佐藤 邦昭(pndu3792) 2009-10-30 00:41:01 |
期間が開いてしまいましたが、鳥取駅からの後半を始めます。 鳥取駅からは若桜鉄道直通の若桜行に乗ります。鳥取駅から若桜鉄道の各駅への乗車券は発売できるそうですが、若桜鉄道内のみは発売できないそうで、車内で買う事にしました。 待っていたのは若桜鉄道のWT-3003で車体には「さくら3号」と書かれています。郡家駅からは若桜鉄道に入りますが、少し停車時間がありましたので運転士さんに切符の事を聞きに行きました。「郡家から若桜まで往復する」と言うと、「『ファミリー乗車券』という1日乗車券があるので、若桜駅で買って下さい」との事でした。この時点ではこの扱いでしたが、今は車内でも買えるようです。 若桜鉄道は早い時期に国鉄から転換されましたので、国鉄時代の施設がよく残っています。駅には人形があり、ベンチに座っていたり作業をしている格好だったり、各駅でそれぞれ違います。田園風景を走り終点の若桜駅へ到着すると、私と同じように若桜鉄道を乗りに来ていた人が何人かいて同じ質問を運転士さんにしていました。運転士さんから「駅員は増結作業をしているので、終わり次第窓口に戻るから少し待って下さい」と言われました。その間、駅構内を撮影しました。C12と転車台、給水塔があり、駅舎にはタブレット等、現在は使われなくなったものが展示してありました。 作業が終わり駅員さんが戻ってきて「ファミリー乗車券」と買うと、発車時間が迫っていましたので車内へ戻りました。鳥取側に1両増結されて2両編成になっていました。増結されたのはWT-3301で転換クロスシートの車両でしたので帰りはこちらへ乗車します。 郡家駅では運転士さんに「ファミリー乗車券」を見せて下車します。反対側のホームには智頭行が待っていました。智頭急行の車両ですが、番号を見ますと行きに智頭駅から鳥取駅まで乗った編成でした。 智頭駅では因美線の津山行が待っていましたが、智頭急行へ向かいました。「青春18きっぷ」では利用できませんので、1,000円の「普通列車1日乗り放題きっぷ」を買います。智頭駅から上郡駅まで乗るだけでもこちらの方が安いです。 智頭急行に乗るのは初めてではありませんが、今まで特急に乗った事しかありませんでしたので1回はのんびり普通列車に乗ってみたかった事と、少しでも増収に協力しようという意味もあります。また災害で不通になり減収になったはずで応援する気持ちは強くなりました。 智頭駅から乗車したのはHOT3508気動車の単行。発車して最初の停車駅恋山形駅で下り列車と交換します。やって来たのはHOT3501気動車の単行でした。途中の大原駅では「スーパーはくと」の交換と「スーパーいなば」の待避がありました。一瞬ですが3つのホームがすべて埋まる事になります。停車時間があり、1日乗り放題きっぷでしたので途中下車しました。明るい時間でしたが、店は閉まっていて人影も無く閑散としていました。 佐用付近は大きな水害があり、その為に不通となっていました。線路にも爪痕は残っていました。街の被害は甚大で、橋の欄干が壊れているという事はそこまで水が来た事を示していて、家屋にも大きな被害があった事は明らかです。 久崎駅でも普通列車の交換がありましたが、やって来たのはHOT3505気動車の単行でした。この時間帯は普通列車は単行ばかりのようです。終着の上郡駅からはほとんどの人はJRの乗り換え口へ向かいましたが、岡山方面は時間がありますので外に出る事にしました。駅前には店が1軒開いているだけで、そこでパンや飲み物を買って駅のベンチで待つ事にしました。 上郡駅から乗る山陽本線は三原行です。青春18きっぷの時期はこの区間の山陽本線はかなり混雑すると言われる通り、座る事ができませんでした。そこで岡山駅で降りて、後続の快速「サンライナー」に乗り福山へ帰りました。 青春18きっぷの旅ですが、3回分が終わりました。旅行記がここで終わるのもどうかと思いますので、乗車から時間が経っていますが最後まで行きたいと思います。残りの2回は続けて使い、越美北線と名松線へ行きました。 福山市 佐藤邦昭 -- CMN v0.50hβ -- |
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