NEWS RELEASE:JR&私鉄 3 |
ほりうち(ccbu8181) 2008-11-20 21:57:36 |
JR東海 ニュースリリース
┃2008.11.19 ┃定例社長会見(平成20年11月・名古屋) ■緊急地震速報の活用による地震防災システムの機能強化について 当社では、かねてより地震対策を最大の課題の一つとして取り組んできており、東海地震対策や阪神淡路大震災を踏まえ、構造物の補強、例えば柱巻きや桁落橋防止を実施してきました。 また、少しでも早く地震を検知して列車に制動をかけるという観点から、東海道新幹線では「東海道新幹線早期地震警報システム(通称テラス)」により、遠方で発生する大規模地震のP波(初動)を検知して自動的に送電を停止するとともに、「沿線地震計」により沿線での揺れを直接とらえ自動的に送電を停止し、安全性の向上を図っています。また、在来線では、テラスと在来線の「沿線地震計」を活用して警報を発することで対応しています。 今回、この既存のテラスに、気象庁が配信する緊急地震速報を組み合わせることで、地震時の安全性の更なる向上を図ることにしました。これにより、新幹線はもとより在来線でもテラス情報を使用しているので、在来線の防災能力の向上にもつながることになります。 具体的な活用方法については、気象庁から配信される緊急地震速報をテラスに接続するための「緊急地震速報接続装置」を設置します。これには、気象庁が配信する情報をそのまま使うのではなく、受信した速報のうち信頼性の高いものを当社側で選別するようなフィルタ機能がついており、11月26日新幹線始発から稼動させます。 緊急地震速報とは、原理的には当社のテラスと同様のものであり、震源近くで地震の初動(P波)を捉え、震源位置、マグニチュード等を気象庁において自動で計算し、地震による強い揺れ(S波)が到達する数秒〜十数秒前に警報が発信されるというものです。この緊急地震速報の地震計の設置位置は当社のテラスの遠方地震計と異なるため、従来の地震防災システムに加えてこの緊急地震速報を活用することで、地震の規模や発生位置によっては、従来よりも数秒程度早く列車を制御できるようになるなどの効果が期待できます。特に、在来線では、沿線に近い箇所に気象庁の地震観測点があるのでより大きな効果が期待できます。なお、投資額は、約6,000万円です。 今後もハード、ソフトの両面から様々な取り組みを進め、安全安定輸送の確保に向け努力してまいります。 ■2009年「新春ウォーク」開催について 「新春ウォーク」と題して、1月10日(土)から2月28日(土)までの土休日にかけて、23コース(名古屋地区7コース、静岡地区16コース)のウォーキングを開催します。 名古屋地区では、伊勢神宮や熱田神宮、豊川稲荷など、初詣シーズンに多くの参拝客が訪れる神社を巡ります。また、しめ縄や門松の飾られた町並みを巡り、新春気分を味わいながら歩くコースを設定します。 静岡地区では、「駅開業120周年記念さわやかウォーキング」を開催します。これは、東海道線の沼津駅、興津駅、清水駅、静岡駅が1889年(明治22年)2月1日に開業し、来年2月に開業120周年を迎えることを記念して実施するものであり、参加いただいた方には、「駅開業120周年記念」バッジをプレゼントします。さらに、毎年新春恒例の七草粥も食することができる七草粥ウォーキング、雪の富士山の絶景をみながらの富士山眺望コース、春の訪れを感じさせる梅園を巡るウォーキングも開催します。 今秋から「地球環境にやさしい鉄道」を更にご利用いただくため、従来の参加ポイントとは別に「エコポイント」を差し上げ、そのポイントが1年間の内に20ポイント蓄まると、エコグッズをプレゼントする「エコポイント」をスタートしており、新春も引き続き実施します。 最近、メタボリック症候群への関心も特に高まっていることから、メタボ予防・解消効果が期待できる「さわやかウォーキング」に、ご家族や友人はもとより、グループや企業においても是非ご参加いただき、健康の保持・増進に役立てていただければと考えています。 |
|
|