NEWS RELEASE:JR&私鉄 5 |
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2024-11-15 22:35:45 |
2024年11月14日
東海旅客鉄道株式会社 JR東海とさかさま不動産が共創 「駅の空きスペース」を活かした地域活性化の実証実験を実施 東海旅客鉄道株式会社(本社:愛知県名古屋市以下、「JR東海」)は、沿線地域の活性化に向け、地域と連携した取り組みを行っています。このたび、株式会社On−Co(本社:三重県桑名市以下、「On−Co」)が運営する不動産マッチングサービス「さかさま不動産」と連携して、駅の空きスペースの効果的な使い方や事業者、地域のニーズを探り、駅を起点としたまちのにぎわい創りを共に考える実証実験を実施します。 1.連携の背景 JR東海では、沿線地域の人々の豊かな暮らしの実現に向け、地域の皆さまと連携して駅の空きスペースを活用したにぎわい創出に取り組んでいます(事例は別紙参照)。これまでの取組みにより、「地域を盛り上げたい」という熱意溢れる人たちとの、駅を起点とした地域活性化に可能性を感じ、今後この取組みを拡大、加速していきたいと考えています。 一方で、借りたい人の想いと貸したい人の想いをつなぐ不動産マッチングの WEBサービスを展開する「さかさま不動産」は、これまで空き家で挑戦したい夢を持つ人と、その夢を応援したい貸主のマッチングを通して、地域活性化を実現してきました。 駅の空きスペースを活かした地域活性化に意欲ある人との出会いを広げ、駅を、単なる交通のハブではなく、地域の交流拠点とし、駅を起点とした沿線地域の活性化を実現したいという両社の想いが重なり、今回の連携が実現しました。 2.実証実験の概要 @「さかさマルシェ@多治見」の開催 「さかさま不動産」は、岐阜県多治見市の商店街で空き家のマッチングを成立させ、まちは更なる活性化をみせています。今回、このまちの賑わいをマルシェという形で多治見駅に遷移させ、駅を舞台に地域住民のみなさまや駅をご利用のお客様と、商店街の事業者や空き家を活用して挑戦をしたい人との新たな交流や出会いを生み出します。 ○イベント概要 日時:2024年11月24日(日)11時00分〜16時00分 場所:多治見駅南駅前広場 主催:多治見さかさマルシェ実行委員会 (JR東海・さかさま不動産・たじみDMO) ○出店者概要 多治見市内で挑戦したい事業があり現在「さかさま不動産」に想いを掲載して物件を探している方や、過去に「さかさま不動産」でマッチングが成立し、多治見市内の空き家で出店を実現させた方等が出店する予定です。 ※出店者は、「さかさま不動産多治見支局」を運営する「たじみDMO」(本社:岐阜県多治見市)を中心に検討・選定します。 ※マルシェの出店者全員が物件を探しているわけではありません。 ○出店予定者 ・タイ料理 カオニャオ 第5回(2022年)「たじみビジネスコンテスト」で「まちなかグランプリ」を受賞した後に、「さかさま不動産」でマッチング成立し、現在はながせ商店街にて出店中。 ・This is Pie! 「オーストラリアをバイクで旅しながら学んできたミートパイを通して、人を笑顔と元気にするカフェを開きたい!」という想いをもち、現在「さかさま不動産」に掲載中。 他 ※出店者は予告なく変更になる場合があります。 AJR東海管内の駅へのポスター掲示(2024年11月以降順次) 地域住民や事業者に向けて、駅の新たな可能性を広く発信し、駅を起点としたまちのにぎわい創りへの関心度を検証することを目的として、地域活性化に挑戦したい人(借り手)を募るポスターを掲示します。 BJR名古屋駅にて検証報告イベント開催(2025年2月予定) 「さかさマルシェ@多治見」やポスター掲示の取り組みによる効果や結果から、駅の空きスペースの効果的な使い方や事業者、地域のニーズを探り、今後の展望を考えるイベントを2025年2月に名古屋駅で行う予定です。 ※開催時期は変更となる可能性があります。 【参考:「さかさま不動産」について】 On−Coが運営する「さかさま不動産」は、借りたい「人」の想いを可視化して、共感する物件所有者を募る仕組みです。逆さにすることで「家情報は公開したくない」「貸す人や使途は選びたい」などの潜在的空き家所有者や地域のニーズと合致させます。 地域にとってより良いマッチングを大切にし、挑戦を応援する気風づくりを進めてきたところ、本屋やサウナ、駄菓子屋など地域に根ざした事業が生まれ、交流人口拡大や地域活性化に繋がる事例が全国で起きています。(マッチング 33軒 2024年 10月時点) HP:https://sakasama-fudosan.com/ ※画像はすべてイメージです。 ※各コンテンツの内容は変更になる場合がございます。 ※今回の連携は駅の空きスペース活用の取組みの一環であり、今後の駅スペース活用に関するお問合わせ先をさかさま不動産に限定するというものではありません。 別紙 【地域連携により実現した駅への出店事例】 (1)東海道本線近江長岡駅(滋賀県米原市)「Cafe Lumiere」 近江長岡地域の移住者と住民の交流会で、「伊吹山の玄関口である近江長岡駅の待合室にカフェがあったら嬉しい」という声があがったことをきっかけに、地域住民らが運営主体となり、「Cafe Lumiere」をオープン。駅利用者や地元の方々が気軽に立ち寄れる憩いの場となっています。 (2)飯田線飯田駅(長野県飯田市)「よっしーのお芋屋さん。飯田駅店」 2022年に神奈川県横浜市から長野県駒ヶ根市に本店を移転した焼き芋屋さんが、飯田駅構内のキヨスク店舗跡地にオープン。こだわりの焼き芋をはじめ芋を使ったスイーツやドリンク、地元の商店から仕入れたおにぎりやパン、和菓子も販売しています。 (3)飯田線駒ヶ根駅(長野県駒ヶ根市)「2nd Mokka」 長年にわたり駒ヶ根市内に店を構え、2023年7月に惜しまれつつも閉店した洋食店が約1年の時を経て駒ヶ根駅に復活オープン。駅舎の空き区画に加えて待合室の一部も活用しました。駒ヶ根駅に入線する列車を窓越しに眺めながら、人気のカレーやスパゲッティを堪能いただけます。 (4)武豊線亀崎駅(愛知県半田市)「亀崎駅おとなり酒場」 亀崎の地で復活した日本酒 “敷嶋”の提供をメインとした立ち飲みイベントを、亀崎駅の空きスペースを活用して期間限定で開催しました。電車の待ち時間や帰宅前での息抜きの一杯などで利用され、イベント開催中は多くの方々で盛況し、にぎわいが生まれました。 |
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