ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2024-02-29 23:39:18 |
南阿蘇鉄道の鉄道事業再構築実施計画の概要 1.対象路線 南阿蘇鉄道高森線(立野〜高森間:17.7q) R4輸送密度:89人 2.事業構造の変更の内容 (現行) 第一種鉄道事業者:南阿蘇鉄道(株) (変更後)第二種鉄道事業者:南阿蘇鉄道(株) 第三種鉄道事業者:(一社)南阿蘇鉄道管理機構 南阿蘇鉄道株式会社が(一社)南阿蘇鉄道管理機構に鉄道施設および鉄道用地を無償譲渡することで、(一社)南阿蘇鉄道管理機構が鉄道施設や鉄道用地の保有等を行い、南阿蘇鉄道株式会社が(一社)南阿蘇鉄道管理機構から鉄道施設および鉄道用地を無償で借り受けて運行を行う事業構造とする。 ※(一社)南阿蘇鉄道管理機構:熊本県、南阿蘇村、高森町が設立した一般社団法人 3.計画期間 令和5年4月1日※〜令和15年3月31日(10年間) ※現に認定を受けている計画の変更認定のため ※5年が経過した時点で、実施計画の進捗状況・効果等を分析した上で、必要に応じて実施計画の内容の見直し等について検討 4.地方公共団体その他の者による支援の主な内容 (1)(一社)南阿蘇鉄道管理機構による鉄道施設・鉄道用地の譲受・保有等 (2)(一社)南阿蘇鉄道管理機構による設備更新、維持修繕等に要する費用の負担 (3)沿線地域による利用促進・増収策の推進 5.利用者の利便の確保に関する主な事項 (1)住民ニーズに対応した持続可能な公共交通網の構築(事業費 5億円) ・キャッシュレス決済機器の導入 ・JR豊肥本線接続強化 ・立野駅周辺整備事業 ・高森駅周辺再開発 ・二次交通網との結節強化 (2)安全な輸送サービスの確保(事業費 28.3億円) ・設備・車両更新の実施 ・維持修繕の充実 (3)沿線地域と連携した利用促進活動の実施(0.3億円) ・地域住民の定期的な駅の利活用の仕掛けづくり ・駅舎を活用した地域のにぎわいづくりとの連携 ・鉄道とバス・乗合タクシー等との乗継利便性の向上 ・スマート観光交通体系構築の推進 ・南阿蘇鉄道自体の観光素材としての磨きあげ ・学校等への出張講座開催・スクールバスとの連携による利用促進 ・マイ・レール意識の向上 ・町村民・企業等へのエコ通勤の働掛け 合計 33.7億円 ※(1)(2)の一部について、社会資本整備総合交付金を活用予定 6.鉄道事業再構築事業の効果 ○上下分離方式の導入により、高森線の安定的な輸送・維持が図られるとともに、沿線地域による利用促進・増収策が展開されることにより、輸送の維持・持続可能性向上が図られる 〇トロッコ列車の更新等やトロッコ列車運行を軸とした鉄道自体の観光資源化の強化、外国人旅行客の受入環境整備を図ることにより、増収が図られるほか、キャッシュレス決済の導入や他モードとの乗継利便性の向上により、利用者利便の向上が図られる。 ○年間利用数(令和14年度見込み) ・再構築事業を実施する場合 277,992人 ・再構築事業を実施しない場合 234,190人 ○事業収支の均衡 ・再構築事業を実施する場合 令和5年度に損益収支が黒字化 令和14年度までの累計損益収支の均衡 ・再構築事業を実施しない場合 令和14年度累積損失見込み △326.4百万円 |
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