佐藤 邦昭(pndu3792) 2009-12-24 20:51:15 |
伊勢奥津駅前14:52発の名張行は三重交通の路線バスです。名松線は名張を目指していましたから昔は移動があったのかもしれませんが、現在はほとんど無いようでバスの便は平日は1本しか無く、休日は2本です。バス停には「この路線は補助金によって運行維持をしております。皆様のご利用が明日のバス路線を支えます。」の表示がありました。このバス路線が無くなると名松線を乗りにくくなりますから、走っているうち実施する事にしました。 この日の乗車は私を含めて6人でした。運転手さんから「暑かったら窓を開けて下さい」と言われ、すかさず「エアコン故障ですか」の声が。すると「アイドリングストップをしないといけないので、動き出すと作動しますよ」との事でした。 駅前を発車すると国道368号線へ出るのですが、バス路線は旧道のままの区間があり、広い道から曲がって狭い道を走っていきます。未改良の区間ではすれ違う事が困難で、対向車が下がって行く事も何度かありました。山奥の狭い道を普通の路線バスが来る事はおそらく予想しなかったでしょう。途中に大きな比奈知ダムがあって、そこからは国道を離れます。これだけの距離ですし、最後は市街地を走りますから定刻通りには着かないと思っていたのですが、ほぼ定刻で名張駅前に到着しました。伊勢奥津駅前からの運賃は1,010円でした。 バスが遅れる事を前提に名張からの予定を考えていましたが、16:07発の「急行」上本町行に間に合いました。急いで切符を買わないといけないと思ったのですが、自動改札機がICカード対応でしたのでイコカで乗車する事が可能でした。こうなる事を想定していた訳ではないのですが、昨日米原駅でチャージしておいて良かったです。 当初の計画は、運賃を節約するために桜井駅までにしようと思っていたのですが、鶴橋駅まで乗ると所要時間が大幅に短縮できますので、予定を変更しました。関西の私鉄にはあまり縁がなく、近鉄はこれまで難波から布施までしか乗った事がありませんでした。これだけの距離を乗るのは今回が初めてです。近鉄沿線は開発されて自然が少なくなっていると思っていたのですが、山の緑がきれいなところを走るのは良いものです。乗ってみないとわからない事があります。 鶴橋駅で大阪環状線に乗りかえますが、乗り換え口で困りました近鉄はイコカで乗車しJRの切符は自動改札を通れない青春18きっぷだったからです。係員に説明しますと、自動改札機を操作してイコカは近鉄分支払のみの処理を行い、JRへの入場処理を行わないようにしてもらいました。おそらくJRのバイパスとして近鉄を使う人が多いのでしょう。操作は慣れているようでした。 鶴橋駅からはやって来た「関空快速&紀州路快速」で大阪駅へ向かい、大阪駅から「新快速」に乗り姫路駅へ向かいます。車内では、松阪駅で買った「モー太郎寿司」を食べました。 姫路駅からは三原行に乗りますが、岡山駅では長時間停車し、糸崎行が先に出るという事で乗り換えました。この列車は213系電車でしたから、同じ日にJR東海とJR西日本の同じ形式だけど違うタイプに乗る事ができました。 こうして福山へ帰り、2日間の旅を終えたと同時に、青春18きっぷの旅5回分を終えました。 夏の話なのに、冬の青春18きっぷの時期になってしまいましました。長々となってしまい申し訳ありませんでした。 これに懲りずまた出かけた時は報告します。 完 福山市 佐藤邦昭 -- CMN v0.50hβ -- |