【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.634 (Re:633)【皿倉山】雨上がりの..(2)
パシフィック(xndp5699) 2009-05-09 23:55:00
山上駅まで、木々の間からちらちら見えていた町の明かりもきれいにせり上がり、これはなかなかいいのではないか?と、ケーブルカーの乗客15人が全員スロープカーに乗ったところで、スロープカーは皿倉山山頂を目指して動き始める。最初はよかったが、それもすぐに雲に阻まれてしまい、残念ながらここまでのよう。雨上がりならば、空中の塵も落ちてそれはすばらしい夜景になったはずなのだが..
スロープカーは展望の開ける北に向かってペアシートが4つ、8人分の椅子がある。こちらも夜景鑑賞のため、照明が落とされた。山頂駅まではたった3分。山頂駅に降りると、やはり何も見えない。蓄光石がちりばめられた床を、ブラックライトが照らし、これは天の川のようでなかなか面白い。ハート型の石もあるらしく、探している人たちがいる。建物下の壁にあるハイキングやイベントなどのポスターもブラックライトで不思議な色合いになっているし、観光客の衣服や靴も青白く光る素材があって面白い。建物の最上階に行ってみると、完全にガスの中。足元を照らすオレンジ色の照明がガスににじむのも一興だ。

完乗の時に、「はるか」と「かなた」に乗ったように、今回ももうひとつの「かなた」に乗るべく、スロープカーに並ぶ。定員は40人だそうだ。帰りも照明は落とされるが、雲は低くなり、まったく夜景が見えないまま、「かなた」に乗車。こちらも照明を落とすのは同じ。途中でようやく夜景が見えたが、また機会があったら見に来よう。
帰りのシャトルバスまで、山麓駅の中を見ていた。ここは、奈良の若草山、山梨県笛吹川フルーツ公園と並んで、新日本三大夜景のひとつだそうだ。

八幡駅にシャトルバスで戻り、小倉駅で荷物をピックアップして、新幹線ホームへ。つぎのこだまは5分後でちょうどいい。こういう場合得てしてやってくるのは行きに乗ったP6編成だったりするんだよなと思っていたら、本当にP6編成がやってきた(笑)。