【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.378 (Re:226)【2009冬旅行】吉松駅前温泉
石田 敏弘(dnmp2980) 2009-01-21 02:19:12
こんにちは、石田 敏弘です。

1月4日は延岡から鹿児島への移動と、鹿児島のビール巡りに費やしました(^^)。

1月5日は東京への帰路に着きます。18きっぷなので肥薩おれんじ鉄道を使わずに肥薩線経由です。山越え区間の吉松から人吉までは運転本数が極端に少ないので、スケジュール作成のポイントになります。上りならば
吉松1140(しんぺい2号)→1253人吉
吉松1449(しんぺい4号)→1603人吉
どちらもこの区間を越える観光列車「しんぺい」に指定され、前後を特急「はやとの風」と「九州横断特急」が組合されて、列車による観光ルートが形成されています。私は18きっぷの汽車旅で、特急に乗ることは出来ないのですが、肥薩線の山越え区間だけ便乗することにしましょう。

少し早起きして、1本前の列車で吉松に着きました。広い構内はかつて鉄道の町として栄えた頃を彷彿させます。国鉄蒸気機関車晩年の頃は南九州のC55やC57型が最後の活躍をしていました。ファンには「貴婦人」と称されたC57が有名で人気を集めていますが、私はスポーク動輪のC55の方が好みです。ライトパシフィック機にはスポーク動輪が似合うと思うのは私だけ?。駅前にC55の57号機が保存されていて、出発前の下調べでネット上で公開されているC55の画像と合わせて、改めて惚れ惚れしてしまいました。

さて時間が有ったので、吉松駅前温泉で一休み。文字通り吉松駅前に在って、改札駅から徒歩1分。近すぎて通り過ぎてしまいそうです。温質は単純泉で特に特徴は有りませんが、この平凡さがとても良し。正月休みの午前中なので他にお客さんは居らず、窓を開けて外の音を聞きながらの入浴です。一昔前なら人吉機関区に屯する蒸気機関車の汽笛が聞こえたのでしょう。今では駅前の道路を走るクルマの音が聞こえるだけです。

石田 敏弘(VZG05000@nifty.com)






保存されているC55。水かきスポーク動輪が美しい。 撮影日: 2009年01月05日
撮影場所: 吉松駅前
キャプション: 保存されているC55。水かきスポーク動輪が美しい。
画像サイズ: 600×393(53%表示)