パシフィック(xndp5699) 2009-05-08 02:38:28 |
トラ701が指定席車。狭いテーブルを挟んで2人づつが向かい合いに座るが、やはり狭い。ま、乗車時間も10分だし、こんなもんでしょう。前に来た時は関門国道トンネル人道を歩いて関門海峡を渡るため、この貨物線に沿って歩いたのだ。港が見えるあたりで、橋台が新しくなり、レールや枕木も新しくなっていたのだが、そこをこんな風に乗ることになるとは思いもしなかった。あの時は向こう側まで歩いていないので、トンネルもその向こうもどうなっているかは知らなかったところ。 トンネルに入ると照明が落とされ、わずかの間だが天井に書かれた海峡に棲む魚介類の絵が浮かび上がり、歓声が上がる。 トンネルを出ると、左手にプールが見え、EF30と旧客が置かれているのが目に入る。その先が関門海峡めかり駅で終点。これで完乗タイトルは奪回。 降りると、テントにはやはり自由席の客が並んでいる。その横で、1時間後の16:30発の自由席の整理券を配るというので並んだ。とりあえず帰りも乗れることになった。さて1時間ほどどうやって時間を過ごすか?とみると、おおよそ25分で戻ってくるという、「めかり絶景バス」なるものが出発するところ。何とか乗り込んだ。 バスは岬の先を回るように走り、国道トンネル人道のエレベーター前、和布刈神社前を通って、左手の急坂に入る。かなり急で狭く、瞬く間に街がせりあがり、関門橋からの高速道路の下をくぐってどんどん登る。国民宿舎めかり山荘前がようやく平地。この先は、古城山をぐるりと回るように付けられた道路を左回りに走り、再び関門海峡側に出てくると、めかり第二展望台。ここは絶景バス専用の停車場が設けられていて、そこで7,8分停車。ボランティアガイドとともに降りて、反対側の展望台から関門橋や下関の街、その向こうの日本海、左手の巌流島や眼下の門司港の町並みを見下ろす。バスはここから急坂を下り、ヘアピンを抜けると、トロッコから見たプールの向こう側。ここ、珍しく塩水プールなんだ。バスは25分足らずで関門海峡めかり駅に戻ってきた。 自由席の人は15分前から整理券の番号に並んで乗車とのことで、残りの時間をEF30とオハフ33の見学、それとめかり駅を出発する30分前の列車の撮影に当てた。 |