【談話室】汽車旅全般のわだい   11
No.82【秋分の日】御岳登山鉄道へ
ゆきむら(cxsw5719) 2008-09-25 20:27:40
皆さん、こんにちは。

 秋分の日、この春に40年ぶりのケーブルカー車体が更新された御岳山登山鉄道に行ってきました。夏の18きっぷシーズン終盤の9月初めに訪問しようと思っていたのですが、御岳山訪問だけだと一日分の元は取れないし、週末に限ってあいにくの天候が続いたので、ようやく好天に恵まれたお彼岸の中日の祝日に実行したという次第です。

 自宅からは、京王相模原線、南武線、青梅線とたどりました。素直にSuica利用と決めて出発進行です。
 最寄り駅の御嶽に到着したのは、自宅を出てから約2時間半後でした。時刻表などの下調べはしなかったので、予想外に時間がかかったという印象です。

 ケーブルカーの麓駅滝本までは、徒歩で向かうことにします。地図で測ると2kmぐらいでしょうか。片道30分ぐらいかなと甘く考えていたら、吉野街道から折れて滝本駅への道が急勾配で参りました。途中には、何と15%という勾配標識もあります。
 10数年前の初乗りは路線バスに乗っていたため、これほどの勾配があったとはまったく記憶にありませんでした。それでも、道沿いに流れる渓流の音を聴きながら、何とか滝本駅に到着。

 展望台までの往復乗車券1270円也を買って、20分毎運転のケーブルカーに乗り込みます。既に座席がほぼ埋まっている車両は、オレンジ色の「日出号」。車内の銘板を見ると、京王重機と書かれています。御岳登山鉄道は、京王グループの一員なのですね。
 この御岳登山鉄道は、山上に住む人たちのために定期券が発売されているという話を聞いたことがあります。また、子ども運賃で犬をそのまま乗せられるということで、すぐ前に座っている実年夫妻は、フレンチブルドッグを連れています。ワンちゃんは興奮しているのか、激しい息づかい。
 同じく満員の青い車体「青空号」と離合し、6分で山上の御岳山駅に到着しました。

 そのまま、すぐにリフトへ乗り換え。わずか2分で、あっと言う間に終点です。足は地面に着きそうで、これなら歩いても全然大丈夫ですね。高尾山のリフトは、ケーブルカーと並行していて随分長いけれど、所変われば品変わるの典型でしょうか。
 奥へ進めば武蔵御嶽神社へ行けるようですが、今日のところは展望食堂の近くから下界を眺めただけでUターンします。前回来たときは土砂降りでしたので、池袋や飯能の街が見下ろせただけで充分満足です。

 ケーブルカーの駅までは、徒歩で下山。文字通り、目と鼻の先でした。下りに乗車するのは、青い「青空号」。満員で立ち客も大勢となって発車します。入れ替わりに上ってくる「日出号」は、往路以上の混み具合。紅葉シーズンになったら、大変な混雑になることでしょう。

 滝本駅からの下山は、下り坂なので楽ちんです。多摩川に架かる吊り橋を渡り、河原で水と親しんだ後、激流に翻弄されつつ格闘するカヌーを見物して、御嶽駅まで戻ったのでした。

             ゆきむら@TAMA City
撮影日: 2008年09月23日
撮影場所: 青梅線御嶽駅&御岳登山鉄道滝本駅御岳山駅
キャプション:
画像サイズ: 320×960(原寸表示)