【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.35【乗りつぶし】ふと夕方から18きっぷで・・・
瀬端 浩之(nwry2218) 2008-09-13 11:51:31
 少々古い話(9月4日)で恐縮ですが・・・。 

 青春18きっぷが1回分余っていた。4回分は家族旅行で使用し、あとは自分でちょっと出かけるつもりが、なかなか都合よくいかない。ヘタに一人で出かけると後がコワイし・・・(^_^;。
 次の週末は予定があり、
「このままでは1回分が無駄になるなあ。まあ、すでにモトは取っているから仕方ないか。」
と諦めていたが、9月4日午後に会議で国立へ行くことになっていた。
 18きっぷ1日分には1,000円足りない(?)が、無駄にするよりはいいと15:00頃に新橋の有人改札で最後の欄に日付を入れて貰った。 

 会議は予定よりやや早く終了。17:00過ぎでまだ明るいし、きょうは直帰だから、新橋に戻る必要はない。せっかく18きっぷを使っているのだからと、ちょっと寄り道して帰ることにした。 
 駅で運賃表を見上げると、国立付近では青梅線青梅−奥多摩がJR化後は未乗だ。しかし、どうせなら昼に乗りたいし、御嶽のケーブルもあるし、なんとなく天気も落ち着かない。奥多摩で豪雨になったら動けなくなりそうだ。
 他の線区を見れば、横浜線橋本−町田もJR化後未乗。更にちょっと(?)足を伸ばせば御殿場線の下曽我−国府津も同様であった。 
 町田から新松田へ小田急でつなぎ、御殿場線で国府津に出れば湘南新宿ラインで帰れる、ということでルートは決定。時刻がわからないから行き当たりばったりだけど、このあたりならちゃんときょう中に帰れるだろう。 

 まずは国立から八王子へ。横浜線は17:42発。久しぶりに乗ったら沿線の変貌にびっくり。畑と丘陵地帯の印象しかなかったが、20年以上ご無沙汰していれば変わりもしよう・・・。 
 橋本を過ぎたあたりから暗くなり、ちょっと強い雨が降ってきた。町田はともかく、新松田では傘をささないといけないが、まあ仕方がない。 

 町田に着けば、雨はさらに強くなった。屋根があることに感謝しつつ、小田急の町田駅へ。さて、次の下りは何かな。(なにしろ、時刻表も何もないもので・・・。) なになに、「18:18 あさぎり7号」 時計を見ればすでに18:15。 
「これなら松田駅に入るから、傘がいらないぞ!!。」 
 妙な理由(^_^;は別にして、1日4本のあさぎりにドンピシャなのはラッキーだった。
 急いでホームに上がり、自動販売機で特急券を購入。(慣れないと、急いでいるときって焦るんですよね・・・。)そこにちょうど373系が入線。ふと見れば売店がある。 
「こりゃ、ビールを買えっていう汽車の神様のお告げだな。」 
とこれまた勝手(というかご都合主義というか(^_^;。)な理由でプレミアムモルツを購入。リクライニングシートに落ち着き、まずは運の良さにカンパイ。すでに車窓を楽しむには遅い時間だが、汽車旅っぽくなってきた。 

 これまた久しぶりの短絡線を渡って松田着。すでに雨は上がっていたけれど、ここまでは効率よく来ることが出来た。しかし、次の国府津行きは40分以上の待ち合わせ。一方で、沼津行きはまもなく到着するという。しからばと、18きっぷのメリットで逆方向へ。折り返しは、下車したことがない谷峨にした。
 この谷峨駅、昼ならのんびりした山間の駅なんだろうけれど、夜も19:00過ぎたら、駅のすぐ下が国道なのに、駅前は真っ暗だった。

 待つこと数分で国府津行きが到着。313系のクロスシートにあたり、またも汽車旅の気分が高まってくる。
 下曽我を出れば国府津はすぐ。なんでこんな妙な区間が未乗だったかというと、ずいぶん前に沼津−下曽我間にキハ80の臨時列車が運転され、これで往復してしまったため。その後乗る機会がなく、現在に至ってしまった次第。

 国府津では20分ちょっとの待ち合わせで高崎線直通があった。大宮まで2時間近くかかるし、最後はプチ贅沢ということでグリーン車に。 
 ちょっと慌ただしくはあったが、ささやかな乗りつぶしであった。

 ところで、車内の電光掲示板を見ていたら、青梅線は拝島駅の落雷で運転見合わせだとか。もしこちらに向かっていたら、時間的に奥多摩で足止めされた可能性が高い。こうなると帰宅できなかったかもしれず、こちらも運が良かったとホッとした次第であった。


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