ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2024-01-19 00:25:51 |
2024年1月18日 東海旅客鉄道株式会社 在来線電車における全般検査・重要部検査の周期延伸について 当社の在来線では、走行距離や期間に応じて車両の検査を計画的に実施し、安全で快適な輸送サービスを提供しています。これまで、新型車両の積極的な投入に加え、車両機器の稼働状況や故障状況の常時監視等により、車両故障の件数を減少させるとともに、故障の未然防止を図るなど、車両の信頼性を向上してきました。 こうした取組みによって車両の信頼性が向上できたことを踏まえ、効率的な業務執行体制を構築する「業務改革」の一環として、最適な車両の検査体制の構築に向けて、全般検査と重要部検査の検査周期の延伸を検討してきました。このたび、走行試験により安全性を確認できたことから、在来線電車における、これらの検査の周期を延伸することとしましたのでお知らせします。 1.周期延伸に向けた取組み(別紙1) 検査周期の延伸に向け、車両の各機器・部品の耐久性等を確認するため、過去の一定期間(2014年度〜2016年度)の検査・修繕実績の検証を行いました。その結果を踏まえ、2018年10月から2023年1月にかけて、実際に検査周期を延伸した車両での走行試験を実施しました。 2.検査周期の変更(別紙2) ┌─────┬─────────────────────────────┐ │ 種 類 │ 検査周期 │ │ │ 従来 │ 今回 │ ├─────┼──────────────┼──────────────┤ │ 全般検査 │ 96箇月以内 │ 120箇月以内 │ ├─────┼──────────────┼──────────────┤ │重要部検査│60万キロまたは48箇月以内│80万キロまたは60箇月以内│ └─────┴──────────────┴──────────────┘ 3.対象車両 313系、315系 ※新製を予定している385系には、延伸後の検査周期を適用予定 4.効果 全ての電車が、検査周期の延伸の対象車両に置き換わった際には、部品の交換数量が削減できること等によって、年間約4億円のコスト減少が見込まれるほか、検査の工程を見直すことで、検査に必要な人員を減らすことができます。 5.実施時期 2024年4月 |
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