の待機場所を過ぎると、今回の目的地のそば屋「竹の子」がありました。ただ、行ったのが早すぎてまだ営業していませんでした。時間に充分余裕があるので、水牛車の「新田観光」へ向かって飛び込みで1人申し込みました。送迎車利用の有無を聞かれましたが、港まで歩く旨申し出て辞退しました。この送迎車ですが集落を散策してから時間指定して乗ることもできるようです。次の11:00の便は予約2名だけだったようでしたが、私の申し出の後も送迎車からの連絡で飛び込みがあったようで総勢7名でスタート。ガイドのおじさんは牛にスタートの合図をした後はほとんど案内に専念されていました。つまり牛の気の向くままに引かせているわけなんですが、牛もちゃんとルートは覚えています。案内でストップするところではちゃんと停まって合図を待っていました。

集落の西半分を一回りしたら概ね30分。のんびりと牛に引かれるのと、ガイドのおじさんの話や歌…安里屋ユンタです…が売りでしょうか。それなりに楽しめます。

水牛車を降りると「竹の子」へ。そばをいただきますが、主目的はそばそのものではなく「ぴーやし」を買うことです。前回は港の売店で入手したのですが、今回は港には「高那旅館」のものしかなくわざわざここまで足を運んだというわけです。「ぴーやし」というのは「ピパーツ」などともいわれる八重山特有の香辛料です。胡椒にも似ていますが香りが全然違います。そばにかけるのが主な用途ですが、意外に他の用途…つまり胡椒の代わり…に使えますので、私は出歩くときに常時携帯しています。もっとも使い切ったらそれまでではありますが(^^;

目指すものを入手して店を出ました。再び街中を散策します。

    柾岡 淳夫

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